経理・財務におすすめの転職サイト・エージェントや経理職の転職市況について解説していきたいと思います。
2023年2月となり、これから経理職は繁忙期がしばらく続くので、なかなか転職活動をする時間が取れないという方が多いかと思いますが、その一方で経理の転職マーケットは売り手有利な状況が続いており、経理を始めとする管理部門人材の求人依頼も多いことから、キャリアアップなど転職を考える経理パーソンにとっては比較的良い状況が続いていると考えられます。
ただ、転職市況が良いとはいえ経理は専門職としての一面も持っているので、理想のキャリア・働き方を実現していくためには経理に精通した転職エージェントを利用しないと適切な情報が得られずミスマッチが起こる可能性も高いので、あなたの置かれた状況や希望によっては注意した方が良いと言えるでしょう。
表面上の情報だけでなく、当該企業内部で具体的にどういった業務経験ができ、どういった仕事の進め方をしているのか、また、各種制度や労働環境状況、上司に当たる方の情報なども含めて総合的に情報取得をすることでミスマッチによる転職失敗リスクを下げることができます。
また、経験が浅い経理パーソンにおいては、経理職に精通している転職エージェントを利用することで、転職後のキャリアパスやキャリア事例等も知ることができ、多角的なアドバイスをもらえます。
経理職は転職で失敗している例も意外と多くありますが、事前の情報収集で防げる失敗も多くあるように感じます。
そのため、経理の求人の特性とキャリアの特性を考えると転職エージェントの利用は必須であり、またその利用は重要であると言えます。
ここでは、経理や会計専門転職エージェント企業勤務経験者が経理におすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介しつつ、転職に失敗しないためのコツも紹介します。
経理の転職エージェント | エージェントの特徴 |
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管理部門特化型エージェントとしての経理転職支援実績の豊富さと会計系士業の転職支援の強みから、通常のエージェントには無い領域まで含めた経理転職支援・キャリア相談ができるところに魅力がある。 |
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リクルートエージェント | 経理の求人数がトップクラスであり、転職にあたっては必ず登録しておきたエージェントという位置づけです。転職実績No1ということもあり、過去の面接事例なども多くもっているので、面接前情報などは他のエージェントと比べても濃い傾向にあり情報源として良い。 |
JACリクルートメント | 利用者の満足度が高く、担当コンサルタントの質が高いのが特徴。ハイクラスの経理案件も多く保有しており、日系大手から外資までレベルの高い転職が実現可能。ただし求職者側にも一定のレベル感が求められる。 |
ジャスネット | 転職相談を重要視したい経理の方にマッチするエージェントで、キャリアに悩む経理の方の転職面談の質の高さに定評がある。 |
SYNCA | ベンチャー経理に興味のある経理が利用する転職サービス。転職相談等には向かないがIPO準備なども含めたベンチャー求人をサーチする上では非常に有用。 |
マイナビエージェント | 転職サポートに定評があるため、書類の書き方や面接に関する一般的なアドバイスなど転職活動全般のサポートを期待する経理の方の利用に合う総合型大手のエージェント。 |
最速転職HUPRO | データ・テクノロジーを活用した独自のマッチングシステムを持つ会計・経理職向けの転職エージェントサービス。どちらかといえば会計業界の転職に強みがあるが、ベンチャーから大手まで含めて経理の求人も非常に豊富であり、実績が高くなってきているのが特徴。 |
パソナキャリア | 年収UP転職に定評があり、企業側との条件交渉などを苦手とするケースでの利用に適している。保有する経理求人も大手から中小まで幅広い。 |
doda | 総合型の転職エージェントで求人の量・サポートの質などのバランスが取れているエージェント。良くも悪くも特徴が無い。 |
目次
- 1 経理の転職エージェント選び基準
- 2 経理におすすめの転職サイト・転職エージェント
- 2.1 MS-Japan(MS Agent):経理を始めとする管理部門転職支援実績トップクラスのエージェント
- 2.2 リクルートエージェント:たくさんの求人の中から転職先を決定していきたい経理におすすめのエージェント
- 2.3 AIとデータを活用してスピーディーに転職したい経理向けの転職サイト「最速転職HUPRO」
- 2.4 SYNCA:ベンチャー企業に興味のある経理向けの転職サイト
- 2.5 JACリクルートメント:日経大手・外資・グローバル企業に転職したい経理におすすめのエージェント
- 2.6 転職相談を重視したい経理におすすめの転職エージェントのジャスネットキャリア
- 2.7 第二新卒などで経理未経験から転職したいならマイナビエージェント
- 2.8 doda:経理の求人数と転職サポートのバランスが良いエージェント
- 2.9 パソナキャリア:経理などの年収UP転職実績が高いエージェント
- 2.10 エルキャリ
- 2.11 経理・財務のハイクラスポジションへと転職したい場合はビズリーチかJACリクルートメント
- 3 どこの転職サイト・転職エージェントに登録すべきか迷ったら
- 4 転職エージェントはあなたの希望・要望・悩みにより使い分ける必要がある
- 5 経理の転職エージェントランキングは当てになるのか?
- 6 公認会計士が経理職に転職することを考えるケースについて
- 7 転職エージェント利用の流れ(経理の場合)
- 8 経理の転職市場状況について
- 9 経理が転職するのに良い時期
- 10 経理の転職の失敗パターンは3つ!転職エージェントを利用しつつもご自身で意識することで転職失敗は避けることができる
- 11 経理の転職で失敗しないためのポイントは3つ!
- 12 経理未経験者や第二新卒の方が転職するためのポイント
- 13 会計事務所からの経理への転職も有効
- 14 経理の転職活動:エージェントだけに頼らず自身でも情報取得を行うことが失敗回避のカギ
- 15 経理が転職で希望を叶えたりならやっぱりエージェント利用がおすすめ
- 16 経理が転職する上で役立つ資格やスキルは?
- 17 良い経理の転職エージェントを見極めるためのポイント
- 18 経理として転職・就業する方の学歴や志向性などについて
- 19 経理職が転職エージェントを利用した際の評判や声
- 20 経理転職Q&A(よくある質問)
- 21 経理の転職エージェント情報まとめ
経理の転職エージェント選び基準
経理の方が転職するにあたりどこの転職エージェントを利用するべきかはあなたの状況・希望・悩みにより異なるため一概に言えません。
ここでは、過去に転職エージェント企業にて勤務した経験を活かしながら、どういった転職エージェントがあなたに合うのか、その基準や傾向、ヒントとなるものを提示し、おすすめとなるものをご案内していきます。
なお、前提として、企業内部の情報については各エージェントごとに自社が懇意にしている企業が異なるので、エージェント間で情報の密度に差が出ます。
ある程度仕方がない部分もあるので、2,3社登録しておくことで、情報が埋められるケースも多いので、可能であれば複数登録しておきましょう。情報取得という点では応募する企業ごとに利用するエージェントを変えるのも有効です。
経理におすすめの転職サイト・転職エージェント

MS-Japan(MS Agent):経理を始めとする管理部門転職支援実績トップクラスのエージェント

MS-Japanの特徴
企業の管理部門(経理・財務等)への転職と会計業界への転職に強い転職エージェントです。
過去の実績の高さから、経理を始めとする管理部門への転職をお考えであれば、間違いなく活用した方が良い転職サイトです。
企業の管理部門への転職支援という点では、トップクラスの実績を誇っており、20代若手の経理パーソンから30代、40代の中堅・ベテラン経理管理職や財務・経理・会計プロフェッショナルとしてレベルの高い人材の転職まで幅広く対応しています。
その他、経理経験者の転職の場合、稀に経理から会計事務所等の会計業界への転職を検討される方もいらっしゃいますが、そのような場合、企業の経理と会計事務所業界の双方に詳しいこちらの転職エージェントの活用が良いでしょう。
また、当然ですが、書類の書き方から面接対策まで対応していただけるので、面接などに不安がある方も安心です。
担当してくれるエージェントさんは企業人事経験者の方もいるので、どういった点に転職で気を付けるべきかなどのアドバイスがもらえるケースも多くあり、役立ちます。
ただ、規模の大きな会社なので、担当者によってはそこまでレベルが高くない人も在籍されているので、そういった意味では担当者次第なところもありますが、MS-japanの転職サービスを利用した方のアンケート調査において「次回転職の際にはMSを利用したい」と回答した方が90%(※1)という実績もあり、1割の方は満足しなかったとも考えられますが、9割の方は満足できていると予想されますので、平均的にはレベルの高いエージェント担当者が多いものと考えられ、おすすめできると言えるでしょう。
求人数も豊富で、IPOベンチャーから上場企業まで幅広い選択肢の中から転職先を選ぶことができるので、経理の転職ということであればとてもお勧めできる転職エージェントです。
日本トレンドリサーチの調査で管理部門におすすめしたい転職エージェントのNo.1(※1)に選ばれていますし、東証プライム上場企業でもあるので、そういった意味でも安心して利用できるエージェントと言えるでしょう。
求人数(非公開求人含) | 経理の求人は非常に豊富で大手に引けを取らないレベル。 保有する求人の規模として、大手上場企業はもちろんのことIPOを目指すベンチャーから話題のスタートアップ企業間で広い法人属性の求人があるのが特徴。 ただし、管理部門を中心に取り扱っているということもあり、企業本社の多い首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)と主要都市(名古屋・大阪・京都・兵庫・福岡)以外はそこまで求人は多くない。 |
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強み | 保有求人は幅広く、量も多いのが強み。事業会社経理・会計事務所・コンサルと経理以外にもその経験を活かした転職先フィールドの提案も受けられる。また、求人が多いため転職を実現させるという意味では強いものがある。 |
弱み | 利用者が多く、担当者が忙しくレスポンスが遅いケースが見受けられる口コミがしばしば見受けられた。転職相談のレベル感が高い人とそうでない人と担当者次第な面も強いため、キャリアの相談を重視するケースで満足できない場合は別途合わせて面談重視型のエージェントを利用するのも有り。 |
転職サポート | 経理職は転職支援実績が豊富なので情報も多く、書類応募対策から面接対策まで情報はしっかりもらえる傾向。ただし、同社の従業員数も多いため人によりサポートの質にばらつきは出る傾向。 |
HP | MS-Japan |
MS-Japanの口コミ・評判
経理・財務の転職に強く、求人の質がよかったことから良い転職先に巡り合えたとする声も多くあります。求人の量も管理部門領域ではかなり多いと推察されます。特徴は、会計士などの財務会計プロフェッショナルの転職支援に強いので、上場企業の経理求人や経理経験を活かしたコンサル経験が積める転職先などへの転職にも強く、若手の経理転職に強いだけでなく、30代などの一定度の経験を積んだからちょっと上のクラスへの転職といったケースでの評判も良い傾向。
キャリアアドバイザーのレベル感として高い人もいるがやや経験が浅いと思われる人もいるような口コミも見受けられ、担当者次第な側面はあるが、転職成功実績の高さとリピート希望率の高さから一定度以上の質があると見て問題無いでしょう。
MS-Japanの特徴や評判・口コミについて詳しく見る
リクルートエージェント:たくさんの求人の中から転職先を決定していきたい経理におすすめのエージェント

- 広い選択肢の中から転職先を探っていきたい
- 求人をたくさん見たい
- 都市部だけでなく地方にお住いの経理の方
- 面接対策含めた選考情報やポイントを詳しく知りたい方
- 豊富な転職実績に裏付けされた情報提供力に期待する方
等
リクルートエージェントの特徴
芸のない紹介ですが、なんだかんだ最大手のリクルートには必ず登録しておきたいところです。
理由としては圧倒的な求人数を保有しているからです。
転職エージェントとして保有している求人は日本でトップクラスで、10万件以上の求人を保有しており、経理の求人数もトップクラスです。
経理の転職・キャリア相談に特別秀でているというわけではないのですが、希望の転職先を見つけるうえでは一定以上の求人数を見ることも重要で、選択肢を増やすという意味において登録しておく必要のあるエージェントと言えます。
中小・ベンチャー企業から大手企業まで幅広く経理の求人を取り揃えており、ご自身の好みの求人を見つけるという意味ではとても見つかりやすく、また、経理のシェアードサービスへの転職を検討される方も稀にいるのですが、大手企業グループの取り扱いが多いので、シェアードの求人も豊富です。
そういったこともあり、求人先選択肢を少しでも増やしたいと考える経理の方は必ず登録しておきましょう。
転職実績も日本でトップですから当然企業の内情も含めた各種情報も豊富で、入社後のイメージや各企業における面接の傾向と対策に関する情報はかなり役立ちます。
多くの方が最初に登録する転職エージェントの一つかと思いますがまだ登録していない方は上記の理由からとりあえず登録しておくことをおすすめします。
HP | |
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求人数(非公開求人含) | 経理の求人数は日本トップクラス |
対応可能な業界の幅の広さ | 人気のメーカーの経理やサービス業の経理など業種・業界選ばずあらゆる業種の経理求人を網羅している |
強み | 求人の豊富さと求人企業の過去のデータ(面接傾向等)の豊富さ |
弱み | 担当者が多数存在しているため良い担当者とそうでもない担当者が存在しているほか、高いレベル(専門家)のキャリア相談を期待していると少し物足りないと感じる傾向も有ります。ただ、それを補うだけの求人数と情報があります。 |
転職サポート | 転職活動のサポートは普通、もしくはあまりしてくれない印象だが、面接前の対策は結構しっかりしていて、リクルート経由で転職される方はかなり多いので面接前情報は多くとても役立つ |
その他特徴・コメント | スタートアップベンチャー企業以外への転職であれば基本的に求人網羅度という点では問題無い。 |
リクルートエージェントの口コミ・評判
求人量の豊富さ、情報の豊富さなどに関する評判は高く、転職実績の豊富さから先行して入社した方からの情報提供も多いので、本質に近い情報が得られたといった声もあります。
面接対策を含めた情報提供力の評判は良い傾向で対応も丁寧且つ熱心でありつつもガツガツしてなくて良かったとする声も多い中、キャリア相談に関しては評価がわかれる傾向も無いことは無い。ただ、大手としての一定レベル以上の基本的な能力はお持ちであることは間違いないと想定されます。
リクルートエージェントの特徴・利用体験談を見る
AIとデータを活用してスピーディーに転職したい経理向けの転職サイト「最速転職HUPRO」

- 経理だけでなく会計事務所の転職にも興味がある
- 簿記2級を活かした転職先を考えている20代・30代若手
- テクノロジーを活かした精度の高い素早いマッチングと豊富な求人量から転職先を選べる
等
ヒュープロの特徴
経理・財務・税務・会計分野の転職に強い転職サイトです。
サイト名に「最速」とついている通り、独自の技術(AI)と膨大なデータを用いて超スピーディーに希望にマッチする求人の提案が受けられます。応募から内定まで最短で12時間ととてもスピーディーに転職活動が行えます。
単にAIによる求人の提案を行うだけでなく、経理の転職に精通したエージェントに相談することもできるため、ミスマッチの無い転職が実現できるでしょう。
テクノロジーを活用することで、人の思い込みによるミスマッチを防ぐとともに、そこに人を介在させることで、より確かな転職が実現できます。
また、諸条件でのマッチングには強く、活用しているデータとして残業時間や労働時間、休日日数など各種データ分析などがあるので「年収を上げたい」「残業時間を減らしたい」「仕事と家庭のバランスがとれる職場へ転職したい」など各種希望条件における求人サーチは強いものと考えられます。
機械化により転職活動にかかる手間や無駄を大きく削減できるため、忙しくてなかなか転職活動に割ける時間がないという方や子育て等で転職活動の時間がとり難いという方の利用にもおすすめです。
その他、現在の自身の転職市場における価値を知りたいというケースでの利用も良いでしょう。
AIとデータを用いて、客観的にどのような求人が提案されるのか見てみることで、現在の自分がわかるかもしれません。
テクノロジーと人をうまく融合させた転職サービスということもあり、実績も上がってきておりますのでこの機会に是非利用してみてはいかがでしょうか。
求人数(非公開求人含) | 経理の求人は多く、大手からベンチャーまでしっかり揃っている |
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強み | 士業の転職に強みがあるため有資格者の転職支援はもちろんですが、簿記2級レベルの転職に強いため、これから会計・経理周りの職に就こうとお考えの若手の転職にもフィットします。なお、会計事務所の求人が豊富なので、経理だけでなく会計事務所も視野に入れられるケースでは思いのほか良い求人先に出会えるケースもある。 |
弱み | 20代や30代中盤くらいまでの利用者には合うが、一定以上の年齢・キャリアになってくると取り扱い求人の幅やコンセプトからずれるため合わない傾向にある。 |
転職サポート | ハイレベルのキャリア相談(上場企業の部長や役員クラス等)には向かないが、ベンチャーCFO(経理責任者)等への転職には強いため、ベンチャー領域で上を目指したいケースでの利用には良いと考えます。また、経理から会計業界へ転職したい、あるいは逆に会計事務所から経理へ転職したい方には良い支援・アドバイスが受けられる。 |
HP | 最速転職HUPRO |
ヒュープロの口コミ・評判
会計業界での転職実績が豊富なのでそちら方面の口コミが多く、経理での転職者の評判はまだ少ないのですが、近年は増えてきています。参考として、労働条件に適した求人探しにおいて非常に良かったとする声はあがっており、情報収集では非常に良いと考えられます。
SYNCA:ベンチャー企業に興味のある経理向けの転職サイト

- ベンチャー企業やIPOに興味がある経理職の方
- 市場価値診断コンテンツ等で客観的に現在の自身の転職市場価値を把握したい方
- ベンチャーの内情までしっかり把握して転職したい経理職の方
- 20代・30代経理職の方
等
SYNCAの特徴
管理部門(特に経理)の優良ベンチャーへの転職に強い傾向です。
同サービス運営企業がM&Aアドバイザリーや経営管理のハンズオンコンサル支援を行っており、経営陣も大手コンサル出身者が多いことから優良クライアントとの結びつきも強いので、ベンチャー領域という意味では良い経理向け求人をかなり保有しています。
大手企業の求人も多少ありますが、特にベンチャー企業経理に関しては他では見つからない求人も多数保有していることから、ベンチャー転職に興味のある経理・財務の方は必ず登録しておきたい転職サイトとなります。
経理財務の場合、IPOステージでの経験を積みたいといった方やゼロベースから経理体制を構築していく経験をしてみたいという経理パーソンの方も多いかと思いますが、そうした企業の中で良い求人先を多数保有しています。
また、スキルや経験を入力することで実施可能な診断コンテンツ等の「市場価値診断機能」があるので、今すぐの転職でなかったとしても登録しておくことで、どういった転職先や可能性があるのかを客観的な見地から知ることができるので、管理部門での転職をお考えの方には昨今非常にお勧めの転職サービスとなっています。
ただし、転職面談などには力を入れていないので、キャリア相談をじっくりしたいというケースでは不向きです。
相談を重視したい方は別途エージェントを利用しつつ、ベンチャーに興味がある経理が求人をサーチする際に利用すべき転職サービスです。
HP | SYNCA |
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求人数(非公開求人含) | 求人数は少ない。ただ、経理ベンチャーだけに限定すれば比較的多い。ベンチャーの経理求人は他のエージェントに無い物もある |
対応可能な業界の幅の広さ | 大手の転職エージェントに比べると狭いがベンチャー経理に限定するとかなり広い。ただし、経理・財務経験者を対象としたサービスとなります。 |
強み | 市場価値診断コンテンツなどのコンテンツ類の豊富さとミスマッチを避けるための仕組みがしっかりしている。ベンチャー経理領域はかなり強い。 |
弱み | 転職相談・サポートは弱く(力を入れていない)、またベンチャー経理以外の求人数はかなり少ない。 |
転職サポート | 必要に応じて転職相談が可能なのは見方によっては良いポイントかと思います。面談は必須ということではなく、必要に応じて行われ、それを希望するケースや面接前などに不安があるケースでは対応してくれます。あまりエージェントにガッツリ絡んでほしくないケースでの利用に良いかと思います。とはいえ、例えば面接前の情報収集はしたい等あろうかと思いますが、応募先企業等によりエージェント担当者からしっかり事前情報をもらえたりするので、それなりに融通はききます。 |
その他特徴・コメント | ベンチャー経理に興味がある方は登録しておいて損は無いかと思いますが、経験が浅い方は別途転職相談をじっくりやってくれるエージェントの利用も視野に入れた方が良いでしょう。 なお、若手向けの転職サービスではありますが、経理未経験者の方は対象としていないサービスのため、経理・財務として業務経験がある方向けとなります。 |
SYNCAの口コミ・評判
まだ歴史が浅いのでそこまで多くの利用者がいるわけでは無いのですが、口コミの傾向として、ベンチャー企業へ転職したい経理・財務の方に適した転職サイトであると考えられます。ただし、あくまで求人ありきでの転職活動がメインで転職相談をじっくりしながらといったサービスでは無いので、相談重視の方には向かないタイプの転職サイトです。一方で、ガッツリエージェントに絡んで欲しくないという意思をお持ちの方にはマッチしそうな声も。
SYNCAの評判や特徴を見る
JACリクルートメント:日経大手・外資・グローバル企業に転職したい経理におすすめのエージェント

- 英語を活かしたハイクラス経理に興味がある
- グローバル企業の経理で活躍したい
- 事業会社CFOや役員クラスの求人を探している
- レベルの高いコンサルタントに相談したい経理の方
- これから上のレベルに行きたい経理
等
JACリクルートメントの特徴
大手企業志向の経理の方や質の高いコンサルタントの方に担当してもらいたい経理の方におすすめのエージェントです。
大手上場グローバル企業や外資企業の転職に強いので英語力を活かした転職などを希望するケースでも有用です。
担当してくれるエージェントの方の質も良く、紹介してもらえる求人のレベルも高くて良いので、これから上のクラスへとステップアップしたいとお考えの20代後半から30代以上の経理の方が転職する際にとても良いかと思います。
また、役員クラスでのポジションも多数あり、40代・50代のハイクラス人材の転職支援実績も豊富です。
求人ゾーンとしては比較的ハイクラス寄りのものが多い転職エージェントで、経理・財務に関する質の良い求人をたくさん持っています。
ハイクラスと言っても基準的には年収600万円以上程度くらいです。
なお、未経験者等のスキル不足の場合は求人の紹介が受けられないこともあるので、その場合はリクルートエージェント等で求人を紹介してもらいましょう。
ちなみに、客観的なデータとして、オリコンの顧客満足度調査によるとミドル・ハイクラス転職における顧客満足度1位(※2)という数値が出ているほか、JACリクルートメント利用者で友人や知人におすすめしたい方の割合が94.7%(※3)ということもあり、客観的な指標で見ても質の高さがうかがえます。
また、私的にも周囲のビジネスパーソンにおいては、転職相談などの対応面でも満足度はJACさんが高い傾向にあります。
HP | |
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求人数(非公開求人含) | 求人数は多いがグローバル企業(日系・外資)や管理職レベルの求人が多くどちらかと言えばハイクラスの求人が多い。 |
強み | コンサルタントの質が良く、転職相談・キャリア相談についてはかなり評判が良い。また、求人の質も高く、幅も広く、業種も様々であり日系企業から外資経理の求人まで様々ある。先ほど記載した通り管理職レベルなどハイクラスよりの求人先・幅が大きい。 |
弱み | 未経験者や経験が浅い経理の転職サポートは基本的に行っていないため、転職をするあなた自身も最低限のレベル感を要される(年収で言えば現時点で600万円近くは欲しい) |
転職サポート | ハイクラスポジションでの転職では面接が特殊なケースもありますが、そうしたものにもアドバイスが頂けて助かるかと思います。キャリアの相談から転職活動のサポートまで全てのレベルが高いので、一定以上のスキルをお持ちの方にはかなりおすすめです。 |
JACリクルートメントの口コミ・評判
コンサルタントに対する評判がよく、20代・30代・40代と年代に関わらず上のレベルの方の転職では良い転職先の紹介と転職サポートが受けられそうです。英語を活かしたいあるいは管理職としての転職を検討しているというケースでの利用で評判が良い傾向です。ただし、未経験者などの利用ではサービスの特性とマッチしないため良くなかったとする声もあるが、ハイクラス(年収で言えば600万円程度以上を目指すケース)向けと想定すると良いでしょう。
JAC Recruitmentの評判や特徴を見る
転職相談を重視したい経理におすすめの転職エージェントのジャスネットキャリア

- 社会に出てから3~5年経ち、キャリアについて深く相談したいとお考えの経理の方
- 転職相談を重視した転職活動を行いたい経理の方
等
ジャスネットキャリアの特徴
公認会計士の方が創業したということもあり、財務・経理・会計に関する転職という点ではとても強く、頼りになる転職エージェントです。
転職相談の質に定評がありますが、経理経験がある方向けの転職エージェントなので、経験者がこれから先どのようなキャリアを構築していこうかと迷っている時に活用すると良い転職エージェントです。
転職相談は丁寧且つ親身になってみてくれるのでとても良いですし、耳障りの良いことばかりでなく、厳しいことも教えて頂けます。
なお、転職サポートの質の高さとしては、実際に厚生労働省の職業紹介優良事業者として認定されており、政府等の公的機関より認定されているので安心して利用できるでしょう。
求人数(非公開求人含) | 経理の求人は多く大手企業からベンチャーまでありおすすめである。ただし、経理経験者向きです。 |
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強み | 転職相談がしっかりしており、キャリアに不安を抱えているケースでは非常に良い |
弱み | 大手総合型などと比べると求人数は劣っていると言えるため、使い分けも必要。 |
転職サポート | 転職サポートはかなり丁寧であり、親身。キャリアのアドバイスもしっかりもらえるため、相談重視の経理向け。 |
HP | ジャスネットキャリア![]() |
ジャスネットキャリアの口コミ・評判
転職相談に関する評価が多く、熱心であったとする声も多いのですが、一方で未経験者などに関してはあまり転職支援を行っておらず、やや冷えた対応といった声も聞かれました。経理の場合、未経験者の転職が難しいという側面も要因としてあると言えるかもしれません。
ジャスネットの口コミを見る
第二新卒などで経理未経験から転職したいならマイナビエージェント
- 20代若手で初めて転職をするといった形で転職活動そのものに不安がある方
- 第二新卒での転職を考えている
等
マイナビエージェントの特徴
新卒時の就職活動でマイナビを利用される方は多いのでご存じの方が多いかもしれませんが、マイナビの中途採用支援サービスです。
総合型の転職エージェントなので経理に特化しているわけではありませんが、キャリアの浅い若手(20代)の転職支援に力を入れているのが特徴です。
キャリアの相談から転職サポート(応募書類作成や面接対策等)までしっかり丁寧にやっていただけるので、転職活動に不慣れな若い方に評判が良いのがポイントでしょう。
また、キャリアの相談に定評があることから、第二新卒の若手等がキャリアチェンジしたいと思った際の利用で有用です。
例えば営業職で働いている方が経理にチャレンジしたいといったような形で、経理未経験からチャレンジしたいという方は意外と多いのですが、通常転職先はなかなか見つかりません。
ただ、マイナビであれば第二新卒の方や20代若手の方の未経験領域への転職に強みがあるので、未経験OKの経理求人はその他と比べると見つかりやすいでしょう。
もちろん未経験でチャレンジするからには例えば簿記2級までは取得しているといったことは最低限必要にはなってくるかと思いますが、新たな領域へチャレンジしたい若手の方が利用するのに良いです。
求人数(非公開求人含) | 中小企業から大手まで経理の求人数は多いが20代若手向けな傾向 |
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強み | 20代若手に対する転職サポート力とIT・Web業界から小売り・製造・メーカーまで非常に幅広い求人の数。 |
弱み | 管理職クラスの転職には向かない。 |
転職サポート | 丁寧な転職サポートが売りなので転職経験が浅い方にはとても良いかと思います。初めての転職で転職活動全般に不安がある方の利用も良いかと思います。 |
HP |
doda:経理の求人数と転職サポートのバランスが良いエージェント

- 希望が定まっておらず幅広く求人の紹介を受けたい方
- 応募書類の書き方など基礎的な転職活動についてのレクチャーも受けたい方
等
dodaの特徴
総合型の転職エージェントで、転職サポートはそれなりに手厚く、また、それなりに経理の求人数は多いです。
テレビCMもやっているので、doda自体はご存じの方が多いでしょう。
比較的評判は良い方で、一般的な書類の書き方から面接対策は行ってくれる他、転職においてはキャリアの棚卸が重要になりますが、そうした振り返りのためのコツ等も教えてくれるので、志望動機の考える際などにとても参考になります。
言うまでもなく、経理の求人はかなり保有しており、大手上場企業から中小の優良企業まで、各レベルに合わせた求人を取り扱っているため、キャリアの浅い方でも応募できる求人は多数保有しています。
中小から大手まで様々な企業があるので幅広く求人を見ながら転職活動をしたいケースでは登録してみると良いでしょう。
転職サポートと求人の量のバランスが良いのが特徴です。
デメリットとしては、求人先企業の内部情報は薄い傾向です。また、マッチした求人の案内が受けられるというよりも、大量に求人が送られてくるタイプのエージェントなので、いろいろ見たい、数を打ちたいといった経理の方には合うかと思います。
キャリアアドバイザーとして担当してくれる方が求人情報に詳しくないケースがあり、満足いく情報が得られないことも有ります。
ただ、面接前になると、当該企業の担当者から直に情報が得られることもあります。
求人数(非公開求人含) | 求人数という視点ではかなり多いが雑多である |
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強み | 製造メーカーから広告、IT、Web系ベンチャーの経理まで広い |
弱み | 求人数は多いが、マッチング精度がかなり低いため、ピンポイントでマッチする求人の紹介を受けたい方には向かない。初回面談以降は機械的に求人が送られてくるので、そこにストレスを感じる求職者が多い。 |
転職サポート | 担当してくれる人によって質はバラバラ。それほどレベルが高くない人もいるためキャリア相談という視点では注意が必要。ただ、転職活動のやり方がわからないといったケースではしっかりとしたノウハウを保有しており、適切な情報を教えてもらえるので、書類や面接対策に不安があるケースでは良いでしょう。 |
HP |
パソナキャリア:経理などの年収UP転職実績が高いエージェント

- 年収UPを目的とした転職を考えている経理の方
- 手厚い転職サポートを受けながら動きたい経理
- 管理職(30代・40代)として上のレベルで転職したい経理の方
等
パソナキャリアの特徴
経理限定ではありませんが、転職をした3人に2人(67.1%)が年収UPの転職を実現しているエージェントです(※4)。
そのため、待遇改善を狙っている経理の方におすすめの転職エージェントです。
エージェントとして条件交渉を含めた各種サポートをしっかり行ってくれるので、待遇の改善につながっていると考えられます。
実際に顧客満足度1位(※5)を数年連続で獲得しており、質の高さは客観的にうかがい知ることができます。
大手の転職エージェントということもあり経理の転職先はとても豊富で、スタートアップベンチャーの経理財務・CFO求人から中堅・中小、大手上場企業の経理まで幅広く求人がそろっているので転職先を選ぶという点では申し分ないでしょう。
加えて管理部門での業務経験をお持ちの転職アドバイザーが多数在籍しているので、客観的なアドバイスに加えて企業内で働いていたからこそわかる部分でのアドバイスももらうことが出来ます。
転職活動においては、単に求人の紹介やキャリア相談ができるだけでなく、面接対策をしっかり行っているので、安心して転職面接に臨むことができます。
HP | |
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求人数(非公開求人含) | 大手エージェントではあるが経理の求人は比較してそこまで数が多いわけではない |
強み | 転職サポート(条件交渉)などもしっかり行ってくれ、待遇改善転職で良い傾向。また、転職必勝ガイドという転職活動のための冊子がもらえ経理の転職事例なども参考になる情報が得られる。 |
弱み | 求人数は大手の割にはそこまで多くない。ただ、質は悪くない。 |
転職サポート | 条件交渉等も他と比べると行ってくれるので年収UPという視点では良い。選考対策まで含めたサポート自体も悪くない。 |
なお、ハイクラス寄りの転職や管理職として一定以上のポジションを狙う転職をお考えの方は、パソナキャリアのハイクラス転職関連ページも合わせてご覧ください。
経理・財務のハイクラスポジションへと転職したい場合はビズリーチかJACリクルートメント
経理スタッフとしてではなく、経営に近い経理・財務の責任者ポジション等で転職したいとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
そのようなケースでは、JAC Recruitmentと
ビズリーチを利用されるのが良いでしょう。
ビズリーチは転職エージェントではなくスカウト型の転職サイトになります。
登録すると優良企業や上質なヘッドハンターからスカウトが届きます。
基本的に一般的な求人サイト等では取り扱っていないレベルの高いポジションの求人が多いので、上のクラスを目指すのであれば必ず利用しておきたい転職サービスです。
良いスカウトを受け取るためにはある程度スキル・年収(750万円程度)が必要になりますが、ハイクラスポジションへの転職に興味のある方は是非登録しておきましょう。
また、先ほど詳しく記載しましたが、JAC Recruitmentもレベルの高い求人は多いため、日系大手や外資も含めたグローバル企業、語学力を活かしたハイクラスな転職、管理職・経営レベルでの転職がしたい経理におすすめです。
上記で紹介した転職エージェント・転職サイトを活用することで、経理としての転職失敗のリスクを大きく下げることが出来ます。
是非登録して使ってみてください。
どこの転職サイト・転職エージェントに登録すべきか迷ったら

悩みや現在おかれている状況を加味した上でいろいろ紹介しましたが、それでもどこにすればいいのか迷ってしまうという方もいらっしゃるかと思います。
そのような場合、まだ希望や転職の軸がハッキリしないというケースも考えられますので基本的には大手の転職エージェントの利用がよいかと思います。
転職相談もしっかりしつつ様々な求人を見てイメージを膨らませていく必要がありますので、MS-Japanとリクルートエージェントの双方がおすすめです。
両社は求人の量と質も良いのですが、転職相談の他必要に応じて面接対策等の転職サポートもしっかりしているので、内定取得までのしっかりとしたフォローはもちろんキャリアの視点でもアドバイスしてもらえるのはありがたいです。
これを軸にして不足しているものを他のエージェントで補っていくと良いでしょう。
- まずはどこか1つに絞りたいなら経理転職の実績がトップクラスでバランスが良いMS-Japanが良いでしょう。大量の求人を見つつも経理等の管理部門転職に特化していることもあり転職サポートもかなりしっかりしています。ただし、経理経験者向けのエージェントですので未経験とかであれば
リクルートエージェント一択です。
- 経理として大手やグローバル企業、英語力等を活かした転職がしたいなら
JAC Recruitment
- 優良ベンチャーへの転職に興味があるならSYNCAがおすすめ
基本はこのあたりを押さえておけばよい求人先との出会いがあるはずです。
転職エージェントはあなたの希望・要望・悩みにより使い分ける必要がある
経理向け転職エージェントについてどのような人に合うかという視点で各社を紹介しました。
冒頭にも少し記載しましたが、経理の求人はその特性上非公開のものが多いので、転職先を探すうえでは転職エージェントの利用は必須です。
そのうえで、絶対的に誰にでもこのエージェントがおすすめである、という断定をするのはかなり難しく、各社ごとに得意とする領域が異なりますし、転職サポートの方針も異なるので、あなたの希望や悩み、あるいは現在の状況などを加味して利用すべきエージェントを使い分ける必要があります。
また、加えて各社に在籍するエージェント担当者さん次第という面もあるので、非常に難しいのです。
経理の転職支援にそれなりに詳しいというのは最低条件であり、後はそれぞれの強み・弱みを理解して登録するエージェントを決めていきましょう。
経理の転職エージェントランキングは当てになるのか?

当サイトに限らず転職エージェントランキングや口コミが掲載されているサイトがありますが、ランキングや口コミはそれほど気にする必要はありませんので参考程度で良いかと思います。
ランキングが低いからダメというわけではありませんし、ランキングにのって無くても良い転職サイトはあります。
まず、どの転職エージェント会社さんが優れているかというのは非常に判断が難しく、どこの転職エージェント会社さんにもとても優秀な担当者さんとそうでもない担当者さんがいらっしゃるので、一概に比較ができないという問題があります。
たまたま、相性の悪いエージェントさんにあたってしまったらその転職エージェントの評価は悪くなるでしょう。
実際、あなたが勤務する会社の中にも、やる気があって素晴らしい成績をあげる人材もいれば、そうでもない人材の両方がいるかと思います。
それに人間同士の相性は実際にあってみないとわからない部分もありますので、これは正直登録してみて判断するしかない部分となります。
私の経験談としては、とある転職エージェントに登録したのですが、2か月の間に担当者が2回も変わることがありました。
理由としては、転職エージェントさん自身が転職活動をしており、私より先に転職を決めてしまったがために変更となりました。
担当してくれた方にあまり熱意を感じなかったので、あまり良い印象を持てず、どうりでそんなにやる気がないわけだ、と納得した経験があります。
ただ、紹介してくれた求人は良かったので、不満を感じつつも転職は成功し、なんだかんだ最終的には満足したこともあります。
最終的に良い求人に出会ってマッチした先に転職することが重要となりますので、転職エージェント選びに時間をかけるくらいなら、2、3社登録して併用した方が時間的にもリスク的にもパフォーマンスが良いと思っています。
なので、ある程度転職エージェント各社の特徴を理解して、気になったところがあればいくつか使ってみるのが良いでしょう。
公認会計士が経理職に転職することを考えるケースについて
補足事項として、あなたがもし公認会計士であるという前提であるなら、本ページで紹介した転職エージェント以外の利用も検討すべきと言えます。
例えば一から経理体制を構築していく、あるいは経理業務フローの刷新をする立場の人材を採用する場合は、単に経理経験があるというだけでなく、会計・財務の原理原則を理解しているプロフェッショナルである公認会計士を必要とするケースもあります。
他にも公認会計士資格保持者を必要とするケースは多々ありますが、そうしたポジションを狙っていく上では会計士に適した転職エージェントを利用した方がマッチング制度が高まりますので、会計士向けの転職エージェントを利用されるとよろしいかと思います。
以下の記事などもご参考頂ければと思います。
転職エージェント利用の流れ(経理の場合)

初めて転職をするという経理職の方の場合、転職エージェントを使って転職をするということにイメージがわかないという方もいらっしゃるでしょうから、簡単に利用の流れを記載しておきます。
Step1.登録
まずは各サイトに登録するところから始まります。
多くのサイトで「無料転職登録はこちら!」のようなボタンがあるかと思いますが、そこから情報を入力して登録しましょう。
早いと30秒、長くても数分で完了します。
登録するとエージェント企業から連絡が来ますが、エージェントからのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられることもあるので、登録後にメール等が来ないといったケースでは迷惑メールフォルダも確認しましょう。
なお、この段階では次のStep2の転職相談の日取りを決めるだけですので気軽に対応しましょう。
Step2.転職面談(キャリアカウンセリング)
経理のキャリアに精通したエージェント担当者(キャリアアドバイザー)と転職面談を行います。
初めて転職する経理職の方を想定して記載させていただきますが、キャリアカウンセリングの内容は、「転職エージェントサービスについての説明」「個人情報の取扱いについて」「あなたのキャリアの棚卸について」「転職にあたっての希望や悩みについて」「経理の転職市況について」「求人の案内」「質疑応答」が一般的な内容です。
特にキャリアの棚卸は重要で、経理の場合専門職としての一面も強いので、どのような業界でどれくらいの規模の企業の経理なのか、どのような立場で経理を行っていたのか、原価計算はできるのか、月次・四半期・年次決算、連結決算はどこまで対応できるのかといった細かいスキルも確認しますので、ミスマッチが起きないようしっかりと転職支援を行ってくれます。
未経験領域の経理にチャレンジしたいという経理の方もいらっしゃるかと思いますが、そうした希望領域に関連したスキルセットの状態等をエージェント側が理解した上で求人の紹介をしてくれる形になります。
経理の場合即戦力を求める求人が多いので、待遇等の条件面のミスマッチを避けるのはもちろんですがスキルセットに関するミスマッチを避けるためにもこのあたりのヒアリングはしっかり回答しつつ、あなたも自身のこれまでの振り返りの場として有効活用しましょう。
この部分はとても重要ですので、そういった意味でも経理のキャリアに詳しくて信頼できるエージェントの利用が必須となります。
なお、未経験で経理にチャレンジするといったケースでは、転職動機の作り込みが重要ですのでエージェント担当者の方としっかり作っていきましょう。
これまでは個室で対面で転職面談するのがスタンダードでしたが、昨今の社会情勢の問題もあり、現在はWeb面談や電話面談が一般化しています。これはこの先も続いていくことが予想されますが、転職者側も家で出来るので手間がかからず楽で良いとむしろ評判です。
Step3.求人の紹介
Step2の面談を通じてあなたにマッチした経理の求人が紹介されます。
業務内容の確認、当該企業の状況や働く環境についての説明をしてもらうことができます。
Step4.職歴書の添削・面接対策等
Step3で紹介された求人に応募することが決まったら、今度は応募書類の作成・修正等を行っていきます。
特に職務経歴書は非常に重要ですのでミスが無いか、あなたのスキルをしっかり企業側に伝えられる書類になっているかエージェントと一緒にチェックしましょう。
そして書類選考を突破したら面接がありますので、面接対策を行っていきます。
経理の場合求められるスキルが明確なケースが多いので、面接まで行けた場合はスキルセットの問題よりもコミュニケーションスキルが問題になることも多いです。
面接での受け答えが苦手という経理パーソンも多く、コミュニケーション力不足で残念な結果となることも多いので、心配がある方はエージェントに相談してしっかり落ち着いて面接に臨めるよう対策しておきましょう。
Step5.面接
面接では遅刻したり忘れ物したりしないように前日にしっかり準備しておきましょう。
面接後は結果に関わらずエージェント担当者から所感(なぜ合格、もしくは不合格なのか)をもらうことができるので、次回の面接に活かすことができます。
不採用理由は自己応募だと一切教えてもらえないことが多いので、反省することができないのですが、エージェント経由で応募していればどこに課題があるのか転職活動を進める中でアドバイスがもらえますので、しっかり情報共有しながら進めていきましょう。
エージェントとの面談同様に企業との面接もオンラインが普通になりました。オンラインで内定まで出るところもあれば最終面接は対面といったところもありますが、1次面接はWebが大半なので、求職者側としても面接実施のハードルが下がり良い方向となっております。
Step6.内定・入社
内定となりましたら、条件通知書がもらえるはずですので、しっかりチェックしましょう。
気になる点や納得のいかない部分があればエージェントに相談しましょう。場合によっては年収や条件変更が可能なことも多いです。
そうした嫌なこと・面倒な交渉事は全部エージェントがやってくれるので、個人的にはとても助かりました。
条件や入社日等全て問題なければ晴れて入社決定となります。
経理の転職市場状況について
経理の転職マーケットについて見ておきたいと思います。
転職活動をするうえで、転職エージェントの情報だけでなく、転職市況を知ることは重要だからです。
経理経験者且つ若手は売り手市場だが未経験者・40代以上の採用需要は減少
2022年はコロナ+世界情勢が混乱している状況ということもあるのか転職を積極的に考える経理職の方は少ない傾向です。
その一方で、経理の求人数自体は増えており、転職市場は売り手有利な状況が続いていることから転職がしやすい状況と言えます。
ただ、一般的な指標である厚生労働省が発表する一般職業紹介状況(職業安定業務統計)における統計データを参考にさせて頂くと、コロナ禍ということもあり2021年経理関連職の有効求人倍率は0.5倍から0.6倍程度と非常に少ないです。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
全職種合計 | 1.04 | 1.04 | 1.02 | 0.95 | 0.94 | 0.97 | 1.02 | 1.03 | 1.05 | 1.06 | 1.10 | 1.14 |
会計経理関連 | 0.57 | 0.58 | 0.58 | 0.55 | 0.53 | 0.56 | 0.58 | 0.59 | 0.59 | 0.58 | 0.58 | 0.58 |
2022年の数値を見てみると、一部期間の数値のみとなりますが0.6倍程度とそれほど回復しているようには見えません。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 |
全職種合計 | 1.14 | 1.14 | 1.13 | 1.06 |
会計経理関連 | 0.59 | 0.62 | 0.63 | 0.60 |
しかしながらその一方で経理が採用できないと困っている企業が多いのも事実で、エージェントへの経理採用求人依頼は増えており、私にもそういった依頼は多くいただきます。
このギャップを感じる背景としては、経理人材の需要と供給のミスマッチが大きいと感じています。
多くの企業が欲しいと思う経理職の要件として、マネージャー職などのマネジメントスキルがあり、実務において月次・年次・四半期決算もできて経験の浅い方の指導ができる方、というプレイングマネージャー型の人材を欲する傾向が強くなっており、それ故採用できないといった状況になっています。
上記は例えばの一例ですが、その他においても結構高いスキルを求める傾向があり、経験年数で言えば3年程度以上で20代・30代を欲することから採用できないと困る企業が増えています。
このようなスキルを持つ方は引手数多であり、職に困りません。
そのため、このような一定度以上の経験を有する方は現状採用募集はかなり条件よく募集しているケースも多いので、良い転職を実現される方が増えている状況です。
一方で、職に困っている方々の多くが40代以上であり、また、管理職経験を有したことが無いなど、一定度の経験値に満たない方々が転職・就職できずに困っている状況にあります。
実際に求人依頼として未経験者は不可というものは多く、経験が浅いケースにおいても若手を優先に採用していくことから、就職できず困る層が結構出てきています。ハローワークに登録したものの良い求人案件が無く、また仕方がないのでエージェントを頼るが経験が足りないという事で求人が紹介してもらえないということでどうどう巡りになる方もいます。
そのため、2023年現在は経験値の有無と年齢により大きく超売り手市場と呼べる状況かそれとも買い手市場かでわかれてしまっている状況です。
もう少し景気動向が落ち着いてくれば、経験の浅い方の採用市況も良くなっていくと考えられます。
経理経験者でITに強いケースでは転職市場で強い
特に経験者採用や即戦力採用といった形においては採用の間口が広がっており、リモートワークの導入やIT化、DX等により急速に発展している企業に関しては、経理人材の採用が急務というところも増えています。
厳しい情勢の中でも伸びている企業、回復している企業も多く、採用市場は良い方向に向かいつつあると考えて良いでしょう。
転職市場が好調で求人が多数の企業から出てきていれば、希望に合った転職先を見つけやすいので成功率も高まります。
しかし、求人が少ないとかなり妥協しなければ転職できない場合が多く、失敗してしまうリスクが高くなることは否めません。
経理職はどの企業でも必要とされるもので、全般的な人手不足が深刻になっていることから求人を出す企業が豊富にあるのが現状です。
その背景には国が進めている働き方改革があり、厳しい労働環境に置かれていた経理職の業務改善を目指したり、専門業務を分けることで負担を軽減したりするための増員が活発に行われています。
なお、経理の仕事はAIやRPAに取って代わられるのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、現時点においてはAIに奪われるどころかむしろ経理の需要は増しており、まだまだ機械では代替できない部分も多くなっています。
確かに経理事務などの単純業務は減りつつあり、長期的なスパンで見れば単純作業しかできない経理人材は不要になる可能性は否定できませんが、現時点ではそのようなことはなく、求人も豊富です。
また、関連して自社内の業務を効率化していく観点からIT化・ICT化などのデジタル系に強い人材は転職市場で求められており、経理スキルに加えてこのあたりに強く、業務改善まで意識して提案可能なレベルにあれば猶の事需要が高いと言えます。
そのため、転職という視点で物事を考えるのであれば、スキルアップができる環境に身を置き、自身のキャリアアップ・スキルアップに備えた転職を考えるのが良いでしょう。
40代以降の経理職はやや転職のハードルは上がっている
経理の転職市場は売り手市場は続いていますが、年々年配の方の転職は厳しくなっていると感じます。
以前までの売り手市場であれば40代50代でも一定の経験があれば書類選考に通過する傾向にありましたが、昨今はプロフェッショナルとしてのスキルや特別の経験などを有していない方の選考ハードルはかなり高まっていると言えます。
40代中盤以降の年齢になると、内定どころか書類選考さえ通過できないという方が増えており、転職エージェントなどを利用しても紹介できる求人案件が無いという事で門前払いをされてしまうケースもあると聞くケースも増えました。
そうしたケースにおいては、経理向けエージェントを利用するよりも、リクルートエージェントのような総合型に登録した方が応募可能な求人と出会える可能性は高まりますので利用を検討してください。
IPOベンチャーの経理採用も多い
IPO準備企業では一時断念あるいはIPO時期を遅らせるなどの措置をとっていた時期もありましたが、最近はある程度先行きも見て生きたことも有り、IPO市場も活発で求人もかなり多いです。
2022年1月のEYの調査結果を参照させて頂くと、2021年世界のIPO件数は64%増、日本では34%増であり、2006年依頼最大の件数とのことです。
また、経済産業省の大学発ベンチャー実態等調査によると、大学発ベンチャーの件数も非常に大きな伸びがあり、2020年から2021年において約400社増加し、過去最高の伸び率と提示されています。

西暦 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
大学発ベンチャー数 | 1,749 | 1,773 | 1,846 | 2,093 | 2,278 | 2,566 | 2,905 | 3,306 |
また、社会変化をきっかけに伸びているベンチャーもあり、こうした企業ではIPO経験のある経理やIPO経験したいと思っている方の採用を積極的に行っています。
求人件数も増加傾向にあり、特に管理部門を整備しなければならないフェーズのIPO準備ベンチャー企業も多く、経理の採用需要は高いです。
ただ、全てのフィールドで絶好調というワケでは無いので、どのような業界・フィールのベンチャーへ転職したいのかによって、求人数にかなり差が出ている状況ですので、転職エージェントなどからしっかり情報収集を行っておくことをおすすめします。
経理が転職するのに良い時期

現在経理の転職市場は経験者であれば売り手有利の状況が続いておりますので、比較的年中転職がしやすい状況ではあります。
ですが、多くの企業が3月決算を取り入れているため、その前、あるいは決算対応が終わった6月頃からの募集というのも多くあります。
ただ、現在の転職市況においては時期はあまり考える必要はなく、あなたのタイミングで転職活動を行えば問題ないかと思います。
- 3月決算対応前の1月~2月に求人が増える傾向
- 6月~7月も求人が増える傾向(9月入社)
- 現在の市況であれば1年中転職はしやすい
求人が増える時期等を狙うというよりは、あなたに合う求人が出てるタイミングで転職されるのが良いかと思いますので、転職エージェントに登録し、機会を伺うのが良いかと思います。
経理の転職の時期やタイミングについては以下の記事もよく読まれておりますのでご参考ください。
経理の転職の失敗パターンは3つ!転職エージェントを利用しつつもご自身で意識することで転職失敗は避けることができる
ここからは、経理の方が転職に失敗してしまうパターンについて見ていきたいと思います。
転職エージェントを活用することで確かに転職失敗のリスクは下げられますが、あなた自身も気をつける必要があります。
現在の転職市場は超売り手市場ということもあり、求人は豊富にありますが、そのような環境の中で経理職が転職に失敗してしまうパターンは、大まかに分けると三つあります。
先人と同じ失敗をしてしまわないようにどんなパターンがあるのかを確認しておきましょう。
採用面接で背伸びをしてしまって入社後の仕事についていけなかった
キャリアアップを目指したい、高い待遇を得たいといった希望を持つのは転職ではよくあることですが、その気持ちが強すぎたために背伸びをして失敗するパターンが典型的です。
前職でちょっとだけ携わったことがある業務について専門的に取り組んできてノウハウを持っていると主張したり、同僚と一緒に取り組んで成し遂げた実績について自分だけでやったように話をしたりするケースがあります。
そういった場合において、嘘や盛ったのがすぐにばれてかえって面接で悪影響を及ぼすパターンと、採用後に悪影響を及ぼすパターンがあり、前者で行くと、例えば、新卒採用時の学生におけるデータになりますが、採用担当者は面接者の誇張したエピソードに気がつくケースが大半であり、気づくと答えた採用担当者が73%と非常に多くなっています。

基本的に、話しぶりから嘘だとわかるケース、話の具体性の無さから盛った話であることがわかるケースが多いようです。
ある程度話を盛る(自分を良く見せようとする)こと自体は問題ではないのですが、やったこともない業務や実績をやった、ある、というなどは問題になるので注意が必要です。あからさまな嘘になると選考ではネガティブに働くことも多く、特に経理などの管理部門の仕事は特性上誠実性も評価されるため、マインド面で大きくマイナスになるケースもあるので注意したいです。
また、後者において仮に盛った話がうまく整合性が取れ、それによって採用してもらうことができたまでは良かったものの、高い能力があると見込まれているので相応の業務を任されることになります。
そして、それをこなしきれずにオーバーワークになってしまったり、試用期間が終わった時点で解雇になったり、精神が病んでしまい退職することになってしまうことがあります。
面接の場で自身を良く見せたい、選ばれたいと思ってしまうことはよくありますが、過度に自分を良く見せても後々苦しむだけです。
今一度なぜ転職をするのか、そこに振り返り、面接の場ではそれがクリアになるような受け答えを目指しましょう。
面接の場では、ついつい相手に印象よく思ってもらうことに意識がいってしまいますが、転職の目的は、現在あなたが抱える悩みの解消や希望を叶えることです。
転職後に後悔しないよう、確認すべきことは確認するようにしましょう。
ベンチャー企業のスタイルと合わなかった
ベンチャー企業に転職した経理職が失敗するケースも決して少なくはありません。
ベンチャー企業では大手企業とは違って人材数をかなり切り詰めているのが一般的で、多数の職務を担っている人が大勢いる場合がほとんどです。
特にバックオフィスの職種については兼任が多く、経理職としての採用でも人事や総務を任されることがよくあります。
現場によってはバックオフィスの仕事だけでなく営業活動も割り当てられることもあるでしょう。
このように経理業務だけに集中できず、他の業務についても学んでこなしていかなければならないベンチャー企業のスタイルには合わない人もいます。
大手とベンチャーの違いとして転職のときには認識しておかなければならないポイントです。
実際に働き始めて会社での働き方や社風に共感できなかった
会社が経理部門に対してどのようなことを期待しているかはかなり違いがあります。
実際に働き始めてみると自分の考える経理のあり方とは異なる方針で現場が運営されているのに気づき、失敗したと感じる例も珍しいものではありません。
例えば、経理システムが導入されていて、そのシステムに従って正しく作業をするのが求められる現場があります。
実際に仕事をしてみるとそのシステムの問題点がわかり、効率化するにはどうしたら良いかと考えるようになることもあるでしょう。
しかし、経理職は余計なことを考えずに淡々と仕事をしていれば良いという方針を立てている会社もあります。
そのような働き方を強要されるのに耐えかねて再度転職するというケースもあるのが実情です。
また、働き始めてから、その企業独特のルールがあったり、人間関係が思わしくない職場だったということもあります。
こうしたことは面接の場でチェックするのは難しいため、もし職場を見せてもらえる機会がいただけるのであれば、社内見学をさせてもらうようにしましょう。
なんとなく感じ取った雰囲気も結構重要です。
また、このようなケースでは転職エージェントを活用し、社内情報を取得しておくのも良いでしょう。
経理の転職で失敗しないためのポイントは3つ!
経理職が転職するときにはこのような失敗例と同じようなミスをしないことも重要ですが、心構えとして押さえておきたいポイントも三つあります。
そもそも転職に対する考え方や準備の仕方が間違っていたことで苦労を強いられる場合も多いので、どんな心構えを持って転職活動に取り組むべきかを知っておきましょう。
内定獲得や入社がゴールではない!
転職での失敗事例としてよくあるのが内定獲得や入社が最大の目的になっていて、入社した時点で燃え尽きてしまうというものです。
経理職の転職は難しいという意識を持っている人ほどこのような目的の取り違えをしてしまうリスクが高いので気をつけなければならないでしょう。
あくまで転職は自分の希望している働き方を実現するための手段であり、目標ではないというのを基本的な心構えにする必要があります。
この視点が欠けてしまっていると、転職してから何を目指して働くべきかがわからなくなり、仕事に対する意欲も低下してしまいがちです。
転職後の目標を掲げた上で、通過点として内定を獲得することを目指すようにすれば大きな問題は生じないでしょう。
転職先の仕事に慣れるために先回りして勉強をする
転職して失敗したと感じるケースとしてもう一つあるのが、転職先での新しい仕事に慣れられずに立場を失ってしまうというものです。
特に面接のときに背伸びをしたわけではなくとも、新しい現場で働くときには学ばなければならないことがたくさんあります。
今までと同じ業界で、同程度の企業規模の現場で働く場合にはかなり負担は軽減されますが、異業種の職場を選んだり、中小企業から大手企業へ転職したりしたときには今までのノウハウがあまり使えないこともあります。
このような失敗を防ぐには転職先で担う業務についての情報を手に入れて先回りして勉強しておくのが肝心です。
業界常識や新たに担うことになる業務について基礎だけでも学んでおけばスムーズに現場に慣れられます。
できないことは素直に認めて早めにできるようになるように努力する
キャリアアップを目指して転職しようとした人は高いプライドを持っていることも少なくありません。
しかし、そのプライドが邪魔になって新たな職場での成長を止めてしまうことや、同僚との関係を悪化させて立場を失ってしまうことがあります。
これから初めてチャレンジすることも多いのを踏まえて、できないことはできないと認めることが肝心です。
現場でその業務をわかっている同僚から教わって速やかにこなせるようになったり、他に担い手がいないなら勉強しながらだから時間がかかってしまうと伝えた上で努力したりする方が建設的でしょう。
無駄なプライドは捨ててしまい、貪欲に学んで働いていくという心構えをしておくのが成功につながります。
経理未経験者や第二新卒の方が転職するためのポイント
経理業務未経験の方や第二新卒等の経験が浅い方の場合、ポテンシャルと何かしらのアピールするポイントが転職の成否を左右します。
特に未経験者の場合、経理に限らず転職のハードルは確かに上がるものの、現職で培った経験がどのように経理で活かせるのかアピールすることで採用されるケースは多くあるため、転職事例などをもとに研究してみると良いでしょう。
転職エージェント等からの情報収集に加えて当サイトでも異業種や未経験からの転職を成功させた事例を紹介しておりますので是非参考にしてみてください。
なお、いきなり経理へいくのではなく、会計事務所で業務経験を積むのも手段の一つです。
会計事務所からの経理への転職も有効
上記で記載した通り、会計事務所から企業の経理へ転職するという選択肢も有効です。
経理は未経験者採用に厳しく、門徒が狭いためなかなか転職できないと言わざるを得ません。
一方で、ご年齢が20代あるいは30代前半までであれば会計事務所は未経験者でも比較的容易に転職が可能であり、そこで経験を積んでから経理へ転職するという事も可能です。もちろん会計事務所でそのままキャリアアップを目指しても良いかと思います。
経理も含めた事務系の職種へのキャリアチェンジがしたいという目的が強いのであれば、一つこの選択肢も入れてみると良いでしょう。
もっとも、転職できればどんな会計事務所でも良いということは無く、今後のキャリアも見据えて一定の経験と教育体制が整っているところを目指すべきです。
最低限簿記2級程度の知識は身に着け転職を検討するようにしてください。
経理の転職活動:エージェントだけに頼らず自身でも情報取得を行うことが失敗回避のカギ
転職エージェントを活用すれば転職活動全般のサポートは受けられますが、あなた自身もある程度自分で把握しておくことで転職失敗のリスクは下げられます。
一つずつ見ておきましょう。
経理の転職活動における志望動機の書き方

転職活動をしていて意外と大変なのが志望動機の考え方です。
志望動機や転職の理由がうまく伝えられず選考で良い結果がもらえない人も多いです。
転職エージェントを利用することでどのように転職理由を組み立てていけば良いのかといったヒントを頂くことができるので、自分でうまく構成が構築できない、どうも前向きな内容にして伝えることができないといった方は相談してみると良いでしょう。
ただし、転職エージェントに相談することでヒントをもらうことはできるものの、やはりある程度自分の言葉で考えてしゃべる必要はあるので必ずご自身の頭で考えるようにしてください。
本サイトでは経理が転職する上での志望動機の考え方に関する記事を記載しておりますのでご参考ください。
経理の仕事の魅力を改めて知る

経理で転職をお考えの中にはそもそも経理がつまらないから転職したい、、、とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
ですが経理の仕事は単純作業ばかりではなく、クリエイティブな業務もスキルや職場次第ではチャレンジすることが可能です。
このようなケースでは多数の転職者を見てきているエージェントの意見もとても参考になります。
たんなる単調作業ばかりではなく、提案業務を中心に行う経理の方もいますし、キャリアパスは様々です。
狭い世界だけを見ていると良くない部分だけに目が行きがちなので、多くを知る転職エージェントを利用することで
改めて経理の魅力について考えて見ましょう。
また、上記と関連しますが、経理の仕事を改めて再認識することで、転職理由等を考える際のヒントにもあります。
経理が転職で希望を叶えたりならやっぱりエージェント利用がおすすめ

転職するからには何か叶えたい希望、解消したい不満があるかと思います。
そうしたポイントをいくつか紹介させていただきます。
転職エージェントを利用する最大のメリットがこうした悩みや希望を叶えやすくなることにあります。
経理が転職エージェントを活用することで年収UPを実現可能性が高まる

企業によっては経理等の管理部門の年収が抑えられているケースも多くあり、給与が原因で転職をお考えになる方もいるでしょう。
実際に転職エージェントに登録される方の中には年収UPを目的とした転職活動を行う方も多くいらっしゃいます。
まず、高い年収をもらっている経理パーソンがどのような特徴を持っているのか、高い年収がもらえる企業がどのようなところなのか、転職エージェントを利用することで情報がもらえます。
例えばパソナキャリアでは利用者の67.1%(2022年6月7日時点表記)が年収UPの転職を実現しているため、年収UPの転職ノウハウを多数お持ちです。
ただ、年収を上げるためには転職という手段を考えるだけでなく、あなたの努力ももちろん必要となります。
何をどう努力すれば年収が上がるのかわからないという相談も多くあります。
エージェントの方と相談しつつもどのようなポイントを押さえておけば良いのか知っておいて損は無いかと思いますので以下のポイントなんかも参考にしてみてください。
大手企業の経理職へと転職
上記の年収と関連しますが、大手企業の経理ポジションであれば年収も高いし仕事も面白そう、と感じている方も多い傾向です。
実際に年収は比較的高くなる傾向にあります。ただ、その分転職するためのハードルは高くなります。
大手企業の経理へ転職するには転職サイト・エージェントの利用ももちろん必須ですが、中小企業との違いや求められるスキル等に関して年齢・ご経験ごとに把握しておく必要がありますので、こちらもしっかり情報収集しておきましょう。
外資の経理・財務へ転職
外資系企業への転職に興味を持つ方もいらっしゃいます。
そのようなケースでは日系企業の経理と外資の経理の違いはもちろんですが、そもそもの企業文化の違いから理解した方が良いでしょう。
以下の記事にて解説しておりますので、こちらもご参考ください。
メーカーの経理へ転職
製造メーカーの経理への転職を希望される方も比較的多くいらっしゃいました。
ただ、メーカーの経理は特徴がありますので、ある程度経験が求められるケースが多くあります。
そうしたメーカーの経理の特徴や採用されるためのポイントについてまとめておりますのでご参考ください。
キャリアアップ
キャリアアップを目指す経理の方も多いです。
ですが、何をもってキャリアアップが出来たと定義するのかあいまいな方もいらっしゃるため、まずはどのような状況になっていたらキャリアアップできたと思えるのか確認しておく必要があります。
そのためには、まず経理の一般的なキャリアパスについての理解を深めておく必要がありますので、転職エージェントからの話を聞くと同時に、あなた自身もしっかりキャッチアップしておきましょう。
女性の経理職の転職ではキャリアも家庭も大事にしたいという希望を叶える方も

転職エージェントへの相談で、ワークライフバランスというものも多い一方で、キャリアも大事にしていきたいという相談も多いです。
昔は両方を叶えることは難しかったのが正直なところですが、昨今は女性のキャリアや働き方に理解のある企業が大半ですので、しっかり転職先を選定していくことで両立は十分可能です。
経理が転職する上で役立つ資格やスキルは?
未経験の方から経験豊富なベテランまで様々な方がいらっしゃいますが、それぞれごとに役立つ資格やスキル、経験は異なります。
また、希望される転職先の業界などによっても変わってくるでしょう。
代表的なものでいくと簿記検定がありますが、簿記が評価対象になるとしたら、やはり若手や第二新卒あたりの方となります。
一方でグローバル企業で活躍したいとお考えの方であれば英語に関するスキルやIFRSに関する知識が重要となることもあります。
それぞれ簡単に解説したものがありますので興味のある方はご覧ください。
良い経理の転職エージェントを見極めるためのポイント
転職サイトを利用するにあたり、最低限押さえておいた方が良いポイントを記載しておきましょう。
どこの転職サイトも立派なことが書かれておりますが、一般的に最低限持っている機能について紹介しておきます。
- エージェント側の都合を押し付けるのではなくあなたの希望をしっかりヒアリングしつつアドバイスをくれる
- エージェント担当者によるあなたの希望に即した最適なマッチングが行われるとともに、プロの目から見た別確度の提案とその理由がもらえる
- 面接対策及び面接日程調整や面接同行、段取りサポート
- 履歴書・職務経歴書の添削
- プライバシーマークの取得
- 有料職業紹介事業許可番号(厚生労働大臣許可)
※無許可で職業紹介事業(エージェント業)を行っている転職会社も世の中には存在しているため注意が必要。
上記はごくごく当たり前のことを記載しましたが、今や転職サイト・エージェントの数は数えきれないまでに増えており、悪質な転職サイトに騙されないよう最低限上記事項が行われるエージェントなのか否かは見た方が良いでしょう。
なお、プライバシーマークはベンチャーエージェントあたりだと取得していないことも多いですが、取得していないからと言って悪質なわけではございませんので、上記はあくまで要素の一つとして参考としてご覧ください。
経理として転職・就業する方の学歴や志向性などについて
当社の独自の調査・見解と厚生労働省の職業情報提供サイト等のデータも活用しながら見ていきたいと思います。
経理は大卒以上の学歴が求められることも多い
経理として従事されている方の学歴を見ると、大卒以上の方が7割以上となっています。
実際に求人募集などを受けても大卒以上とするケースが多く、公認会計士などの資格を保持しているなど一定以上の能力が担保されているケースを除くと必須事項として取り扱う企業も多くなっています。
以下は実際にどの学歴の人が働いているのが多いと感じるかといった調査のグラフとなります。
※数値は上記リンクの職業情報提供サイトより引用

高卒未満 | 1.6% |
高卒 | 23.4% |
専門学校卒 | 14.1% |
短大卒 | 10.9% |
高専卒 | 1.6% |
大学卒 | 68.8% |
修士課程卒 | 7.8% |
博士課程卒 | 1.6% |
その他(わからない) | 9.4% |
経理の求人募集において大卒以上を求めるものが比較的多いのも要因としてあるのですが、それ以上に専門知識を有する財務に近いポジション等も多いため、必然的に一定以上の学問を学んだ方が多くなる傾向にあると言えます。
しかしながら、高卒で経理で働く方もいますし、国家資格取得者(公認会計士や税理士)の中でも大卒ではない方がおり、そうした方が企業の経理部門の要職に転職するケースもあるため、必ずしも学歴が無いとダメなわけではありません。
どちらかと言えば経験やスキルがものをいうポジションです。
学歴に心配があるケースにおいては転職エージェントを通じて応募することで、要件の確認なども行ってくれますし、求人票記載に大卒以上と記載されていても通過したという例はいくつかありますので、相談してみると良いでしょう。
経理職として転職・就職する方は専門性を追い求める傾向

経理として働く方の志向性・価値観としては専門性を求める傾向は少し強いかと感じます。
経理は事務職としての顔もある一方で、専門職としてプロフェッショナルを目指せる職域でもあることからこうした傾向があるものと考えられます。
達成感 | 3.2 |
自律性 | 3.2 |
社会的認知・地位 | 3 |
良好な対人関係 | 3.1 |
労働条件 | 3.3 |
労働安全衛生 | 3.4 |
組織的な支援体制 | 3 |
専門性 | 3.4 |
奉仕・社会貢献 | 2.8 |
私生活との両立 | 3.1 |
※5段階評価
1:満足感を得にくい
2:どちらかというと満足感を得にくい
3:どちらとも言えない
4:どちらかというと満足感を得やすい
5:満足感を得やすい
経理の具体的な仕事内容

経理に従事される方がどういったタスクをこなしているかその割合を示したものです。
無論一人で全てのタスクをこなすわけではありませんし、経理と言っても経理事務と呼ばれる単純事務に近い担当の人から分析等を中心とする財務よりの方まで様々いらっしゃいます。
また、企業規模によっては月次に加えて四半期決算・開示等も必要となりますが、あなた自身がどういったところで経理をやりたいかによって経験できる業務やその範囲は変わってくるでしょう。
経理転職者の中には、もっと規模の大きな企業で管理会計に近いことを経験していきたいといった悩みを持って転職活動される方もおりますし、逆にベンチャー等で裁量をもって日々の仕訳から決算、部門構築まで広くやりたい等様々な希望・悩みがあるため、上記のようなタスクの中においても何が経験したいのか、あるいはできるのかは企業規模・業種によるところもあるため、しっかりエージェント等から情報を仕入れて転職するようにしましょう。
経理の仕事・タスク内容 | 実施率 |
---|---|
会計ソフトを使用し、金額の記録、計算、帳簿記入・報告書作成 | 64.1% |
帳簿への記録に間違いや実際との矛盾がないかチェック | 60.9% |
毎日の金銭的な活動に対して伝票を起こし、帳簿に記録 | 57.8% |
月次決算 | 51.6% |
決算期ごとに各勘定科目を集計し、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を作成 | 51.6% |
会計検査、税務調査などへの立会い | 50.0% |
現金や小切手の処理と管理 | 46.9% |
請求書を発行し、入金を確認して顧客の管理 | 43.8% |
予算の編成や経営計画のための資料作成 | 40.6% |
社員の給与計算 | 39.1% |
棚卸を行って在庫商品の残高を把握し、棚卸表を作成 | 18.8% |
製造原価の管理 | 15.6% |
経理職の労働時間・平均年齢・年収について
現在経理として働いている方々の基本データの調査結果(厚生労働省)です。
全国平均となりますが、現在のあなたの状況とどれぐらい離れているかというものをチェックしておくと良いでしょう。
なお、都道府県別データも見れますので、各地域のデータが気になる方は次の項目の参考文献欄より移動してください。
経理就業者数 | 1,486,140人 |
労働時間平均 | 164時間 |
平均年収 | 444.5万円 |
平均年齢 | 42歳 |
経理職が転職エージェントを利用した際の評判や声

自分で求人をいろいろたくさん見たいと思っていたので、トップクラスの求人量を持つと言われていた
実際に求人数は申し分なく、自分がターゲットにしていないものもシステム上で送られてくるのでいろいろ見られて良かったかと思います。実際に応募する際はエージェント担当の方からしっかり情報がもらえるので良かったです。キャリア相談がしたい人にはあまり向かないかもしれないという感想は持ちました。


珍しいタイプらしいのですが、どちらかというとプレイヤーとして業務がしたかったのでプレイングマネージャーを求める企業への転職を目指しエージェント登録しました。
世の中には実務とマネジメント双方やりたいという方はあまり多くないらしく(経理では)、そういった意味でも求人は豊富にありました。エージェントに登録することで求人が見つかりやすいという利点はあるかと思いますが、客観的に見て、自分自身が他の人とどう違って、それがどういった点で良いと映るのか(もしくは悪い)といったことを第三者に聞けるのも良いかと思いました。
ある意味エージェントさんは他人なので逆に話しやすく、聞きやすかったです。
経理転職Q&A(よくある質問)
経理の転職やエージェント利用に際してよくある質問をまとめました。
経理の転職エージェント情報まとめ
経理職の転職では失敗している事例も少なくありません。
その二の舞になってしまわないためには事例に学び、成功するための心構えを整えておくのが肝心です。
あくまで転職は通過点と考え、新しい職場で速やかに活躍しながら成長していくという考え方が欠かせません。
意欲的に仕事に取り組める会社に転職するのも重要なので、求人を十分に比較して選ぶようにしましょう。
転職においては、転職エージェントからの情報収集に加えて、面接の場や職場見学の機会等にしっかり自身の耳と目でも確認し、譲れない条件があるのであればそれもしっかり伝えるようにしましょう。
転職エージェントを活用することで、聞きそびれてしまったことや譲れない条件についての交渉を行ってくれたりもするので、可能であれば転職エージェントを使い倒し、転職失敗を避けるようにしましょう!
また、エージェント利用にあたっては、キャリアの相談がしたいということだけでなく、人間関係や社内の雰囲気等の情報が気になるという方も多いかと思いますが、そのようなケースでは転職先企業の詳細な内部情報を手に入れることができるケースが多いです。
人間関係を理由に転職を検討する方も多いので、転職後に失敗したと思わないように事前に内情まで含めた情報収集することが重要であり、転職エージェントを活用し、有効な情報を手に入れて、悔いの無い転職活動を行いましょう。
本ページでは希望・志向性ごとにどの転職エージェントを利用したら良いのかを案内させていただきましたので、是非とも参考にしていただければと思います。
・
※経理の求人量と転職サポートの質(面接対策等)等のバランスを見ると必ず登録しておきたい転職エージェントとなります。
大手の転職エージェントということもあり求人の幅・量はとにかく広く、希望の転職先が見つかりやすいので、必ず登録しておきましょう。
・リクルートエージェント
※最大手の転職エージェントで求人数はブッチギリです。経理であろうと人事だろうと営業であろうととりあえず登録しておくべき転職サイトです。
・最速転職HUPRO
※転職活動のための時間が割けない、転職エージェントと会って話をするのは面倒と感じている方に良いでしょう。
AIと膨大なデータを活用してあなたにマッチする最適な求人の提案をしてくれます。テクノロジーを活用し転職の面倒な部分の最適化を目指しているので、軽い負担で情報収集ができます。とりあえず今のスキルでどんな求人出てくるのかな?など気軽に試したい場合などにかなり良いです。
キャリア志向の方はもちろん、企業の残業時間や休日日数データも加味した解析を行っているのでワークライフバランスを重視したい方にもおすすめの転職サービスです。
・MS-Japan
※経理・財務で転職をお考えの方で登録していない人はあまりいないかもしれませんが、企業の管理部門への転職においてはトップクラスの実績を誇っています。
一般企業の経緯への転職のみならず公認会計士の転職支援実績も豊富なので経理経験を活かして転職可能なプロフェッショナルファームの求人など広い意味で経理のキャリアを考えることが可能なエージェントであり、通常のエージェントとはまた違った求人の提案も+アルファで受けられる可能性があるのが魅力です。
・doda
※総合型の転職エージェントですが、経理の転職実績も豊富で、大手ということもあり様々な企業の求人を保有しています。
多くの転職実績から転職先の細かな情報、面接時の注意点などの情報をもらうことができます。
安定しているので、迷ったらこちらを利用するのも良いでしょう。
・ビズリーチ
※経理職としてハイクラスの転職を目指すのであれば必ず登録しておきましょう。あなたのスキルが本物であれば、良いスカウトを受け取ることが出来ます。逆にたいした求人が見つからないようであれば、まだまだスキル不足な点があるということです。そういう意味では現在の市場価値を判断するのにも良い転職サービスと考えられます。ただ、現年収で750万円以上は欲しいところでしょう。
・SYNCA
※優良ベンチャーへの転職に非常に強く、市場価値診断等もあるのでおすすめの転職サイトです。
・ジャスネットキャリア
※経理・会計分野にとても強い転職エージェントです。
転職相談に定評があるため、キャリアに悩んでいる方が登録するのに良いでしょう。
転職は人生の転機の一つといっても過言ではありません。
転職成功に向けて、後悔の無いよう活用できるものはなんでも活用して転職活動を行いましょう!
- (※1):日本トレンドリサーチ転職エージェント企業のサイトイメージ調査結果とMS-Japan自社調査結果をMS-Japan公式サイト(https://www.jmsc.co.jp/service/advantage/)より引用(2022年5月9日時点)
- (※2)(※3):オリコン顧客満足度調査結果及びJACリクルートメント自社アンケート結果をJACリクルートメント公式サイト(https://www.jac-recruitment.jp/)より引用(2022年3月26日時点)
- (※4):オリコン顧客満足度調査パソナ公式サイト(https://www.pasonacareer.jp/info/oricon/)より引用(2022年3月26日時点)
- (※5):年収後年収UP率データをパソナ公式サイト(https://www.pasonacareer.jp/)より引用(2022年3月26日時点)
- 職場情報提供サイト(経理):https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/430
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執筆責任者 | 樋口 智大 |
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