今は人生100年時代と言われ、お金に関する知識は必須となっております。
その影響で金融機関や不動産業界への転職や独立を考えている方が多いかと思います。
今回はファイナンシャルプランナーに向いている人について解説していきます。
ファイナンシャルプランナーに求められるスキル
FPに求められるスキルは3点ございます。
①高いコミュニケーション能力、②お金のことが苦にならない、③新しい知識を取り入れることが好きといった人が向いています。
- 高いコミュニケーション能力
FPは人と接することが多い仕事といわれています。そのため相談者が抱えている問題を聞き出すうえでは信頼関係構築が重要となってきます。 - お金のことが苦にならない
こちらはお金のことに対して考えることに苦にならないということです。例えば、住宅資金や教育資金などといった大きなお金を貯めることや節税をするにはどうしたらいいのかだけでなくどのように購入できるのかを考える必要がございます。 - 新しい知識を取り入れる
金融情報や税務情報やその他法律関係の情報は目まぐるしくかわっています。
そこで新しい金融情報や税制の新設立そして改正などといった情報を仕入れることが好きもしくは苦でない人が向いていると言えます。
このように、人と関わる機会も多いことや日々新しい知識、更には税制や法律の改正といった新しい情報を取り入れていく必要がございます。
その中でも人とのかかわりに関しては、お客様以外に税理士や行政書士そして社会保険労務士などの士業の方ともかなり密接である必要がございます。
その内容についてはFPの業務について説明していきます。
FPの守備範囲と士業等とのかかわり
FPの守備範囲は広範囲で①ライフプランニング・リタイアメントプランニング、②リスクと保険、③金融資産運用設計、④タックスプランニング、⑤不動産運用設計、⑥相続・事業承継設計と分けられます。
①ライフプランニング・リタイアメントプランニングは社会保険や介護保険などといった公的保険や公的年金の分野、その他に住宅ローンなどのローン関係の知識が必要です。
その中でも社会保険労務士が一番FPと関わりがあると言われています。
②リスクと保険は、生命保険や損害保険そして第三分野の保険の分野となります。
そのため、生命保険募集人や生命保険募集人といった保険業者の方と密接にコミュニケーションを取っていかなければならないとされています。
③金融資産運用設計は、株式や投資信託などの金融商品知識が必要となりますので、金融商品取引業法などの法律で定められた業者との密接になるため、金融知識のコミュニケーションが必要となります。
④タックスプランニングは、金融資産や保険の税金知識の他に所得税や住民税などの税金の知識が必要となるため幅広い分野で、税理士との業務と密接になるため税務に関するコミュニケーションが重要となります。
⑤不動産資産設計は不動産の知識が問われます。そのため住宅メーカーや不動産業者との業務が密接であるため不動産業者とのコミュニケーションが重要です。
⑥相続・事業承継設計は、相続や事業承継の知識の他に、相続や事業承継の分野の中でも税理士など様々な士業と関わることが多い分野といえます。
このように各分野において、沢山の専門家とお仕事をする機会があり、対人スキルや専門家と一緒にお仕事するとなると高度な知識が重要となります。
知識に関しても、日本の金融事情や法律そして税制に関しては必要ですが、海外の金融事情も取り入れておくと比較しやすくなります。
まとめ
FPに向いている人などを挙げましたが、「難しそう」っていう人は多いと思います。
高度なコミュニケーションを取ることに関しては、FPの勉強の中で一番好きだった分野から始めてゆっくりと幅広い知識を身に着けて行くことも1つの考えです。
コミュニケーションに自信がない方でも、就職や転職そして独立をする前からでも身に着けることもできます。
2級ファイナンシャルプランニング技能士,AFP,MBA(経営学修士),スカラシップアドバイザー(日本学生支援機構)
大学院修了後、大手流通企業に就職するも3か月で退職をし、実家の山口県の酒造会社で店長として勤め、その後福岡県の投資用不動産企業へ転職。
退社後はフリーターをしながらFPの資格を取得し2017年10月にFPオフィスALIVEを開業。
2021年3月からFPオフィスALIVEからMBA・FPオフィスALIVEへと事務所名を変更し現在に至る。
得意分野は不動産投資と海外投資、相続・事業承継など
HP: MBA・FPオフィスALIVE