新型コロナウイルスによりお仕事に影響が出ている方も少なくない状況となっており、職種によっては転職市場もかなり冷え込んでいる状況です。
そのような中、今回は建築士や施工管理技士の転職市場について見ていきたいと思います。
コロナをうけてオリンピックの延期等様々な問題がある中、建築や建設に係わる方々の転職はどうなのでしょうか。
目次
施工管理技士を求める求人は相変わらず多い
土木・建築・設備等分野に限らず施工管理の求人案件は現在もとても多い状況です。
また、電気設計や電気工事関連の施工管理の求人案件も増えており、5Gに関する最新テクノロジーに付随した業務や電力事業を始めとするインフラ系の業務は依然として安定しており、求人数は増えている状況です。
そもそも業界自体が人手不足なことから、転職を考えた際は比較的転職先を選べる状況と言えます。
ただ、求人そのものは減っていないのですが、新築の注文住宅に関しては需要そのものが減りつつある状況ですので、建築関連の施工管理の求人は、リフォーム・リノベーション、建て替えなどの案件が増えている状況です。
建築士はそもそも人数が少ないことから転職需要は多い
建築士の転職マーケットはずっと売り手市場と言えます。
そもそも建築士の人数が足りていないこと、また高齢化も著しい業界であることから、特に若手を求める求人企業は多く、待遇も悪くありません。
業界的に残業が多いなどのイメージがあるかと思いますが、昨今は業務改善が行われており、徐々に働きやすい環境が整備されております。
給料そのものは比較的元々悪くないですから、ワークライフバランスを求めての転職と言ったケースも増えており、希望を叶える方も少なくありません。
建築施工管理・建築士・設計の案件は新規から建て替え・リフォームへ
オリンピック需要もあり、新規案件は過去数年はかなり多い傾向でしたが、最近は減少傾向です。
また、コロナウイルスとは別に、自然災害などが多発していることから、そうした地域での建て替え・改修・修繕に関する業務案件が増えるとともに、そもそも建物の老朽化が問題になりつつあることから、こうした建物の建て替えニーズが増えている状況です。
求人自体は多く、これまで通り転職市場は売り手有利な状況ではありますが、状況は少しずつ変わってきているということになります。
また、人々の暮らし・生活に合わせた街づくりを行っていく観点もあり、そうした状況も踏まえたニーズとなっている状況です。
最近はコロナの話題ばかりですが、スマートシティーや5G等に関連した動きも出ている状況です。
CADオペレーター・CAD設計士の求人は未経験のものも多数ある
CADオペレーター・設計関係は未経験者を一から育てていくような採用募集もあります。
こちらも若手が減りつつある現状を踏まえ、教育制度を整えた企業案件や人材サービス等もあることから、学校を卒業してアルバイトをちょっとしていたといった方が未経験からチャレンジされる事例などもあります。
いずれのケースにしても、年齢問わず転職しやすい状況ですから、転職をお考えの方は転職サイトや転職エージェントサービスに登録し、求人を探してみても良いかと思います。
希望に沿ったものが見つかりやすい状況です。