経理職は転職することでどれだけ年収をあげられるのか~賢い転職のやり方解説

もっと年収を増やしたいときには、思い切って転職を考えるのも1つの方法です。経理職の場合も、転職することで年収が大幅にアップするケースがあります。

これから転職をする際には、自分の年収がどのくらい上がるかが気になるかもしれません。

この記事では、経理職の年収を上げていくためのポイントや転職で年収をアップする方法などを解説していきます。

経理業務の平均年収は~転職を検討してもいい職種なの?

DODAのサイトが公開している職種別のランキングでは、経理職の人の平均年収は50位中で49位です。このデータの平均年収だけで判断した場合、企業の職種でも経理職の平均年収は低いと言えるかもしれません。

ただ、平均年収だけでは、一人ひとりの年収は把握できません。同じ経理の仕事をしていても、平均年収より多い収入を得ている人もたくさんいます。

経理職の場合、経験を積んでキャリアを磨くことで、より待遇の良い企業に転職できる可能性があります。

49 経理 企画/管理系 491万円 2億4512万円

引用元:doda

 

経理職の転職における実務経験の重要性

経理職の転職では、実務経験があるかどうかが重要になってきます。実務経験が余りなくても比較的スムーズに転職ができるのは、せいぜい第二新卒までです。

ただ、第二新卒の場合も、経験した業務内容などは転職活動の面接で聞かれる可能性が高いです。

大きな企業ほど、実務経験とスキルを兼ね備えた人材を採用したがる傾向があります。有名企業の経理職に転職して年収をアップしたい場合は、しっかりと経験をつけて、語学力などのプラスアルファのスキルを磨いておく必要があるでしょう。

経理職の人が年収を上げていくために覚えておいてほしい重要ポイントまとめ

若くから経理職をこなしている人は、自分の年収を上手に上げていくために、どのようなことを意識しておかなければいけないのでしょうか。

どの企業も必要としている経理をこなせる人は、以下のポイントを押さえながら、社会人としてレベルアップを狙ってみてください。

企業によって経理職の給料は大幅に変わる

経理職の年収に差が出るのは、雇用されている企業の待遇に違いがあることが1つの理由です。経理職の給料は、企業ごとにそれぞれ違います。企業の待遇は組織全体の事情であるため、努力をしたとしても自分だけ給料を上げてもらうのは難しいことが多いです。

したがって、給料の低い会社で働き続けていると、頑張って働いてもなかなか年収がアップしないことがあります。経理職で転職した人には、前の会社で働いていたときよりも200万円ほど年収が増えた人もいます。

年収を上げるには経理能力を活かして管理職を目指していく

企業の経理職の場合、一般社員は年齢などで給与が決まるケースが多いです。待遇の良い企業に転職をしても、一般社員だと年収アップにも限界があるかもしれません。

より収入を増やしたい人は、係長や課長といった管理職のポストを狙うのも1つのアプローチです。経理のスキルがあると、条件が厳しい管理職の求人にも応募がしやすくなります。運良く採用されれば、一気に年収が上がることもあるでしょう。

英語を身に着けることで転職と年収アップの可能性は飛躍的に上がる

英語のスキルを磨くことも、転職で年収をアップするポイントです。大手の企業などは、海外の拠点で働く経理職を募集していることがあります。

このような求人は、経理のスキルだけでなく英語力も求められるため、待遇が良いのが一般的です。英語のスキルを磨いておくと、こういった求人に応募して、年収アップを目指すこともできます。年収アップの可能性を広げたい人は、TOEICなどの試験で高得点を狙ってみると良いかもしれません。

特別な経理能力・資格を獲得し特別な人材になる

専門的な経理能力を磨いたり、資格を取得して、自分の価値を高めることも年収を増やすときに押さえておきたいポイントになってきます。

転職する前の仕事で連結決算や企業買収などに携わる機会があれば、積極的に取り組んで経理能力を磨いておくと良いかもしれません。

また、外資系企業などで活かせるCIA(公認内部監査人)やIFRS(国際財務報告基準)といった専門的な資格を取得して、特別な人材として認めてもらうことも、年収をアップする方法の1つです。

年収を上げために転職をしたいのであれば外資系企業を狙おう

外資系企業の経理職の年収は、一般的に高い傾向があります。外資系企業の経理職は、平均年収が500万円から900万円前後と言われています。スキルをアップして管理会計などの専門的な業務をこなせるようになれば、より年収が高い管理職のポストにも応募ができるかもしれません。

英語ができると、外資系企業の選考でも有利になることが考えられますよね。年収を上げる目的で経理職が転職をするときは、外資系企業を狙うと希望が叶う可能性があります。

経理職で年収を上げるために利用したい転職エージェント

知識や実績を身に着け、今よりも大きな企業へステップアップしたいという人たちにおすすめしたい、転職エージェントをまとめました。

今の業務に物足りなさを感じた人や、より大きな活躍の場を求めている人は是非、活用してください。

MS-Japan

MS-Japanは、企業の管理部門や会計士、税理士などの士業の求人を専門に扱うエージェントです。上場企業の求人や管理職の求人などを幅広く取り扱っており、経理職に転職をしたい人から支持されています。

こちらのMS-Japanは、2017年に楽天リサーチが行った調査で「管理部門、有資格者における利用実績」のNo.1を獲得しました。会員登録後は、非公開求人が見られたり、専任のアドバイザーからサポートが受けられたりするため、転職活動がスムーズに進められます。個別相談会やセミナーも転職希望者から人気を得ている企画です。

ビズリーチ

年収1,000万円以上のハイクラスの求人をそろえているのが、転職エージェントのビズリーチです。ビズリーチを利用した活動では、企業からくるスカウトが転職のきっかけになったケースが多いようです。

スカウトの場合、会員が企業にじかにコンタクトを取るスタイルと、ヘッドハンターからサポートを受けながら応募を進めるスタイルがあります。

管理職や幹部の求人が多く、年収をアップしたい人にとっても大きな成果が期待出来そうなのがビズリーチです。外資系企業や海外拠点の求人もそろっています。

ビズリーチの公式サイトを見る[/btn class="rich_orange"]

JAC Recruitment

JAC Recruitmentは、管理職や専門職、技術職の転職をサポートしています。2019年8月6日の時点では、約43万人の転職をサポートしたことがサイトで紹介されています。

国内の有名企業はもちろん、多くの外資系企業と取引があり、これまでにも数々の転職者を採用に導いてきました。

さまざまなテーマに沿った相談会があるのも、こちらのエージェントの特徴です。外資系企業への転職をテーマにした、個別相談会もあります。

[btn class="rich_orange"]JAC Recruitmentの詳細を確認する

ジャスネットキャリア

経理の転職に精通しており、キャリアアップ・年収アップを目指す転職であれば登録しておくべきでしょう。
創業者が公認会計士ということもあり、会計・経理・財務に関する転職事情に精通しており、高いレベルの提案が受けられます。

20代で経理経験3年以上程度の方の転職から30代中盤を迎えてキャリアアップを図るための転職まで幅広く対応していますので必ず登録しておきた転職エージェントの一つです。

ヒュープロ

AIと膨大なデータを用いてあなたにピッタリマッチする求人を提案してくれる転職サービスです。
経理や会計事務所等の会計関連の転職に強く、最近利用者が急増しております。

AIを用いて単にマッチする求人の提案をしてくれるだけでなく、専任のエージェントに電話等で相談もできるので安心して利用することができます。

転職活動にかかる手間をテクノロジーを用いて省くことで、忙しくてなかなか転職活動の時間が割けないといった方の利用や家庭の都合でなかなか余裕をもって転職活動ができないといった方の利用も増えています。

また、AIと膨大なデータを用いて客観的な見地から現在のあなたのスキルや経験等でどのような転職先が提案されるのか、どの程度の年収が見込めるのか、市場価値を知る意味でもこちらのAIを用いた転職サービスに登録してみる価値はあるでしょう。

気軽に登録できるので是非試してみてください。

能力に自信があるのなら積極的に転職を狙おう

実務経験やスキルが年収に影響するのが、経理職の特徴です。このような職種の場合、自身の能力に自信がある人は転職したほうが年収がアップする可能性が高いです。

実際、より待遇の良い企業や、管理職などの上級のポストに就けるだけの能力があれば、積極的に転職を狙ったほうがメリットがあります。採用の基準を満たす能力があるかどうかがわからないときは、客観的にスキルをチェックしてもらえるエージェントの力を借りるのも良い方法になるでしょう。

経理業務は経験をたくさん積みながら語学力を身に着けていこう

経理業務は、実務経験がどのくらいあるかが問われる仕事です。経験は面接でも強力なアピールポイントになるため、転職前の仕事に積極的に取り組むことが大切になってきます。

英語力があれば、年齢が若くても高収入が期待できるかもしれません。仕事を通じてたくさんの経験を積みながら、英語などの語学のスキルを身に着けていきましょう。

こちらで紹介した以外にも転職エージェントはたくさんありますので、興味のある方は以下の記事もご覧ください。

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株式会社インテグラルベース士業Job運営事務局編集部(管理部門領域)
転職エージェント経験者や経理・財務・人事等の管理部門職として勤務経験のある者が執筆を行っています。管理部門職種の方が転職失敗を避け、成功させることに焦点をあてて情報配信を行っています。また、管理部門職種だけでなく、士業の方々が一般企業の管理部門へ転職するケースの情報提供など、様々な需要に応えることを目指しています。
また、事業として管理部門・士業の転職・求人サイト(厚生労働省特定募集情報等提供事業者51-募-000806)の運営を行っています。