~公認会計士の転職~監査法人から転職したい会計士が活躍できる転職先は?

公認会計士の転職情報

公認会計士の主な業務の1つは、監査法人に在籍して大手企業などの法人の監査を実施することです。
監査法人で日々の業務をこなすうちに、将来のことも見据えて、監査業務のスキルだけでなく、資格や専門性を活かして新たなキャリアをスタートしたいと希望する場合がかなり多くなっています。

別の記事でも紹介しておりますが、日本公認会計士協会での資料を参考にさせて頂くと、企業内公認会計士は年々増加傾向にあり、会計士全体の10数パーセント以上にもあたるようです。

転職を促すわけではありませんが、せっかく素晴らしい資格とスキルをお持ちなので、監査法人以外のところでも実力を発揮して頂きたいなと日々感じております。

公認会計士が監査法人から転職する場合に活躍することができるおすすめの業界をご紹介します。

目次

監査法人からFAS系(財務・会計)コンサルティングファームへの転職

監査法人の次の転職先として、ポピュラーな転職先の一つがFAS(財務・会計)系のコンサルティングファームです。

監査法人での業務経験がそのまま活かしやすいこともあり、人気の転職先となっています。特にM&Aに係る財務デューデリジェンスやバリュエーションなどの業務においては、比較的スムーズにこなせることがわかっているため、公認会計士の需要はとても大きいです。また、注目を集めているのはフォレンジック(不正調査)の分野となります。Big4系のコンサルティングファームが中心となりますが、不正会計などがメディアを騒がせることも多くなっており、こうした分野に進出し、新たなキャリアを構築している会計士の方も増えています。

FAS系のコンサルティングファームへ転職した際の年収は、監査法人時代からスライドというケースが多いようです。
このあたりは市況により変わってきますので、年収が気になる方は転職エージェントなどに相談してみるのも一つの手です。
FASへの転職に興味のある方は以下の記事も参考にしてみてください。

公認会計士の転職で人気のFAS業界とは?

最近ではフォレンジックに興味のある会計士の方も多いので、フォレンジック部門へと転職をお考えの会計士の方は以下の記事もあります。

フォレンジック(不正調査)に興味のある会計士の転職

その他FAS意外でのコンサルティングファームで再生業務をやってみたいとお考えの方は以下の記事もご参考ください。

会計士の企業再生コンサルティングファームへの転職

FASも含め、具体的にコンサル関連への企業への転職を探し始めているという会計士の方は、会計士のコンサル系の会社の転職実績が豊富なマイナビ会計士に相談してみると良いでしょう。
監査法人からコンサル系へと転職される方の実績はトップクラスで情報も豊富です。

ちなみに、監査法人での勤務経験と事業会社の勤務経験をお持ちで、尚且つ複数の起業経験を持つコンサルタントが運営しているエルキャリも良いかと思います。

また、最近ではAIを活用した転職サービスを利用して転職する会計士の方も増えております。

最速転職HUPROの無料AI転職診断では、膨大なデータとAIを活用してFASを始めとするコンサルティング会社への転職に興味のある公認会計士向けに最適な転職先を提案してもらうことができます。

昨今監査法人でもAIの導入の研究が進められておりますが、転職業界でもAIの活用は進んでおり、こうしたサービスを利用することで、最適な転職先を効率的・効果的に提案してもらうことができるでしょう。

この機会にどのようなコンサルティング会社の求人の提案が得られるのか試してみても良いと思います。

また、コンサルに興味はあるがワークライフバランスが取れなさそうとお悩みの方は以下の求人等がおすすめですのでご参考ください。

【会計コンサル・公認会計士】ワークライフバランス抜群のコンサルティングファームの求人 育児との両立も在宅勤務も可 IPO支援・IFRS・M&A等

監査法人から外資系コンサルティングファームに転職

公認会計士の有資格者が外資系コンサルに転職した場合に要求される業務としては、財務会計についての専門的な知識を直接活用することができる財務系のコンサルティング業務が中心になります。

特に、国際的な会計基準であるIFRSに関する論点など、専門的な知識が必要になるコンサルティングをクライアントに要求されるファームなどでは、高い需要が見込めます。

それ以外にも、難関試験を突破して資格を習得することができた優秀なポテンシャルの人材として、顧客からの様々なニーズに素早く対応できる人材となることも期待されます。

具体的には、財務会計に関する専門的な知識だけでなく、クライアントの事業全体の問題点を洗い出す場合などに、知識と知恵を融合させた戦略的なプランを提案する能力などが求められます。

そうした能力を獲得してファームの優秀なブレーンとして活躍するためには、忙しい仕事の合間や終業後の自宅などで、貪欲に勉強を続けるための向上心や精神力などが必要になってきます。

また、外資系ということもあり、会計に関する知識があることに加えて、英語に親しんでいることも重要なポイントになります。

業務の全ての場面で英語が必須というわけではありませんが、外国法人からの問い合わせ、英語ソースの最新情報の読み込みと理解、英語ベースの社内のITシステムなど、英語で対応しなければならないケースは多くなっています。

外資系コンサルで経験を積むことで将来の豊かなキャリア形成を描く場合は、専門分野以外にも幅広く知識を吸収する積極性と、英語を中心として環境に対応できる語学力が重要になります。

なお、監査法人からコンサルティングファームに転職したいという会計士は多いのですが、
その中でも戦略系に興味のある方も多数いらっしゃいます。
そのような方は以下の記事もご参考ください。

コンサルへ転職したい会計士の転職 会計コンサル?戦略コンサル?転職先は様々

監査法人から事業会社の財務・経理部に転職する会計士が多い

ここ数年、公認会計士の転職先として一番多かったと考えられるのが事業会社の財務・経理部門です。

公認会計士の有資格者が事業会社に転職する場合の求人募集としては、大規模な事業会社などの財務部での業務の人員の募集が多くなっています。
IFRS導入やM&Aなど事業会社内でも公認会計士の活躍の場はたくさんあります。

特に財務部の重要な業務の1つは監査法人への対応です。企業の方針を会計処理という専門技術が必要な場面に反映させた上で、監査法人との折衝や調整を行うことができる人材として重用されます。

監査法人で長年経験を積んできた公認会計士の場合は、専門的な知識を有する専門家としてのスキルだけでなく、酸いも甘いも噛み分けた文字通りの経験者として、即戦力を超えた有望な人材として高い評価を得る下地が整っています。

また、財務部の部長は、多くの企業においていわゆる出世コースの花形ポストになっています。財務部が提案する財務戦略は、企業全体の価値や方向性を決定するほどの影響力があるためです。

財務部には公認会計士の資格を持たない内部からの叩き上げの社員も多く存在しますが、部長として全体をまとめるためには、豊かな現場経験だけでなく、体系的に整理された専門知識を内外で発揮する能力も重要になってきます。

そうしたこともあって、財務部長のポストに就くのは公認会計士の有資格者である場合が多くなっており、企業内でのキャリアを形成する上でも大きなメリットのある資格になっています。

監査法人の会計士から事業会社に転職を希望する場合は、その業界の監査等を担当した経験がある場合には、更に採用されやすくなるという特徴があります。

注意が必要な点としては、事業会社へ転職する場合、監査法人と比べ年収が下がってしまうことです。年収を下げたくない場合は避けた方がよい転職先ということになります。
ただ、年収だけ見るのではなく、福利厚生や労働環境、先のキャリアなども鑑みて判断するのがよいでしょう。

最近は減りましたが、事業会社であればワークライフバランスが取りやすいとか楽しく仕事ができると思い込んで転職に失敗する会計士の方もいました。
事業会社と言っても様々ありますので、転職先企業の情報は十分取得してから転職してください。

ワークライフバランスを考慮した転職という点において、冒頭で記載した最速転職HUPROの無料AI転職診断はとてもおすすめです。
単にキャリアや希望を聞いてマッチングをするだけではなく、企業の残業時間・休日日数・有休消化率等のデータも活用しAIによる解析を行っているため、精度の高い事業会社の経理の求人提案が受けられるのではないかと考えられます。

その他にも事業会社の経理への転職に強いエージェントはいくつかあるのですが、
個人的には公認会計士が事業会社の経理へ転職するケースにおいては、マイナビ会計士エルキャリが情報提供や転職サポートという点においては丁寧でとても好感が持てました。
特に初めて転職されるという会計士の場合は、情報提供や転職活動全般のサポートが手厚いエージェントを活用した方が失敗が少なくて済みますので参考にしていただければと思います。

会計士の事業会社への転職に関するよくある失敗と転職のコツをまとめた記事等も掲載しておりますので興味のある方は以下の記事もご参考ください。

公認会計士の事業会社の経理への転職|転職失敗する人が多い?

監査法人から事業会社の経営企画室に転職

監査実務経験は、事業会社の経営企画の業務でも大いに活かされます。

経営企画の役割は、経営者のパートナーとして経営業務を支えることです。具体的には、自社の経営環境を分析し,経営計画の策定・実行するためのサポートを担います。予算作成時においては、その妥当性の判断において監査で培った業務は活きますし、財務やM&Aなどを含め総合的な知識・経験が必要となります。このような財務・会計に関する総合的な知識・能力が求められるため,公認会計士の必要性は高まっています。

ただし、経営企画という部門は企業ごとに存在意義や業務内容が大きく異なるケースもあるので、転職を検討される際は注意してください。
転職エージェントなどに相談してみるのも良いでしょう。

経営企画部門にて会計士を求める求人はそれなりにあるのですが、会計士じゃなくても良いというものもあります。
よく検討したうえで転職されることをおすすめします。
興味のある方は下記もご覧ください。

会計士の経営企画への転職

監査法人からベンチャー企業のCFOや財務・経理部門の立上げ責任者として転職する会計士が増加

ベンチャー企業への転職を希望する会計士が増えています。
ベンチャー企業に転職するケースとしては、監査法人時代に築いた人脈により誘われて転職するケースやベンチャー企業に飛び込んでみたいと転職エージェント等に相談する会計士の方が増えています。

ベンチャー企業では求められる業務が広範囲に及ぶため、単に財務・会計に関する業務だけをやっていれば良いというものではありませんが、短期間で非常に濃密な業務経験を積むことができるため、大きくレベルアップするにはとても良い環境でしょう。

IPOを中から経験したいということで転職する会計士の方も多いのですが、転職した先のベンチャー企業の業績が悪化し、IPOできないというケースも多々あるため簡単な道ではありません。ただ、その過程で経験した業務は大きな財産となります。

また、上場までこぎつければ収入としても大きなものを得られるので、現在の市況を考えると転職を検討しても良いのではないかと考えられます。

IPO準備中企業でCFOとして転職したいとお考えの方は、独自ルートで各種ベンチャー企業関連案件のあるエルキャリの利用が良いでしょう。

ベンチャー企業への転職に興味のある会計士の方は以下の記事をご参考いただければと思います。

ベンチャー企業のCFOとしてIPOを経験したい公認会計士の転職

ベンチャー企業に転職する公認会計士が増えているのはなぜ?

商社への転職を希望する会計士も

グローバルに活躍したいとお考えの方や得意の語学力を活かして働きたいとお考えの会計士の方の転職が多い傾向にあります。
加えて、年収も比較的高いので、監査法人からの転職で年収を落とさずキャリアチェンジできる貴重な求人の一つでしょう。

商社への転職の場合、商社の経理部門などの管理部門へ行く会計士の方もいらっしゃるのですが、
営業部門に近いところに配属されるケースでは、かなりハードワークとなり、当然ビジネスセンスやマインドも必要となってくることから、
きちんと転職エージェント等から情報収集の上、転職を決断されることをおすすめします。

会計士の商社への転職に関する記事もございますので以下もご参照ください。

公認会計士の商社への転職

監査法人から税理士法人へと転職する会計士も多い

監査法人に勤務する公認会計士の方にありがちなのですが、監査業務にやりがいが感じられなくなってきて、どんどんやる気をなくしてダメになっていく方が多いということです。

確かに人から感謝されることの少ない仕事ですし、そもそもクライアントの顔が見え難いということも原因としてあるでしょう。
加えて、監査業務は慣れてくると単調で飽きも来ます。
そのため、人から感謝される仕事がしたい、もっと顧客の近くで働きたい、という相談をたくさん受けます。
そのうえで、監査で培ったスキルも活かせつつ何か新しいことがやりたいということで、いくつかの候補の中から、税理士法人へと転職される方も一定数います。

税理士法人(Big4以外)を選択される理由として、
税務に興味があるという方も多く、税務もやっていきたいと考えている会計士が意外と多いという点と、
税理士法人の中には、中小企業向けにただの税務サービスのみならず、組織再編やM&Aに関する業務も行っており、こうした面で公認会計士の業務経験を活かしつつ税務や他の事にもチャレンジできるという点、
顧客が中小企業であることが多いので、顧客との距離も近く、しかも業務も部分的なものではなく横断的に全体を一人で行うことになるため、全体が見えやすく、とてもやりがいに感じる方が多いようです。

特に顧客との距離が近く、反応が見えやすいという点はとてもプラスに感じる方が多いようです。

注意点としては、税理士法人であればどこでもそのような業務ができるわけではありませんので、
自身がどのような仕事をしたいのか、どのような部分を不満に思っているのか、公認会計士としてのスキルを活かしたいのか、
など総合的に判断して転職先を選んでください。

税理士法人への転職ということであればエージェントを使った方が間違いないでしょう。
最近では事業会社の管理部門の転職に力を入れているのですが、MS-Japanは実は税理士法人・会計事務所への転職にも詳しいので、会計士が税理士法人へ転職した際のキャリアの積み方等参考になる意見を聞くことができます。
また、ご存知の通り求人数はかなり多いので、税理士法人への転職という点で、タイミングにもよるかもしれませんが求人選びで困ることはそれほどないと思います。

監査法人から監査法人へと転職する会計士も

現在お勤めの監査法人から別の監査法人へと転職されるケースもあります。
転職理由は様々ですが、別の監査法人への転職ということであれば比較的容易です。

ケースとしてそれほど多くはありませんが、Big4監査法人に勤務されている方が、中小の監査法人へと転職されるケースにおいては多少年収は下がるものの、もっと早くにインチャージの経験が積みたいという方や管理職の経験が積みたいという方が転職されることがあります。このような場合は、監査法人でキャリアを積んでいくことを想定しているというよりは、先のキャリアを見据えた転職というケースが多いです。

また、昨今監査法人ではアドバイザリー業務に力を入れているところが多いため、こうした非監査業務を経験するために転職される方もいらっしゃいます。
最近ではコンサル業務に興味のある会計士の方も増えていますが、コンサルティング会社だと非常に忙しく、寝る時間もないという状況を危惧されている方もおり、そうした方の中で監査法人のアドバイザリー部門を選択される方もいらっしゃいます。

コンサルティングファームと比べるとワークライフバランスはとりやすい状況です。
いずれにせよ、監査法人から監査法人への転職であれば比較的転職がしやすい状況です。
アドバイザリー等の非監査業務に興味のある方は今お勤めの監査法人内での異動が叶うのかどうかも視野に入れながら転職活動を行うと良いでしょう。
監査法人のアドバイザリー部門への転職後、どのようなキャリアを積んでいきたいのか、もしくはどのようなキャリアが積めるのか興味がある方は転職エージェント等からも情報収集しておくと良いです。

会計士が監査法人へと転職されるケースにおいては以下もご参考ください。

監査法人のアドバイザリー部門への転職【会計士の監査法人への転職事情】

監査法人へ転職 2020年以降の会計士と監査法人の転職マーケットについて

難易度はかなり高いが監査法人から投資銀行へ転職する会計士も稀にいます

投資銀行では企業の買収や資金調達など、財務関係の業務を多く取り扱うことになるため、会計を専門とする公認会計士の方も多数活躍しています。

他の投資銀行に先駆けての効率的なM&Aなど、専門家としての会計士の知識と経験が必要になる場面においては、 銀行内に公認会計士出身者がいる場合は、スピーディーな対応が可能になります。

外の専門家に確認を取る必要がある場合はどうしても時間がかかるため、例えば業務のクライアントから質問があった場合などに、スムーズな対応ができなくなります。

内部に会計士の資格者がいることで、専門的な知識をすぐに取り出して活用することができるようになります。

顧客の満足度を高めて自分の銀行の価値を上げ、他の投資銀行をリードできるという点で、公認会計士を在籍させることは大きなメリットが生じます。

注意点としては、投資銀行は一般に監査法人に在籍していた時以上の激務になるため、自分の体力と働き方のバランスを考慮することが大切です。

その点をクリアして、公認会計士の有資格者として投資銀行に転職できれば、監査法人以上の非常に高い収入を期待することができます。
ただし、投資銀行への転職は非常に難しく、年齢・学歴・語学力等含め、どうにも変えようのない部分で弾かれることもありますのでご注意ください。

監査法人から転職してワークライフバランスを実現したいと考える会計士も

Big4監査法人をはじめとして、労働環境は昔に比べるとよくなっています。
ただ、それでも夜遅くなるケースは多いため、ワークライフバランスを求めて転職を検討する会計士は少なくありません。

一概にどこに転職したらワークライフバランスがとれると言い切れないのですが、一般的には事業会社の経理等が比較的ワークライフバランスはとりやすいです。
ただ、事業会社の経理の転職に関する事項でも触れましたが、どこに転職するかによって大きく状況は変わりますので、このケースでは転職エージェント等に相談するのが最も転職失敗のリスクが低いのではないかと思われます。

下記の記事で会計士の転職におけるワークライフバランスに関する事項について解説していますので参考にしてみてください。

公認会計士がワークライフバランスを実現させるための転職で知っておきたいこと

営業マインドを身につけて突き抜ける会計士も多い

働くフィールドに限らず、最近活躍している公認会計士の方は営業マインドに優れた方が非常に多くなっています。
伸び悩んでいると感じる公認会計士の方は意外にも多いのですが、そうした方の特徴としては、会計・財務のスキルにばかり気がいっており、マインドの部分に目がいっていない傾向にあります。

監査法人でスタッフとして淡々と監査業務をこなすだけであればそこまで意識しなくても良いとは思いますが、
この先新たなことにチャレンジしたいとお考えの方や監査法人内でも伸びていきたいと思ったときに必要となるのは営業マインドです。

事業会社で総合職として働いていれば当たり前の話なのですが、良い仕事をしてクライアントから感謝されたいのであれば、待ちの姿勢ではいけません。

クライアントが何かしら悩んでおり、その話を聞いて、それをそのままやってあげるだけではなく、
その悩みはどのようにすれば最高の形で解消されるのか、考え、提案していく姿勢は欲しいものです。

あなたにすごいスキルやお考えをお持ちであったとしても、それを聞いてもらい、理解してもらわなければ全く意味がありません。

意外と提案ができない会計士の方は多いようですので、顧客に提案していくというマインドは持っておきたいところです。

公認会計士の転職において年齢はどの程度関係してくるのか?

希望する転職先やキャリアによっては年齢が重要になるケースも多くあります。

例えば、上記で記載した投資銀行への転職を希望するケースにおいては、
年齢は若ければ若いほど良いです。
もちろん経験にもよりますが、監査法人からの転職ということを考えると、20代中盤あたりまでに転職を実現したいところです。

その他、公認会計士でなくても良いポジションへの転職を希望するケースにおいても、一定度監査経験を積んだら早めに転職した方が良いケースもあります。
そのため、思い描くキャリアがもうすでにあるということでしたら、それを実現するためにはどのようなステップを踏めば良いのか、
しっかり情報収集しておくことをおすすめします。

思い描くキャリアがないというケースでは、会計士がどのようなキャリアを歩んでいるのか、若いうちにしっかり情報をキャッチアップしておくことをおすすめします。
頭に情報がインプットされることで、仕事を通じてやりたいことが見えてくることもあります。

監査法人からの転職のタイミングで悩んでいる会計士の方は以下の記事も参考にしてみてください。

会計士の転職のタイミング・時期について考えてみた

また、30代や40代の会計士の方に多いのですが、ライフイベント(結婚や介護)を機に転職をお考えになる方も非常に多いです。
このようなケースではキャリアという視点と家庭という視点の2つで転職先を見ていく必要があるでしょうから、
転職先企業の情報までしっかりとサーチしておきましょう。

30代の公認会計士の転職 家族との時間?夢?高年収?環境の変化による転職が多い年齢

公認会計士が監査法人から転職するにはどうすれば?

上記で記載したとおり、公認会計士が持つ知識やスキルを活かして様々なフィールドで活躍していくことができます。

売り手市場ということもあり、事業会社の財務や経営企画部門、コンサルティングファームへの転職を成功させている方もたくさんいます。また、こうしたキャリアを積んだ後、上場企業や上場準備企業のCFOとして活躍している公認会計士も増加傾向にあります。様々なことにチャレンジしたい公認会計士にとっては非常に良い転職市況と言えるでしょう。

監査法人からの転職の場合、初めて転職するという会計士の方も多いかと思いますが、このケースにおいては転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

まず、そもそも履歴書や職務経歴書の書き方が怪しい方が散見されますので、エージェントを通じて添削してもらうことで不安を払拭することができます。
また、面接が苦手な会計士も多いため、面接対策等も行った方が良いでしょう。

加えて、最初の転職時には公認会計士の転職事情に明るい転職エージェントをご利用になることで、会計士としてどのようなキャリアパス・可能性があるのか、客観的な転職事例を交えて情報をもらうことができます。

公認会計士の場合、一般の人とは少しキャリアの積み方も異なってくるケースもあるため、多くの転職事例や事情を知っている方に相談した方が失敗するリスクは少なくなります。

転職エージェントではなく、先に転職を経験している先輩の話を聞いてみるのも良いかもしれません。

公認会計士の転職におすすめの転職サイト

エルキャリ
公認会計士の転職ならエルキャリ

監査法人勤務・事業会社勤務・起業経験があり、監査法人から外に出た場合のキャリアについてはしっかり良く考えてくれるのでおすすめです。

特に監査法人勤務の方がベンチャー企業に興味があるということで転職相談される方も増えているのですが、スキルだけでなくマインド面も重要だったり、経営者との相性やIPOできそうかどうかというところの見極めも重要です。

事業会社の経営企画や財務・経理等への転職に興味のある方も企業により求められるスキルやマインドは変わってきますので相談しておくと良いでしょう。

そうした監査法人や会計業界ではないところへの転職に興味のあるケースでは特に良いかと思いますので相談してみてください。

ちなみに、もちろんコンサルを含む会計業界での転職をお考えのケースでもおすすめです。

マイナビ会計士

母体が大手人材紹介会社ということもあり、求人の量・質ともに高いものがそろっています。

特に最近ではコンサルティングファームや事業会社への転職を成功させる会計士の方がとても多く、監査法人や会計事務所から飛び出して新しいフィールドへと転職したい方の転職実績が豊富なので、監査法人からの転職をお考えの会計士の方にピッタリな転職エージェントです。

転職に役立つ情報もたくさん保持しており、キャリアパスに関する情報や応募書類の書き方、面接で聞かれるポイント、面接官の特徴まで丁寧に解説してくれるため、はじめての転職でも安心です。
監査法人から別の業界へ転職することも視野に入れているのであれば必ず利用したい転職エージェントです。

最速転職HUPRO(ヒュープロ)

大学との共同研究による独自開発の「AI」を用いた転職診断が行えます。

10,000件以上のデータに基づいた解析を行っており、
有給消化率や残業時間、休日日数等のデータも踏まえているので、
「キャリア志向」の方だけでなく「ワークライフバランスを保ちつつもキャリアアップ」を目指したい方や「結婚や出産等のライフイベントを機に働く環境を見直したい会計士」の方にもおすすめです。

公認会計士の転職先で人気である事業会社の経理・財務の求人やコンサルティングファームの求人保有数もかなり多く、公認会計士が活躍できる転職先を幅広くカバーしているため、豊富な選択肢の中からあなたにマッチした最適な求人がスピーディーに見つかるでしょう。

AIによる転職診断だけではなく、
多くの公認会計士の転職支援実績のある専門のエージェントにLINEやメール、電話で24時間相談ができるので、転職相談を重視したい方にもおすすめです。

たった5分のAI転職診断であなたにぴったりの転職先を見つけることができるので、この機会にAIによる転職診断を試してみてはいかがでしょうか。

MS-Japan

監査法人やコンサルティングファーム、税理士法人への転職はもちろんのこと、
事業会社に転職したい公認会計士には特におすすめの転職エージェントです。
求人数が豊富でいろいろ見比べながら転職先を検討することができます。
監査法人からの転職実績も豊富で、転職した方がどのようなキャリアを歩んでいるか事例も豊富です。
事業会社や税理士法人への転職に興味のある公認会計士の方にはおすすめです。
ジャスネットキャリア

公認会計士の方が創業したということもあり、会計士の転職に強いエージェントです。一人ひとりのキャリアステージに合った最適なキャリアプランの提案が受けられるのが特徴です。監査法人でのキャリアに悩む会計士の転職相談実績も豊富で、信頼のおける転職エージェントの一つです。面接対策や書類の書き方等に関する指導はもちろんのこと資格者向けの実務に関するお役立ちセミナーなど様々な取り組みを行っており、転職ありきではなく、キャリア全体を俯瞰したサポートが受けられます。
転職相談を重視したいという方には一番おすすめできる転職エージェントです。

また、アカウンタンツマガジンという冊子を登録者向けに発行していますが、ここでは、企業のCFOとして活躍する会計士のキャリア感や会計業界で活躍する会計士に焦点を当てた記事を読むことができるのでとても参考になります。
監査法人からの転職を考えている公認会計士の方にはとても参考になると思います。
アカウンタンツマガジンは今後のキャリアを考えるうえでもとても参考になるので、これのためだけに登録する公認会計士もいるくらいとても参考になる冊子なので、これだけでも登録する価値はあります。

BIZREACH(ビズリーチ)

ハイクラス案件が多い転職サイトです。高年収を狙いたい方は登録しておきましょう。
財務・会計系のコンサルティングファームの求人案件や戦略系コンサルティングファームの求人、事業会社の経営企画などのハイクラス案件が多数あります。
上質なヘッドハンターや企業からスカウトが届きますので、ハイクラスの転職を狙うのであれば、登録しておいて損はないでしょう。転職エージェントではありませんが、スカウトしてくるヘッドハンターから情報収集すると面白い情報が聞けます。
彼らは多くのハイスペックな方々とコネクションを持っていることもあり、相談をすることでこれまでとは違った新たな気づきを得られることもあります。

また、公認会計士の方が転職サイトに登録する理由の一つに、自身の市場価値を知りたいというものがあります。
こちらのスカウト型のヘッドハンティングサービスに登録することで、
どのような企業からスカウトが届くのか?
ヘッドハンターからはどのような提案があるのか?
あなたの会計士としての市場価値を知る意味でも役に立つ転職サービスとなっています。
ただし、年収が一定数(750万円程度)ないと、良い紹介を受けられないケースもあるようなので、
監査法人での勤務経験が一定数ある方が登録するのが望ましいでしょう。

年収が気になる公認会計士の転職について

監査法人からの転職の場合、多くのケースで年収が下がるのが一般的であることはご存知のことと思います。
特に事業会社への転職というケースでは賃金体系がルールでしっかり決められているので、公認会計士だからと言ってとびぬけて高い給与が支払われるというわけではないのです。
そのため、転職に際して年収が気になるというケースにおいては、事前に業界によってどの程度年収が貰えるのか把握しておくことをおすすめします。
下記の記事で会計士の転職先ごとの年収をザックリ記載しておりますので、ご参考ください。

公認会計士の年収を転職先ごとにチェック

細かく知りたいという方は、転職エージェントに登録して情報収集を行うようにしてください。

公認会計士の転職に役立つ記事

会計士の転職に役立つサイトや転職エージェントに関してもっと詳しく知りたいという方は以下の記事もご覧ください。

ここ数年、会計士向けの転職サービスが増えております。
これまで会計士と言えば会計業界で活躍するのが一般的だったのですが、会計業界以外で活躍する会計士が増えてきたこともあり、会計士を求める企業や団体は増えています。
監査法人からの転職という点では、一般的な会計士の転職に強いサービスのみならず、その他の転職サービス等も併用して活用することで思いがけない出会いが生まれることもあります。
興味のある会計士の方はチェックしてみましょう。

公認会計士におすすめの転職エージェント 転職先ごとに転職エージェントを使い分けよう

会計士の転職活動で役立つサイト一覧【会計士の転職サイト】

公認会計士の転職記事一覧へ

会計士として自身の転職市場における価値を知りたい

監査法人での勤務経験しかない会計士の場合、客観的に自身のスキルや能力について判断する場がないこともあり、
ご自身の市場価値を気にされるケースも多いです。
こういうケースでも転職エージェントを活用することで、ある程度意見をくれるものですが、それ以外の方法でも判断できるような方法はありますので、今後市場価値について悩まれている方向けの情報も厚くしていこうと考えています。

自身の市場価値を確かめたい【公認会計士の転職事情】

監査法人からいきなり独立しても大丈夫か?転職を挟んで独立するべきか?

監査法人勤務を数年経験したのち、いきなり独立される会計士の方も最近増えているように感じます。
監査法人だけの経験で独立しても基本的にはなんとかなるケースは多いです。

ただ、注意していただきたいのが、仕事が取れるかどうかというところにあります。

どのようなサービスを提供するかは人によりますが、会計コンサルや税務などの案件を取るのは近年少しずつ難しくなってきています。
特にコロナウイルス問題が出て以降はより難しくなっています。
これまではIPOを目指すベンチャーが積極的にフリーランスや独立会計士の方へ仕事を依頼するケースも多かったのですが、コロナ以降元気のないベンチャーが増えた(IPO見送り、延期等)ことから案件は減少傾向です。

よく独立したものの案件が取れず監査法人のバイトで食いつないでいる方や別の会計コンサルの下請けのような形で案件をもらって仕事をしている方もいますが、基本的に営業スキルや人脈がないと企業直の案件は取れませんので、ご経験や会計税務スキルももちろん大事なのですが、案件が取れるかどうか、人脈はきちんとあるかどうかしっかり振り返ってから独立された方が良いでしょう。

会計士の方の場合、営業力が極端に低いというケースも多いためご注意ください。

また、最近はフリーランス専門の紹介サービスを行っている企業もありますが、基本的に監査法人の経験しかない方にはあまり良い求人案件を紹介してくれないケースも多いです。

企業側もフリーランスに求めるのはプロフェッショナルとしての知見を借りたいといったケースが多いので、多くの実績を残している方に案件が集まりやすい傾向にあります。
監査経験は確かに貴重で有用であり、監査法人経験だけで独立して活躍している方も多くいらっしゃいます。
しかし、あなた自身がそうなれるとは限りませんので、まずは具体的にあなたに仕事を頼みたいという方が周りにいるのかどうか確認しておくことをおすすめします。

なお、どこかしらのコンサルの下請けのような形で良いということであれば、案件自体はそれなりにあるので食っていくことはできるかと思います。
ただ、キャリアと言う点では評価されにくいものになりますので、一時的なものにして、自身で案件を獲得していけるような仕組みづくりはしていく必要があるでしょう。

一般論にはなりますが、基本的に独立をお考えであればコンサルティングファームや事業会社での経験を積んで、スキル・人脈ともに築いた上で独立されるのが良いでしょう。

会計士の監査法人からの転職事例とキャリアについて

ここからは、監査法人から転職した際の実際の転職事例を会計士向けの転職支援を行うコンサルタントとともに見ていきたいと思います。

監査法人からの転職事例の監修者
監修者:武石大介(公認会計士試験合格者)

エルキャリ合同会社 代表社員
株式会社エクスペース 代表取締役

新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)退所後、ウェディング関連サービスの開発や転職・採用支援事業を手掛ける。
会計・監査で培ったスキルを活かして様々な事業を展開。

公認会計士のベンチャー企業への転職やコンサルティング会社、ファンド、事業会社等への転職支援も行っており、起業まで含めた幅広い経験・キャリアを活かした転職相談を行っている。

■公認会計士・税理士の転職エージェントサービス「エルキャリ」
https://el-career.com/cpa/

武石
こんにちは。大手監査法人や事業会社での勤務経験を経て今は自分で会社を経営している武石です。
ここからは、公認会計士の転職事例を見ながら、転職先やキャリアパスの一例を見ていきたいと思います。

公認会計士の転職事例と転職後のキャリアパス

武石
公認会計士の転職先やキャリアについて、監査法人から転職した事例を交えて見ていきましょう。

ここで紹介させていただく転職事例は、私の周りの友人を含め、過去に転職相談をしたことのある具体例となりますので、是非ご参考いただければと思います!
※特定を避けるために、一部脚色している部分もありますがご了承ください。

監査法人から会計系のコンサルファームへ転職しその後ベンチャー企業へと転職した公認会計士の転職事例

監査法人に勤務する20代後半の公認会計士の方が、ベンチャー企業のCFOへの転職を希望し、転職相談することになりました。

ポテンシャルは十分な方でしたがベンチャーのCFOとして活躍するにあたり足りない要素も多かったため、まずはコンサルティング会社への転職し、スキルアップをしてからベンチャー企業への転職をしてはどうかと提案しました。

監査法人でショートレビュー業務を経験していたものの、ベンチャー企業の多くでは単に会計・財務・資金調達などの財務に関する業務を行っていれば良いという環境であるわけでなく、管理部門全体の整備や事業を拡大させていくためのビジネスマインドも求められる傾向もあり、そうした部分の経験値の少なさがネックとなり不採用が続いていました。

当初の希望とは異なる提案をしたため、少しとまどっておりましたが、私に相談する前に別の転職エージェント経由でベンチャー企業の求人に応募し、不採用が続いていた経緯もあったことから、経験不足を認識されていたこともあり、コンサルティング会社へ求人応募してみることに納得していただくことができました。

監査法人での業務経験が十分に評価されたという点と売り手市場が続いていることもあり、コンサルティング会社への転職そのものはそれほど苦戦することなく採用に至りました。

その後、コンサルティング会社で3年間業務経験を積んだ後、晴れてベンチャー企業のCFOとしての転職を実現することとなりました。

転職の経緯と転職までの流れ
  • 監査法人からベンチャーCFOへの転職を希望
  • 経験不足によりベンチャーCFO案件は不採用が続く
  • 不足を補うため会計系のコンサルティング会社へ転職しIPO関連部門にて3年間勤務
  • IPO、FA業務、コンサルティングのスキルを身につけ念願のベンチャーCFOとしての転職を実現
武石
一見すると遠回りしているように見えるかもしれません。
しかし、先のキャリアも考えるとコンサルティングファームで多くの企業のIPO支援実務やベンチャーのビジネスモデルを見ておくことで、知識・スキルの幅が広がり、結果的に自身が企業の内部からIPOを実現させる際にも大きく役立ちます。
そこに納得し、まずはコンサルティングファームへ転職することを決めて頂けました。
コンサルティングファームでの仕事はとても大変だったようですが、そこでの経験は大きく活きており、ベンチャー企業への転職も成功させ、現在の仕事の大きな基礎となっているとのことです。

やりたいことがあるのであれば、それを実現するためには何が必要かを考え、少し回り道をしてでも地道にキャリアを構築していくことを考えてみるのも重要です。

転職のポイント

今回のケースにおいては、企業の中から自分のスキルや知識を活かして大きく成長させていくことに貢献したいというお考えも持っていたこともあり、それを考えるとコンサルティング会社での経験は将来大きく活きるであろうと思いました。
ご本人様もそのように感じたことから、修行する意味も込めて、まずはコンサルティング会社で勤務することを決めて頂けました。

武石
将来どのような公認会計士になりたいのか、それにより転職先やキャリアパスは大きく変わってきます。急がば回れではありませんが、目的を達成するためにステップを踏んだ転職も考えてみてはいかがでしょうか。着実に経験を積んでいくことが一番の近道だったりするものです。

監査法人から中小規模のコンサルティング会社へ転職した公認会計士の事例

監査法人に勤務するに20代中盤の公認会計士の方が、コンサルへの興味があり、転職相談することになりました。
コンサルへ興味を持ったきっかけとして、ある監査現場でのクライアントでの出来事を話してくれました。

監査法人での業務を通じてコンサルへの転職に興味を持ったきっかけ

売掛債権関連の科目を担当していたそうなのですが、前期末比較である事業売り上げに著しい変動があったことから、クライアントの経理の方に質問したところ、前期末比較で売上が減少したためとの回答を受けたそうです。

本人としては、なぜ売上減少したのかさらに詳しく確認したかったそうですが、チームのマネージャーから、気持ちはわかるけど時間ないし他の科目もあるから、監査調書には売上減少のためと記載しておけばいい、それ以上の確認は不要と言われ、少し、もやっとした気持ちを抱えながらも担当科目を終わらせたとのことでした。

監査は嫌いではなく、また監査法人の研修制度や繁忙期以外はワークライフバランスがとれていることは良かったと感じていたものの、上記の出来事をきっかけに、クライアントの財務状況や経営成績を分析し、改善提案をしたいと想いが強くなり、特に中小企業へのコンサルティングを行う中堅コンサル会社に興味を持ったとのことでした。

転職に至るまで

中小企業に対するコンサルティング業務を希望していたため、中小規模のクライアントを多く抱えるコンサルティングファームを中心に考えていくことになりました。

武石
どのような業種のクライアントを多く抱えているのか、クライアントの規模はどのくらいなのか、各業種・規模により求められていることが変わってきます。転職先選定にあたっては、どのようなクライアントを持っているコンサルなのか確認しましょう

また、クライアントに対してコミュニケーションを取りながら経営アドバイスを行っていけるようになりたいとのことでしたので、事業再生系のコンサルティング業務を中心に行っているファームを中心に転職先を検討していくこととなりました。

再生系のコンサル業務ですと経営者と密にコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくことになることが多いため、やりがいを感じたようです。

武石
コンサルといっても様々な分野があります。
事業再生、M&A、IPO等どのような分野をやっていきたいのか、それにより選ぶべき転職先も変わってくるでしょう。
転職にあたっては、まだ20代中盤と年齢もお若かったので、監査業務の経験しかなくても転職すること自体に大きな弊害は特にありませんでした。

一昔前はスキルや経験がないとなかなか転職が難しかったのですが、ここ数年は人手不足が続いていることもあり、監査法人の経験しかない20代や30代前半までの公認会計士の採用も増えており、経験が浅かったとしてもポテンシャルが評価されて採用に至るケースは多くなっています。

公認会計士が中堅コンサルへ転職する際は注意も必要

大手と中堅コンサルの仕事の違いを把握しておくことは重要です。

大手のコンサルティングファームの場合、大手監査法人の時同様部門が細かく分かれており、業務が細分化されていることから、1つの分野に特化した業務が多くなります。
良く言うと、仕事のノウハウや業務の流れが確立されているため、特定の分野のスキル向上が見込みやすく、仕事に慣れるという点ではよいかも知れません。

ただ、提案業務そのものや全体を見通した業務というのは経験し難いため、公認会計士の転職理由でよくある、クライアントの顔が見えて全体に関われる仕事がしたい、というケースにおいては不向きなことも多いです。

一方で中堅のコンサルティングファームの場合、中小企業をクライアントとして抱えているケースも多いので、案件規模も大手のコンサルに比べると小さいことから一人で幅広く業務を対応する必要があり、業務範囲が広くなります。

そのためクライアントと直接コミュニケーションを取りながら仕事を進めていく経験も得られやすいでしょう。

様々なことが経験でき、公認会計士としての武器も増えるので一見良さそうに見えるかもしれません。

ですが、様々なことに関われるということは、それだけカバー範囲も広く大変です。
また、一つ一つの業務の習熟度という点においては、一つの分野に特化して業務を行っている人に比べると遅れる可能性はあります。

中小のコンサルだと、業務範囲は多岐にわたるものの領域は特定の場合もあります。どの領域でどんな業務をやりたいかを踏まえたうえで、上記で記載した通り、クライアントの業種やコンサル領域をしっかり確認するようにしましょう。

武石
大手と中小で経験できる業務範囲や身につくスキルが異なります。
よく大手のFAS系コンサルに転職したものの理想と違った、、、という悩み相談を受けることも多いです。
公認会計士として、コンサルとして、どのようにステップアップしていきたいのかお考えの上転職先を考えていくようにしましょう。よくお話を伺った上でどのようなコンサルティング会社が希望に合うのか、しっかり相談しながら一緒に考えましょう。

将来独立や起業も視野に入れているケースでは、中小規模のコンサルで業務経験を積んでおくと良いケースも多いです。

監査法人から事業会社の経営企画へ転職した公認会計士の転職事例

監査法人に勤務する20代後半のシニアの方が、事業会社への転職を希望し、転職相談することになりました。

企業の中で数字を作る仕事がやりたい、モノづくりに憧れを抱いての転職

大学卒業後、大手監査法人に入って5年ほど経ち、シニアやインチャージとして複数の上場企業の監査を経験し、監査のやりがいは感じていました。

しかしご本人のキャリア志向として監査法人でずっと働くのではなく、事業会社の財務経理として、資金計画や財務諸表作成に携わりたいという希望を持っていらっしゃいました。
 
詳しくご自身の経歴を聞かせていただいたところ、高校時代にはモノづくりに憧れを抱いていたものの、理系ではなく工学部への進学が難しかったことから、経済学部に進学し公認会計士を目指したということがわかりました。
 
そこで、事業会社の中でもグローバルに事業を展開する某製造メーカーの経営企画を提案しました。

製造メーカーへの転職を勧めた理由
  • 製造メーカーということで、学生時代からの憧れのモノづくりに携わることができること
  • 英語が好きで、監査法人入所後も英語の勉強を続け、法人研修や海外研修などにも積極的に手を挙げて参加し、監査法人にてリファーラル業務も行っており英語に対して全く抵抗がなく、むしろ海外子会社とのやり取りも機会があれば携わりたいとご本人が考えていたこと。
  • 経営企画として資金計画や経営層に対する財務資料の作成などを行うことができること。

といった理由が挙げられます。

ご本人にも非常に魅力を感じてもらい、その日のうちから会社ホームページや財務諸表、IR資料などの読込をされ、面接もスムーズに進み無事に内定を得ることができました。

会社からも、会計も英語もできる貴重な人材であるとの評価を得、入社後半年ほど経ってからお話しをする機会がありましたが、早くも海外子会社出張なども経験し、忙しい日々ながら充実した生活を過ごしているとのことでした。

武石
監査を通して様々な会社の財務諸表や内部統制を見てきた経験は、監査法人内にいると当たり前のように感じますが、外部から見ると貴重な経験であり、事業会社に入ってから、その知見を役立てることが可能です。

事業会社といっても、事業会社ごとに公認会計士に求められるフィールドは異なります。

公認会計士としてプロフェッショナルファームで働くという考えももちろんありますが、近年は組織内会計士の活躍も広がっているとおり、事業会社で活躍している公認会計士も増えてきています。

事業会社だからNGとするのではなく、業務内容にもフォーカスして検討されてみるのもお勧めいたします。

公認会計士が転職して活躍できるフィールドは幅広い。失敗を恐れずチャレンジしてみましょう!

公認会計士の活躍の場は広く、本記事で紹介した転職先以外にも様々なところへ転職し、キャリアアップしていくことが可能です。

また、転職という選択肢以外にも起業やボランティア(プロボノ)など、チャレンジできることはたくさんあります。

転職に限らず、何かに挑戦しようと思っている公認会計士の方は是非行動に移してほしいと思います!

武石
公認会計士のキャリアは幅広く、それ故迷ってしまう、悩んでしまうという方も少なくありません。
迷い、悩むことももちろん重要ですが、行動してやってみないとわからないこともあります。
転職する、しないは別にして転職活動をやってみることでわかることもありますし、何か別のイベントや企画に参加してやってみるというものでも良いかと思います。
何かやってみることで道が開けることもあるでしょう!

※公認会計士の転職について解説した記事や当社について記載した記事もありますので興味のある方は下記もご覧ください。

会計士の武石

【会計士の転職】失敗ばかりで悩み続けた経験を活かした公認会計士の転職支援

公認会計士武石

公認会計士の転職を監査法人・事業会社勤務、起業の経験者が解説!

監査法人からの転職を考えている会計士の転職事情のまとめ

近年はAIの台頭により公認会計士をはじめとする士業の仕事が奪われるのではないかと心配される方が多くなっています。
確かに監査のオペレーション業務しかできないような会計士は仕事が無くなってしまう可能性は否定できません。

しかし、監査業務を通じて培った財務・会計に関する確かな知識とスキルは無駄にはなりません。
こうした公認会計士が持っているスキルを求めている企業は多いのです。

公認会計士としてのスキルを活かして、より高みを目指したキャリアアップ転職を目指して動いてみてはいかがでしょうか。

公認会計士としての全般的なキャリア等をご覧になりたい方は以下の記事をご参照ください。

公認会計士の転職先とキャリアについて



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