総合商社で活躍する会計士は結構多いです。
というのも、商社では会計士の需要が高いという点と、
会計士としても監査法人以外での数少ない高年収帯の転職先ということで、商社への転職を検討される方は一定数いらっしゃいます。
また、海外に興味のある方や英語力を活かした仕事がしたいという方がこの先のキャリアも見据えて商社へと転職されるケースも多いです。
会計士が商社に転職した場合、
一般的な経理・財務等のポジションでの採用というケースもありますし、
投資先の価値算定や投資判断等の業務を行うケースもあります。
いずれにしろ、公認会計士の高い専門性は商社などでも活かしやすく、業務内容は多岐にわたりますが、人気の転職先の一つとなっています。
注意点としては、
総合商社では営業部門等へと配属されるケースも多いため、営業マインドやセンスが求められることも多く、マインドセットは完全に入れ替える必要があります。
営業部門への配属といっても、いわゆるセールスマンみたいなものではなく、事業投資先のデューデリジェンスやリスクマネジメントといった仕事も多く、事業投資先の管理も行いつつ、海外投資先の視察など、海外出張等も多くなり、非常にハードな仕事にはなります。
冒頭に会計士の需要は高いと書きましたが、当然ながら転職へのハードルは高く、
部門にもよりますが、財務・会計のプロフェッショナルとしてのスキルだけではなく、先ほど記載した営業センスやそのほかのマインド含め、採用要件は比較的高いです。
しかし、会計士を求める総合商社は比較的多いので、門前払いというケースは少ないため、
チャレンジしてみても良い転職市況といえるでしょう。
ちなみに、前提として英語等の語学力が高いレベルであることは条件となります。
監査法人から転職される方も多く、語学力や海外での勤務を将来お考えであれば、商社を経験しておくのも悪くないです。
会計士が商社へと転職するには
会計士が商社に転職するケースにおいては、転職スカウトサービスの活用や転職エージェントを利用される方が多いように感じます。
商社では様々な部門が存在しており、それぞれごとに求められるスキル等も異なってくるので、
情報収集という意味では一度はエージェントやヘッドハンター等から転職に関する情報を仕入れておくのが良いでしょう。
総合商社の求人自体はどこの転職サービスでも取り扱っているのですが、
公認会計士として転職するケースにおいてはどのようなことが求められているのかしっかり把握しておく必要があります。
特にはじめて転職する会計士の場合、各商社の違いや転職先部門ごとによる仕事内容の違いなどわからないことが多いかと思いますので、
そうした詳細な情報をしっかり収集しておきましょう。
また、面接に不慣れな方が多いこともあり、結構失敗してしまうケースも多いのです。
マイナビ会計士ではこうした面接に関するアドバイスをしっかり行っていますし、
各商社の特徴や面接官の情報なども持っているため、安心して面接を受けることができるでしょう。