行政書士の求人動向・キャリアについて

毎年11月の第2日曜日に実施される行政書士試験。
行政書士試験に合格して行政書士となる資格を得た方が、なによりも気になるのは「行政書士の求人動向やキャリア」ではないでしょうか。
行政書士の求人は少ないという話をよく聞くけれど、実際はどうなのか?
また、行政書士として働くにはどんな方法があるのか?
この記事ではそのあたりをお伝えするため、行政書士の求人動向と、キャリアプランについてご紹介していきます。

行政書士の求人動向

行政書士の求人は決して多いとは言えないため、悲観してしまっている方もいるかも知れません。しかし、行政書士の求人が少ないというのは、あくまで一般職の求人数と比べたときの話です。

私の主観も入りますが、行政書士の資格保有者に対する求人はそれなりにあると思います。

また、求人サイトや求人情報誌では募集をかけていなくても、人手を欲しがっている事務所はありますので、積極的に行政書士事務所や法律事務所のホームページなどを調べてみましょう。

そもそもなのですが、行政書士の資格取得後にどこかの事務所に就職する人というのは少数派になります。

行政書士の場合には、資格取得後、独立して開業する人が多いのです。

どのパターンを選ぶかは慎重に決めたいところですね。

そこでここから先は、行政書士として働く場合のいくつかのキャリアについてご紹介していきます。

行政書士のキャリア

行政書士の働き方は多様にあります。行政書士として活躍する方法はひとつではありません。
行政書士として働く場合のキャリアは大きく4つにわけられますので、それぞれ紹介していきますね。

その1・開業する

行政書士のキャリア1つめは、開業するパターン。
これは行政書士資格を取得後、自らが代表となり行政書士事務所を開業する方法です。
求人動向の項目でも書きましたが、行政書士の場合、資格取得後すぐに独立・開業する方が多くいます。行政書士の開業に実務経験は必須ではありません。
ただし開業する方法の場合、営業力と人脈が重要になってきます。また、得意分野をもつことも大切です。
集客方法を練る、ライバルの少ない分野を狙うなど、経営戦略を考えた上で開業することをおすすめします。簡単なことではありませんが、このあたりが行政書士として開業する醍醐味とも言えそうです。

その2・副業・兼業する

行政書士のキャリア2つめは、副業・兼業で行政書士をするパターン。
これは行政書士以外の何かの仕事をしながら行政書士業務をする方法です。
土地家屋調査士や司法書士など、行政書士業務に関連する仕事と兼業しているパターン(このような事務所はよく見かけますよね)もあれば、全く関連のない仕事と兼業で行政書士をしているパターンもあります。
なかには土日のみ行政書士として働いている方もいます。
主婦の方が自宅で開業し、家事の合間などに行政書士業務をこなしている副業ケースもありますから、やはり行政書士として働く方法は様々です。

その3・使用人行政書士になる

行政書士のキャリア3つめは、使用人行政書士として働くパターンになります。
使用人行政書士として働くというのは、自分の事務所は持たずに、個人事務所や行政書士法人などに行政書士として就職することです。
使用人行政書士の数はとても少なく、行政書士登録者のうちの1%ほどしかいないと言われています。
行政書士となる資格を持っていても使用人行政書士にはならず、補助者として登録し働いているケースもあります。
使用人行政書士は行政書士であり、補助者は行政書士ではありません。
行政書士となる資格を持っているにも関わらず補助者になる理由は主に費用面にあります。
使用人行政書士か補助者、どちらとして働くかによって行政書士会に支払う費用が変わってくるのです。
他にも、小さな事務所などでは行政書士は大勢必要ないことから、使用人行政書士よりも補助者として働く人のほうが多いのが現状です。

その4・補助者となる

行政書士のキャリア4つめは、補助者として働くパターンです。
前述した使用人行政書士は行政書士資格がないとなれませんが、補助者は行政書士資格がなくてもなれます。

行政書士資格を持っている人が開業に向けた経験を積むため補助者として勤務するケースや、行政書士試験の勉強をしながら補助者をしているケースもあります。