公認会計士は向上心の強い方が多く、「自身の市場価値が知りたい」という理由で転職サービスに登録される方もいらっしゃいます。
特に監査法人にお勤めの公認会計士の方は客観的に自身のスキル等を確認する機会がほとんどなく、一定年度業務経験を積んでくると疑問を持ったり不安を持ったりする方も増えてきます。
また、監査業務はAIに取って代わるとも考えられており、実際に研究・導入が進んでいることから、より一層自身のキャリアについて興味を持つ方が増えているように感じています。
今すぐ転職したいわけではないが、将来的には転職を考えているので、何か足りないものがあれば補っておきたいとお考えの方もいらっしゃるかと思いますので、ここでは、客観的に会計士としての市場価値を確かめる方法について見ていきたいと思います。
会計士の転職に強い転職エージェントに聞いてみる
一番多いケースになりますが、転職エージェントに会計士として、ビジネスマンとしての自身の可能性について相談してみるというのも良いでしょう。
このケースでは初めて転職をするという会計士の方に特に良いと思います。
多くの会計士が転職する際は転職エージェントを活用するので、エージェント側に会計士の転職に関する情報のみならず、キャリアやキャリアパスの事例に関しての情報をたくさん持っているからです。
客観的にあなたの現在を分析していただけるのではないかと考えられます。
市場価値を知りたいと考える会計士の多くは、監査法人から出た際のことを気にされることが多いので、このケースでは事業会社やコンサルティングファームの転職実績も豊富な転職エージェントを活用すると良いです。
マイナビ会計士では、事業会社・コンサルティングファームへの転職実績が豊富なので、このあたりも含めて診断したいのであればおすすめです。
また、会社全体としては、会計士だけに専門特化しているわけではなく、一般の経理・財務等の他の職種の転職も行っているので、幅広い視点で確認できるのもおすすめです。
人気のある転職会社なので早めに登録して日程等は押さえておいた方が良いでしょう。
注意点としては、転職する気もないのに利用しては単なる迷惑になってしまう可能性があるため、良いところがあれば転職したい、というスタンスは持っておくべきだと言えます。
なお、ここではマイナビ会計士を紹介しましたが、その他にも公認会計士としての市場価値を確かめる上で、最近ではAIを活用した転職診断が行えるサービスを提供する会社等も出ています。
こうしたものを活用してみても面白いでしょう。
こうした会計士の転職エージェントに関する情報を元会計士専門エージェントに勤務した経験を活かして詳細に解説したページがありますので興味のある方はそちらも是非ご覧いただければと思います。
ヘッドハンティングサービスを活用して現在の自分を確認する会計士も
会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』を利用する方も多いです。
ハイクラスのポジションに興味のある会計士の方が市場価値を確認する際に登録することが多いスカウト型の転職・求人サービスです。
スカウト型なので、基本的にはヘッドハンターや企業からのスカウトを待つというスタイルになるのですが、
一定の経験やスキルがないと良い転職先の提案は受けられませんので、こうしたところから客観的に自身の現状について分析することが可能です。
特に監査法人に勤務している方の場合、一定の職務経験がないと意外と厳しい現実が待っていたりするので、
最低5年程度は実績を積んでから試してみるのが良いとは思います。
また、現年収も要素としては重要になりますので、ある程度経験を積んで、現在の自分はどうなのか検討したい方に良いのではと思います。
AIを活用した転職診断を行ってみる
AIの台頭により会計業界の様相は大きく変化しつつありますが、
転職やキャリアに関するビジネスでもAIの利用が盛んになっており、転職市場における自身の市場価値を判断するのにとても役立ちます。
士業関係の転職マーケットでいくとヒュープロ(HUPRO)を利用するのも選択肢の一つとしてあるでしょう。
膨大なデータとAIを活用して、あなたのスキルとキャリア、希望に合致した求人がスピーディーに見つかります。
現時点のスキルや経験からどのような求人の提案が受けられるのか効率的に知りたいという方にはとても良いでしょう。
アルゴリズムを用いた転職診断で現時点であなたにマッチする求人というのがスピーディーにわかるため、日々忙しくてなかなか時間が取れないという方にもとても良いと思います。
この機会にヒュープロを試してみてはいかがでしょうか。
自身の市場価値を高めていきたいと考えたときに、一つの視点から考えるのではなく、
様々な角度で判断していく必要があることから、市場価値判定に役立つ情報は引き続き加筆していきたいと思います。