職務経歴書の書き方の基本

職務経歴書の書き方で、お困りではありませんか?
キャリアや実績など、慣れないうちは記入も一苦労ですよね。
それに、誤解や表記ミスで選外になることほど、悲しく悔しいことはありません。
そこで今回は、職務経歴書の書き方の要点をまとめてみましたので、是非ご参考にどうぞ。
各資格ごとの職務経歴書の書き方もまとめていますので、詳細を知りたい方は下記をご覧ください。

これで完璧!?職務経歴書の書き方の基本を伝授!

●全般的に言えること
▼経歴を羅列するだけではダメ。興味を持たれない
▼応募先のニーズを的確に掴む
▼読ませる工夫を。要約・見出し等で適切に

▼文章は短く、体言止め等も活用
ただし自己PR欄や志望動機等は、「です・ます調」で。

▼守秘義務について
社外秘の名称等は、記載しない、または一部伏せる等した方が良いでしょう。

職務経歴書には何を書けばいい?

職務経歴書は、貴方のスペックを書いた「プレゼン資料」です。
以下に記載推奨項目を列記します。

●【必須】タイトル「職務経歴書」
●【必須】日付:記載日を記入。
●【必須】氏名

○【任意】連絡先(住所・電話番号など)
●【必須】職務要約(概要)
職務経歴の概要を、目安としては最大5行位で記載します。

●【必須】職務経歴
・会社概要
企業名、資本金、従業員、売上高、事業内容、従業員数、売上高など、わかる範囲で記載します。

不明な部分があっても、企業名と事業内容だけは、必ず記載しましょう。

・職務に携わった期間(平成○年○月~○年○月など)
・所属部署や役職(異動・昇進歴など)
・具体的な職務内容

・実績(成果):成約件数など
・受賞歴
・取組内容

を記載します。
一つの項目ごとに約3~5行を目安に記載します。
なお、具体的な職務内容については、いつ・誰を対象にして・どんな仕事をしたか、を簡潔にまとめます。

【職種によっては、入れる項目】
●使用ツール
仕事で使っている、特にその業務特有のソフト・ツール等がある場合は、必ず書きましょう。

「職務内容」の項目で、以前の会社での使用ツールを書いた場合も、改めて一箇所にまとめておくと丁寧です。

会計ソフトであれば「○○○会計」などといった具体的なソフト名・ツール名を書きます。

●語学力
TOEIC・TOEFLで○点、ビジネス英会話レベル、外国語表記の仕様書や論文が理解できる、等

職務経歴書の基本的な書式とは?

●逆編年体
過去よりも、直近の経歴をアピールしたい方向けの書式です。
企業の中には、直近の経歴や、直近の退職理由に強い興味を持つ所も少なくないため、有効な書式の1つです。

ただし、時系列順表記ではない為、違和感を覚える採用担当者もいることは留意しておいてください。

●編年体
時系列順に、その時々の業務内容を書いていく形式が編年体式です。
経歴が一目でわかるのがメリットです。

●キャリア式
職務経験を、職務の分野別にまとめて記載する形式が、キャリア式です。

担当業務区分が明確な技術職・スペシャリスト・複数分野の経験を持つ方に向いています。
また、転職回数が多い方にも適した書き方です。

どうすれば見やすい職務経歴書になる?

(1)募集内容に沿った内容にする
(2)読みやすいように整える
(3)採用担当者の目に止まる「キラーワード」を入れる

まとめ

職務経歴書の書き方の基本について、ご理解頂けたでしょうか?

応募先が知りたいであろうこと、自己アピールに役立つことを優先的に、簡潔に伝えるということを念頭に置きましょう。

要点をガッチリつかんで、他の応募者に差をつけた状態で面接に望んでください。
この記事が、貴方の転職成功の一助になれば幸いです。

もっと詳細を知りたいという方は、下記の記事をご覧ください。
記入例も含めた解説をしています。
各資格ごとの職務経歴書の書き方もまとめていますので、詳細を知りたい方は下記をご覧ください。

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樋口 智大株式会社インテグラルベース 代表取締役
公認会計士・税理士・経理などの士業・管理部門の人材紹介を行う株式会社レックスアドバイザーズで勤務し、転職エージェントや会計専門メディアの事業の立ち上げを経験。その後、株式会社インテグラルベース(厚生労働省特定募集情報等提供事業者51-募-000806)を創業。現在は転職・採用・人事に係わるコンサルティングや求人サイトの運営を行っています。 士業JOBでは、これまで培った人脈と10年弱に及ぶ転職や採用に関する業務経験・実績を活かして転職に役立つ情報の配信を行っている他、多数の人材紹介会社とも協業し、最新の情報をブラッシュアップしながら配信を行っています。また、行政書士として事務所を開設しており、自身も士業として活動しております。 執筆者・監修者・編集者情報へ