(経験の浅い方向け)会計事務所・税理士法人への転職で気をつけることは?

企業の経理部門等、会計事務所業界以外で働く方が会計事務所や税理士法人への転職を検討するケースは増えています。

ただ会計事務所や税理士法人に転職する際にはいくつか気を付けておきたいポイントがあるので、今回はそんな注意点を解説していきます。

会計事務所・税理士法人の仕事はどんな仕事?

会計事務所や税理士法人は、会社の経理部門や個人経営者など経理業務を委託してくれる人の依頼を受け、経理関係の業務を行うことが主な仕事内容となっています。

そのためサービス業に該当しており、1人のスタッフが複数のクライアントを担当しながら委託された業務を並行して行うことも珍しくありません。

ほかにも経理業務を委託されるだけではなく、依頼された企業や個人経営者の税務顧問として経営相談や節税対策、さらに事業承継に関する相談を請け負ったりアドバイスをすることも会計事務所や税理士法人の重要な仕事です。

このため自社の経営のために業務を行うというよりは、業務委託をしてくれるクライアントをサポートするために業務を行うことが仕事の目的だと言えます。

ちなみに会計事務所と税理士法人はどちらも業務内容としては同じものなのですが、組織上の定義によってどちらの呼び名を使うのかが変わってきます。

税理士法人は税理士法で定められた制度に則って設立されていて、2名以上の税理士を社員とすることが設立の条件です。

それに対して会計事務所はいわゆる俗称で、公認会計事務所や税理士事務所、税務会計事務所をまとめた呼び名となっています。
そのため、2つの呼び名の違いを気にする必要はありません。

会計事務所の繁忙期はいつ?

会計事務所や税理士法人はクライアントの数や専門としている分野によって仕事の忙しさが異なりますし、事業所の組織規模も仕事の忙しさに影響を与えています。

このため一般的には会計事務所や税理士法人はいつでも忙しいというイメージを持たれていますが、実は経理業務の年間スケジュールはある程度決まっているので繁忙期のトレンドはどのような事務所や法人でも共通しているのです。

例えば6月から11月の半ばにかけては経理業務がそこまであるわけではなく、決まった業務もないことから閑散期となっています。

8月には公認会計士や税理士の試験があるものの、すでに資格を取っている人が集まる会計事務所や税理士法人にはあまり影響がないようです。

それ以外の時期については経理業務が密集している傾向があり、特に1月から5月にかけては非常に忙しい時期だと言われています。

例えば1月は住民税の申告業務や法定調書を作成しなければいけませんし、2月には確定申告がありますよね。

さらに4月はクライアントである会社や個人経営者の決算業務、5月にはクライアントの税務申告業務があるなど、非常に過密なスケジュールとなっているのです。

そしてこれらの書類作成のために11月半ばから準備をしなければいけないことから、11月半ばから5月にかけては繁忙期となっています。

会計事務所や税理士法人に転職するならいつが狙い目?

会計事務所や税理士法人に転職するのであれば、ある程度タイミングを見計らった方が採用されやすい傾向があります。

そこでポイントとなるのが、繁忙期と閑散期のどちらを狙って転職活動をするのかという点です。

会計事務所や税理士法人には繁忙期と閑散期があり、それによって掲載される求人の数が異なっています。

例えば繁忙期であれば会計事務所や税理士法人は非常に忙しくなるため、既存の社員だけでは業務をこなしきれなくなる可能性がありますよね。

そのため短期または中期の派遣社員を募集していることが多く、繁忙期をカバーしてくれる人材を求めている傾向があるのです。

このため期間限定で転職したいという人であれば、繁忙期が狙い目だと言えます。

また閑散期は全体的に求人の数が減少している傾向があるのですが、実は10月以降は一気に求人の数が増えるという傾向がみられているのです。

これは8月の税理士試験を終えて合格した人たちを狙った求人と考えられていて、この時期の求人は繁忙期と違って長期派遣など期限を定めない社員の募集が多くなります。

ただ転職に狙い目だと言える時期は10月ではなく、それより少し前の6月~9月ごろだと言われています。

その理由としては求人が少しずつ増えてきている時期であり、受験する側の競争率もそこまで高くないからだとされています。

そのため落ち着いて転職活動をしたい場合は、6月~9月ごろを狙ってみるのもおすすめです。

会計事務所や税理士法人に転職したいならここは避けるべきという時期はいつ!?

会計事務所や税理士法人に転職を検討している場合、繁忙期と閑散期それぞれに転職する狙い目となる時期がありますよね。

ただ狙い目となる時期だけではなく、転職したい場合には避けるべき時期というものもあります。

例えば繁忙期であれば短期または中期の派遣社員を募集する求人は増えるものの、長期の派遣社員などの期間を定めない求人そのものは増えにくい傾向が見受けられるのです。

これは経理業務が忙しいために新人教育をする時間が取れない、その余裕がないためだと考えられるので、長期雇用を目的とした転職を検討している人は避けた方がいい時期だと言えます。

また閑散期は10月ごろから求人の掲載数が増えてくるので狙い目だと思われがちですが、この時期は税理士試験を終えて就職活動を始めている人たちをターゲットにしている事務所や法人が多いです。

そのため応募しても競争率がかなり高く、転職しようとしてもなかなか採用されにくい可能性があります。

結果的に転職活動が難航してしまうケースも考えられることから、避けた方がいい時期だと言えます。

会計事務所や税理士法人の求人に応募する際に気をつけるべきことは?

会計事務所や税理士法人の求人に応募する際にまず気を付けておきたいのは、組織の規模や事務所の特色です。

税理士法人もそうですが、会計事務所は個人で経営しているところから大手監査法人のグループのような規模の大きいところまで多種多様となっています。

このような規模の大きさは就業環境や組織の大きさにも影響を与えているのはもちろん、取り扱う案件の分野やクライアントの規模にも関わってくるのです。

特に案件の分野は専門性の高い仕事ができるかどうかという部分に影響してくるため、事前に確認しておく必要があります。

ほかにも勤務日数や残業時間などの勤務条件に関する情報も、事前に確認しておくことが大切です。

公認会計士の会計事務所・税理士法人への転職は時期を狙って計画的に!

会計事務所や税理士法人への転職はいつでもいいというわけではなく、自分の希望に合った転職ができる時期を狙って計画的に活動をすることが大切です。

また応募する際には組織の規模や事務所の特色によっては働き方や最終的なキャリアプランが異なってくるため、勤務条件なども含めてきちんと情報収集をしてから応募先を検討する必要があります。

これから会計事務所業界を目指すというような方は情報収集にあたって、会計業界に詳しい転職エージェントを利用してみるのも良いかと思いますので、転職をお考えの方はご参考ください。

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