コンサルへ転職したい会計士の転職 戦略系コンサルティングファームに転職する会計士も増えている

コンサルティングファームへの転職に興味のある会計士は多いものの、
各ファームでの仕事の違いや求められるスキルの違いなど気になる点は多いかと思います。

ここ数年は、事業再生、M&A、財務・会計コンサル、財務アドバイザリー、経営戦略等のコンサルファームでの採用が多くなっています。
売り手市場ということもあり、なかなか人材が確保できないことにより、多少経験が劣っていても、確かな財務・会計スキルをお持ちの会計士であればハマる仕事も多く、会計士の採用は多少上向きであったことは間違いありません。

特に戦略系のコンサルティングファームにおいては依然として転職のハードルは高いものの、各社売り手市場ということもあり、転職へのハードルは若干ではありますが下がっておりますので、
コンサルティングファームへの転職を希望されている方には良い市況なのではないかと考えております。

監査法人から財務・会計系コンサルティングファーム(FAS)へ転職する会計士が多い

他の記事でも記載しましたが、監査法人の経験しかない会計士の場合、FASと呼ばれる財務・会計のコンサルティングを行う会社に転職するのが一般的です。特にBig4系のFASが最も一般的な転職先となります。
監査法人で5,6年勤務した会計士で「なんとなくコンサルっぽいことやってみたいんですよね」と言うような方はだいたいこのあたりに落ち着きます。

結局のところ、公認会計士としてのスキルを活かす・伸ばすという方向性で考えると、財務・会計に関連したコンサルティングファームへの転職が一番リスクがすくないと考えられます。
監査法人から転職すると、多くの場合年収が落ちてしまうのですが、年収を落とさず、尚且つこれまでの業務経験が活かせる先となるとFASが最もポピュラーなコンサルっぽい仕事ができる転職先となります。
なお、FASについて詳しく知りたいという方は、以下の記事に記載しておりますので、こちらを読んでください。

公認会計士の転職で人気のFAS業界とは?

2018.04.24

企業再生などのコンサルティングに興味がある方は以下もご参考ください。

会計士の企業再生コンサルティングファームへの転職

2018.10.21

戦略系のコンサルティングファームへと転職する会計士もいる

戦略系のコンサルタントにあこがれる会計士も多いです。
ただ、採用のハードルは高く、売り手市場とはいえ簡単ではありません。

FASをはじめとする各コンサルティングファームでは専門知識を持った人材の需要は大きく、
特に財務・会計のスキルをお持ちの会計士がすぐに活躍できるフィールドも存在しているため、採用需要はあるのですが、
戦略系の場合、専門領域のスキルは活かしにくくなっています。

財務分析に関するスキルは確かに有効なのですが、それらだけでは仕事になりません。高い論理的思考能力とビジネススキルが要求される業務であるため、財務やファイナンスのスキルに関するアピールだけでは足りません。
ビジネスセンスが要求されます。

そのため、監査法人での勤務の経験しかない会計士の場合、このビジネスセンスが大きく欠けているケースが大きく、不採用になるケースは多いでしょう。

ただ、これらの能力は面接で確認される事項なので、書類選考に突破できればチャンスはあると考えられます。

書類選考では、学歴・語学力・職歴が主に確認のポイントになるのですが、
学歴は最低ラインが早慶・旧帝大卒となります。
語学力はファームによるためなんとも言えませんが、ビジネスレベルでの語学力が要求されるケースがほとんどです。

職歴に関しては、大手上場企業やグローバル企業等の大企業を相手に業務をしてきた経験が求められますが、Big4監査法人等での勤務経験があれば、この要件はみたせているのではないかと考えられます。

いずれにせよ、多少足りない部分があったとしても、書類審査で問答無用に落とされるということは少なくなってきているので、チャンスはあると言えます。

書類選考に突破した後では、一般の企業の面接とは異なり、ケース面接が行われることが多く、専用の対策が必要になることから、転職エージェントやヘッドハンターなどから詳細な情報を入手しておくことをおすすめします。

ハードルは確かに高いのですが、チャンスはあるので、この機会にチャレンジしてみても良いでしょう。

コンサルティングファームへと転職したい会計士が活用すべき転職エージェントや転職サービスについて

FASであれば、正直どこの転職エージェントでも問題ありませんし、自己応募でも内定を勝ち取ることはできるでしょう。
ただ、それ以外の戦略系等も考えているという方はそれなりに対策しておく必要がありますので、転職エージェント等のサービスを活用ください。
興味がある、というぐらいの方も一度情報収集のために転職エージェントに相談してみても良いでしょう。
ここでは、一部ですがおすすめの転職サービスを紹介させていただきます。
私自身、会計士の方の戦略コンサルへの転職に関して関与した経験が少ないので、
紹介できる転職サービスが少なくて恐れ入りますが、参考程度にご覧ください。

マイナビ会計士

公認会計士のコンサルティングファームへの転職実績が近年高まっています。
特に20代から30代前半の方の転職実績が豊富で、コンサルにチャレンジしてみたいという方は必ず登録しておくべきでしょう。
Big4FASをはじめとして、会計士としてのスキルを活かしたコンサルティングにチャレンジしたいという方には特におすすめで、監査法人のセカンドキャリアとしてのコンサルへの転職実績は豊富です。
面接対策などにも力を入れているため、まずはこちらの転職エージェントに登録して情報収集をされるのが良いかと思います。
なお、FASのみならず戦略系のコンサル求人も保有しているので、戦略系に興味のある方も情報収集のために登録してみてもよいでしょう。

BIZREACH(ビズリーチ)

戦略コンサルをはじめとして、ハイクラスの求人を多数保有している転職サービスです。
企業や上質なヘッドハンターからスカウトが届く転職サービスとなっています。
戦略系コンサルをはじめとして、ハイクラスの求人に応募したい方は必ず登録しておくべき転職サービスです。
こちらのサービスは無料プランと有料プランがあるのですが、有料プランに登録すると転職希望者(あなた)の方からヘッドハンター等に相談を持ち掛けることができます。
無料プランの場合は、スカウトを待つという、待ちの姿勢での転職活動になります。
普通に登録すると無料での利用になるので、まずは無料登録を行い、スカウトを待つのが良いと思います。
その間に転職エージェント等から情報収集を行い、エージェントとビズリーチを併用して活動するのが良いでしょう。
準備が整い、本格的に活動することになった際に有料プランに移行することで効率よく転職活動が行えるでしょう。
なお、ヘッドハンターの方は多くのハイクラス人材の方と接点を持っており、役に立つ情報をたくさん保持しているため、
かなり勉強になります。
そのため、こちらも登録しておくと将来的に役に立ちますのでおすすめです。
まずは上記の2つのサービスを活用し、不足があれば別のエージェント等の活用も視野に入れてみても良いでしょう。

なお、公認会計士の転職先はコンサルティングファームのみならず、事業会社や会計事務所など幅広いため、
コンサルティングファームに興味はあるけどまだどこに転職するか決められていないという方は以下の記事も参考にしてみてください。

監査法人から転職したい会計士が活躍できるフィールドは?~公認会計士の転職事情~

2018.04.05
公認会計士のキャリアは幅が広く活躍の場は多いです。今は転職マーケットも売り手有利で希望をかなえやすい状況であるため、思い切って自身の目標に向かってチャレンジしてみる良い機会が到来していると言えるでしょう。

転職をご検討中の方へ

転職をお考えの士業の方や管理部門で勤務されている方に向けて、おすすめの転職サイトや転職エージェントに関する情報を紹介しています。 特に士業の方や士業事務所にて勤務されている方の場合、キャリアは独特な方も多いので、転職先の業界や職種ごとに転職エージェントは使い分けた方が良いでしょう。 そうした情報を紹介していますので是非ご覧ください。

資格取得を目指している方へ

公認会計士や税理士、社会保険労務士、司法書士、弁理士などの資格を目指している方、もしくはこれから目指そうとしている方向けに、資格取得に役立つ情報やおすすめの勉強サイト・サービスなどを紹介していますので、是非ご覧ください。