経理や税務・会計事務所の派遣の時給相場ってどのくらい？派遣の時給について

経理・財務・会計・税務に関する派遣のお仕事の時給って、勤務先ににより差があるなと感じたことのある方は多いのではないでしょうか？
それもそのはずで、経理とひとくちに言っても、求められるスキルは企業により異なりますし、会計や税務に関しても、数字を扱うという点では経理と同じですが、業務内容は全く異なります。
そこで、今回は経理・財務・会計・税務の派遣のお仕事の時給について調べていきたいと思います。

経理の派遣の時給は1,500円～2500円で、1,800円前後であることが多い

企業の経理の派遣求人は、一般事務等に比べると時給が高い傾向にあります。
一般事務と違い、多少の専門スキル・知識が必要になることが多いからです。専門知識と書くと大げさですが、簿記2級程度の知識があれば問題ないケースが大半です。
経理の派遣で主に任される業務としては、「日次・経理事務業務」「月次業務」「年次業務」など様々あります。

ご自身のスキルはもちろん、企業規模や業種によっても任される業務は変わってくるので、しっかり確認するのがよいでしょう。大手の企業となると、業務が細分化されて分業体制がしかれているケースもあり、例えば売掛金・買掛金担当としてその業務ばかりやるというケースが多いです。一方、小規模企業だと、全体的な業務を任されることが多いでしょう。
業務内容・待遇含めしっかり確認しておきましょう。

会計・税務の派遣の時給は1000円～3500円

税務・会計業務に関連した派遣のお仕事は、時給の幅が広くなっておりますが、「会計事務所」に勤務するケースと「一般企業の経理部門」で税務を行うケースで時給が変わってくるため、それぞれについて説明します。

会計事務所で税務関連業務を派遣社員として行う場合の時給は1,000円～2,000円程度

会計事務所の場合、税務・会計スタッフとして税理士の補助業務を行うのがメインの業務となります。
会計事務所といっても、税理士が1人でやっているような個人事務所から大手の税理士法人まで様々あるのですが、意外と時給が安いです。その理由の一つとして、低コストで雇うことができる税理士試験受験生をうまく使っているからです。
彼らは、税理士試験のための勉強時間も確保しつつ、実務経験も積む必要があるのですが、弱みというと語弊がありますが、そうした事情もあり、比較的安い時給のものが多くなっていて、1000円前後のケースもあります。もちろん、税理士資格者を必要とするような高度案件であれば、5,000円近いものもあるのですが、そうしたものはあまり無いのが現状です。ただ、実務経験が無く、多少なりとも実務経験を積んでおきたい考えている税理士試験受験生にとっては、比較的需要があるため、比較的時給が低くなっています。

一般企業で派遣社員として税務を行う場合は時給1,500円～3.500円

企業によりまちまちなのですが、税務室があるような大手の企業で、企業内税理士がいれば、その事務処理をサポート・補助する業務を行うこともあります。ただし、税務室があるような企業は稀で、こうした企業の場合、時給はかなり高くなるでしょう。

一般企業で税務の派遣を必要とする会社は、大手企業が中心で、会計・税務処理が複雑になりやすい会社が多い傾向にあります。そのため、相応のスキルを持っている人が求められる傾向にあり、時給も高めです。

税務に特化した派遣案件というのはあまり無く、実際は、日次の経理業務を中心に行うことがメインになることが多いため、結局のところ、経理経験者であれば大半の人は時給1800円前後に落ち着くのではないかと考えられます。

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2022.02.24