経理業務がつまらないと感じたときに見る記事~本当の経理職の楽しさと魅力について

転職失敗・悩み

就職や転職をしてから経理職として働いてきて、特に楽しいシーンに出くわすこともなく、モチベーションも無くなってしまったという人もいるでしょう。仕事をするのがつまらないと感じてしまったときにはどうしたら良いのでしょうか。どういうところがつまらないのかを改めて認識した上で、どうすればやりがいを見出せるのかを考えてみましょう。

誰もが感じるであろう経理業務のつまらないところ

実は経理職として働いていると一度はつまらないと感じる人が多いんです。どのような点がつまらないと感じられてきてしまうのでしょうか。

単純作業ばかりの場合

経理職は単純作業だからつまらないというのがよくあるパターンです。
高度な業務を行う方以外にとっては経理業務は慣れてしまえば単純作業ばかりというケースが多いのは確かで、経費が適正に使用されているか、仕訳が正しいか、予算に従った運用がなされているかといったチェックをしていくことになります。そして、正しいなら精算を進めるといった形でルーチンワークになるのがつまらないと感じる人は多いようです。

毎年同じような年になる

日常的な作業が単純なだけでなく、年度を跨いだとしても業務内容があまり変化しないのもつまらないと感じてしまう点です。製品開発などを担っているなら毎年新しいものを生み出していかなければなりませんが、経理職の場合にはそのような変化がありません。年度初めや中間決算のタイミング、年度末などで行う業務も決まっているので刺激を受けられない悩みが生まれがちです。

営業や企画のように積極的にチャレンジする新鮮味が少ない

経理業務の特徴として創造性や独自性、変革や挑戦よりも正確無比で迅速という観点が重視されることが挙げられます。これがつまらないと思われる原因になっていることも少なくありません。営業や企画などのように斬新な方法で積極的に新しいことにチャレンジしていくことよりも、目の前のタスクを的確にこなすことに注力しなければならないのは苦痛になることもあるのです。

経理業務がつまらないと感じ始めた人へ知ってもらいたいこと

経理業務は単純なルーチンだからつまらないという一言に集約されてしまうかもしれません。しかし、本人の努力次第で状況が一転する可能性は十分にあります。どんな取り組みをすると変化がもたらされるのでしょうか。

勉強して知識を増やす

経理やその周辺業務に関する知識を身に着けるのがまず挙げられる方法です。

税務を勉強したら年度末の納税や確定申告の際に他の人からは出てこなかったような節税のアイディアが出るかもしれませんし、新たな業務にチャレンジすることもできるかもしれません。

そのようなきっかけがあれば多岐にわたる仕事を任せてもらえるようになり、仕事を通じて受けられる刺激も大きくなっていきます。

また、先ほどの税務の例であれば、新たに勉強した内容をきっかけに経理から会計事務所へ転職し、新たなフィールドで新たなキャリアを築き、気が付けば税理士になっていたという方もいるので、経理という視点から少しずらして似たようなところで何か新しい気付きがないかを見てみるのも良いでしょう。

参考ページ:経理から会計事務所への転職で企業経理経験は評価される?

繁忙期じゃない時間を使って資格を取得する

月末月初や年度末のように経理職の繁忙期には仕事が忙しくて他のことをする余力がないかもしれません。しかし、あまり仕事が多くない時期もあるので、その時期の余裕を上手に活用してレベルアップを図るのも効果的な対策です。

資格の取得を目指すのは、目標がはっきりと定まる点でも、取得した暁には客観的に能力があることを示せる点でも、魅力的な候補でしょう。経理職なら日商簿記1級やFASS検定などが実務に直結するスキルを習得するのに適しています。

先ほど記載した項目と被りますが、新たな知識・スキルを得ることで世界が広がります。

経理職はどの会社でも重宝される専門職でありどこまでも上が存在する

経理職はどの会社でも必要とされているので、転職して新しい職場で刺激を受けながら働いていくという道も描けます。例えば英語力を磨けば外資系企業への転職が可能になり、簿記1級を取得すれば転職市場でも評価され、レベルの高い企業への転職が見えてくるかもしれませんし、上位の資格である公認会計士や税理士などへの道を目指そうと思えるかもしれません。

資格の取得やスキルアップを繰り返していけば様々な方向性でキャリアアップをしていくことができます。どこまでも上を目指していける専門職だと考えて自分を伸ばす努力をしましょう。

経理のやりがいと魅力について

経理業務がつまらないと感じた人は、経理職として働くやりがいや意義についても考えるのが肝心です。その魅力を向上させるにはどうしたら良いかという観点も持って仕事に取り組めるようになりましょう。

会社の経営状況を把握しながら経営を陰から支える立役者になれる

経理職は実は経営を支える立場にあるというのは理解しておいた方が良い点です。会社の経営状況に関して数字で詳しく理解しているのは経理職だけなので、その観点から経営者に提案やアドバイスをしていくことで会社が立ち行くようになることも珍しくありません。
日々業務をする中でこうしたことを意識するとともに、財務的な視点も持てるようになると楽しい仕事が増えるかもしれません。

周りに頼られるようになると嬉しい

経理職は会社の裏方にある仕事なのは確かで、現場で働いている人から頼りにされることは少ないこともあります。しかし、立替払いの精算で困った社員にアドバイスをしたり、契約をしたときのお金のやり取りのフローで困ったりしたときなどに的確な答えができれば信頼を勝ち取ることが可能です。

経理ならこの人に頼れと言われるような立場を手に入れると日常的にやりがいが生まれてくるでしょう。

経理業務を全力で楽しもうとしてもつまらないと感じたら転職しよう

経理職として現在の職場で働いていても面白みが見出せないという場合もあります。その際には新しい職場に移って全力で楽しむという発想も持ってみましょう。

経理職は潰しがきくのでどこへいっても通用する

経理業務は業種が違ってもほとんど同じ内容なので、現場で身につけたスキルはどの職場に行っても活用できます。基本は同じでも実際の業務フローが違えば仕事の分担の仕方なども異なるため、新しい職場に移ればつまらないという気持ちも払拭されるでしょう。その現場での活躍がやりがいを倍増させてくれる可能性もあります。

高いスキルを身に着けたらより大規模な企業へ転職できる

経理職には適切な仕訳ができることが求められる場合が多いものの、最終的にはかなり専門性の高いスキルが求められます。例えば年度末には決算業務が発生し、未上場企業が上場を目指すなら上場に向けた制度やフローの整備をしなければなりません。

このような個々の状況において特化したスキルを持っていると大手企業でも諸手を挙げて採用してくれることがあります。

経理とは全く違う仕事へ転職してみる

営業から経理へ転職したい、というケースは非常に多いのですが、未経験者の経理職への転職は非常にハードルが高く、希望が叶うケースは少ないです。

ただ、経理から別の職種へ転職することは可能です。

それこそ営業職であったり、先ほど記載した会計事務所スタッフであったりと、いくつか選択肢があります。

全く別の職がやりたいケースではまず何に興味が持てるのか自分に問いかけてみると同時に、経理から関係ない職種へ転職した方の事例なんかを集めてみると良いでしょう。こういうのは一番大きな転職会社に相談すると事例が豊富なので、リクルートエージェントにとりあえず相談しましょう。

経理の経験が活かしたい場合でも転職エージェントに相談すればあなたの要望・能力にあった転職先が見つかる

どんな企業に転職すれば不満を解消できるのかがわからない人もいるでしょう。その際には経理向けの転職エージェントに相談してみるのが得策です。どんな職場なら希望を叶えられるのか、能力をフル活用できるのかといった観点から転職先を紹介してくれるので積極的に活用しましょう。

経理といっても企業によって求められるものは異なります。

ルーチンワークばかりで飽きていた人が思い切ってベンチャー企業の経理へ転職し刺激的な日常が送ることができるようになり楽しいというケースもあります。

同じ経理でもたくさんの選択肢があるので、それらを知ることが重要と言えるでしょう。

積極的にレベルアップを目指せば経理は楽しい

経理職がつまらないと思ってしまうのはルーチンでできる業務が多く、それを漫然とした態度でこなす日々になってしまっているからです。積極的に自分を磨いていき、プロとして働けるようになろうという前向きな姿勢を作りましょう。そして、自分の能力を発揮できる職場を見つけて働いていけば仕事を楽しんでいくことができます。

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