もっと社会貢献できるような仕事がしたい、
もっと人に喜ばれる仕事がしたい、
スキルUPしたい、
転職理由等でよく聞かれる言葉ですが、
給料をもらって仕事をして社会に貢献するのも素晴らしいと思いますが、
それ以外の選択肢として、
公認会計士のスキルを活かしてボランティア活動を行い、
社会貢献とスキルアップを同時に達成している方もいらっしゃいます。
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監査や経理・財務で培ったスキルをボランティア活動で活かす
プロボノという言葉をご存知でしょうか？
プロボノ（Pro bono）とは、各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身。
プロボノとはラテン語で「公共善のために」を意味する pro bono publico の略[2]で、最初は弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動を指した。弁護士による無料法律相談、無料弁護活動などが含まれる。現在も弁護士の業界において、もっとも浸透している。
要するに仕事で身につけたスキル・経験を活かして社会貢献するボランティア活動を行うといったような内容です。
公認会計士の場合、財務や会計のスキルを活かして社会貢献していくことになるのですが、
代表的な例として、NPOなどの非営利団体への協力ということが多いでしょう。
イメージが沸きにくいかと思いますが、
NPO団体などの場合、寄付で運営を賄っているところが大半かと思いますが、
こうした寄付金がどのように運営に使われているのかといったことをちゃんと世の中に知らせなければなりません。
あなたもどこかのNPOに寄付しようと思った際に、何にどれくらいお金を使っているのかわからない団体にお金は出せないかと思います。
そのため、寄付されたお金がいったいどのように使われているのか？どれくらいの効果を生み出しているのか？といったことを明らかにする必要があります。
寄付により運営を行っているので、当然のことながら公認会計士や税理士等に報酬を支払う余裕がない団体が大半ですので、このような団体に公認会計士がボランティアで参加し、財務や計画策定に関する業務をお手伝いするのです。
社会貢献活動が会計士のスキルアップにつながる
監査業務を行っている公認会計士が多いかと思いますが、
監査業務から次のステージに行きたいと考えた際に、この社会貢献活動はとても有意義です。
NPOの活動費用の計上から決算業務まで経験できるため、自身の新たなスキルアップにも繋がりますし、
人から感謝される仕事なのでとてもやりがいを感じることができるようです。
確かに無償で労働力を提供しなければならないので、生半可な気持ちでは務まりませんが、
こうした活動が人のためにもなるうえに、
自身のスキルを大きく伸ばし、尚且つ様々なバックボーンを持った方々と仕事ができるため、
ヒューマンスキルの向上や人脈構築にも大きく役立ちます。
そのため、あなた自身にとってもとても良い経験になることと思います。
こうしたことから、プロボノ等に参画する公認会計士は増えており、社会貢献活動を通じて会計士としてのスキルアップはもちろん人間力を磨いている方も大勢いらっしゃいます。
プロボノ等の団体はどういうところがあるの？
プロボノは様々ありますが、会計士の方が中心となっている団体もあるようなのでいくつか紹介します。
・Accountability for Change
AFCと略されていますが、こちらの団体は公認会計士が中心となって活動しているようです。
興味のある方は上記より確認してみてください。
・サービスグラント
各プロフェッショナルスキルを持った人に「プロボノワーカー」として「スキル登録」を行ってもらい、
各プロジェクトにアサインされるサービスのようです。
これら以外にもたくさんあるのですが、会計士という点で行くと上記にAFCというのがもっとも活動が精力的のようでした。
もしご興味のある方はこのようなものに参加してみても良いでしょう。
なお、ボランティアではなく、転職するという形でもっと社会貢献するということもできるかと思いますので、
転職やキャリアに興味のある方は他の記事もご参照いただければ幸いです。
