JACリクルートメントは外資系の人材紹介会社で、グローバル企業を始めとしてレベルの高い転職をしたい方に人気の転職エージェントです。
リクルートやマイナビは比較的若手の転職に力を入れておりますが、こちらのJACリクルートメントは30代等のキャリアをこれから大きく伸ばしていこうとお考えの方に合う求人を多く取り揃えており、担当してくれるエージェントの方のレベルも高いため、評判も良い傾向にあります。
そんなJACリクルートメントについて、今回は当サイトのメイン読者である会計士や税理士、経理・財務・人事・法務等の管理部門の方が転職するケースを中心に見ていきたいと思います。
目次
JACリクルートメントの特徴
はじめにJACリクルートメントの概要について見ていきましょう。
JACが得意とする領域や求人ジャンル、担当エージェントの質なんかを紹介します。
ただ、企業ごとに担当者がついている方式になるため、求人の紹介においては、いろいろな方から連絡がくるのが少し面倒に感じるかもしれません。
しかし、個人的には他のエージェントよりも優秀さは感じました。
JACリクルートメントの口コミ・評判(会計士・税理士・経理・人事・法務)
JACリクルートメントを利用して転職されたという方は、士業ではそこまで多くないのですが、管理部門での転職は比較的多くいらっしゃいました。
経理(USCPA資格保持)33歳男性の口コミ・評判
転職時の年齢等 | 33歳経理 |
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性別 | 男性 |
転職理由 | 英語をもっと活かせる環境でレベルアップしたかった |
USCPAを持っておりましたが、これまでUSCPAの資格も得意の英語も全く生かせない環境で働いておりました。監査法人での勤務経験もありません。
転職市場が売り手市場になったこともあり、チャンスの時期と感じていたのでJACに登録し海外展開しているような求人の紹介を期待しました。
一度は大手監査法人での勤務経験も、キャリアとしては持っておきたかったのでJACとは別のところで監査法人への転職も検討しておりましたが、結果的にJACよりメーカーの財務・経理部の求人を紹介していただき、英語とUSCPAの勉強がフルに生かせそうな転職先であったため迷いましたが転職を決めました。
英語が活かせる求人は比較的多く質もよいものが多いように感じました。ちなみに英語力を活かせる求人は他より多く感じましたが、普通の日本の求人の方が数としては多いようでしたので、英語やグローバルにこだわらずに求人を探すのにも良いと思います。
33歳公認会計士男性の口コミ
転職時の年齢等 | 33歳コンサル勤務 |
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性別 | 男性 |
転職理由 | 事業会社へ転職 |
監査法人に4年勤務した後事業再生コンサル、M&A、IPO支援等を経験し、事業会社の中からM&Aの戦略立案等を行うポジションへと転職したかったため登録しました。
複数のエージェントに登録しましたが、求人の質も担当していただいた方の質も高いので良かったと思います。
結果論ですが、たまたま他の会計士特化のエージェントより良い求人を早く提案してもらったこともあり、転職自体は別のエージェント経由となりましたが、個人的にはJACさんは良かったと思っております。
転職はタイミングと縁なので今回はそういう結果となりました。
ただ、エージェントのレベルは高いのですがキャリアプランを一緒に考えるといった視点ではないので、あくまで具体的に転職をするうえでの話となり、経験値が浅い方や具体的なビジョンが見えていない方の場合はあまり向かないとも感じました。
35歳法務男性の口コミ
転職時の年齢等 | 35歳企業法務勤務 |
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性別 | 男性 |
転職理由 | キャリアアップ |
他の転職エージェントと違い、一人のエージェントが求人企業と転職者両方の担当をしていたので、紹介してくれる求人先の情報精度も高く良かったと感じております。
法務の求人は他の一般の転職エージェントに比べると数も多いですし、紹介される求人もレベルの高いものが多く独占案件も多いようでしたので満足です。
求人の量・質ともに高いと評判で、エージェント自身もそれなりにレベルが高いようなので、上のクラスの転職をするにはとても良いエージェントでしょう。
反面、経験が浅く、これからキャリアを考えていきたいといったケースではあまり向かないという声もありました。
ただ、ハイクラスの転職や語学力を活かした転職をしたいケースではとても良いでしょう。
JACリクルートメントと併用するべき転職エージェントは?
キャリアに悩んでいるという方や転職相談をじっくりやりながら転職先を考えていきたいといった希望もある場合は、別の転職エージェントとの併用が良いケースもあります。
職種別に見て見ましょう。
会計士が転職する上でJACリクルートメントと併用した方がよい転職エージェントは?
公認会計士の場合、キャリアや転職先に悩んでいるという方も多く、コンサルがいいのか事業会社がいいのかちょっと情報収集したいなという考えをお持ちの場合も多いです。
そのようなケースでは、マイナビ会計士と併用することで双方の足りない部分を補うことができるでしょう。
会計士のキャリアに詳しいので、様々な転職事例を持っていることから各転職先において、その後のキャリアパス等も含めた相談もできますし、転職サポートも手厚いのでおすすめです。
ただ、マイナビに限りませんが、グローバル企業や語学力が活かせる案件を豊富に持っている会計士特化の転職エージェントはそれほど多くありませんので、双方をうまく活用すると良いかと思います。
その他会計士の転職面談に定評のあるジャスネットキャリアとの併用を検討してみても良いでしょう。
管理部門の転職でJACリクルートメントと併用するのにおすすめの転職エージェントは?
管理部門での転職の場合、管理部門特化のエージェントであるMS-Japanとの併用が良いでしょう。
特にMS-Japanは管理部門での転職実績は最大手を凌駕する勢いですので、管理部門の求人をサーチする上では登録しておきたいエージェントの一つとなります。
管理部門の転職においては、経理に特別強かったり、人事や法務に強いところもありますので、参考までに以下の記事なども参照していただければ幸いです。
JACリクルートメントはハイクラスの転職等においては評判が良い
ある程度経験と実績がある方の転職においては非常に評判もよく、実績も豊富なことから上のクラスを目指す上で利用するのはとても良いでしょう。
ご自身のキャリアを振り返りながらどのような転職エージェントを利用するのが良いのか考えていくと良いかと思います。
JAC自体が外資ということもあり、外資の求人は豊富です。
外資だけでなく国内企業でグローバル展開している企業の求人も多いです。
注意点としては、求人の数が多いというわけでは無く、あくまで上のクラスでの転職を目指す方向けの求人が豊富であるということになります。
大手企業への転職イメージがありましたが、ベンチャーの役員や要職の求人もそれなりに紹介してもらえました。
<会計士・税理士が転職する上ではどうか>
会計士が事業会社のハイクラスのポジションへと転職するにあたっての求人はそれなりに多くあります。
会計士向けというよりは、財務・会計やファイナンス等の得意領域を活かしたポジションへの転職となりますので、会計士資格そのものや大手監査法人で大手上場企業を相手にした業務経験はそれなりに評価対象にはなりますが、それだけでは厳しいかも知れません。
監査法人の次のキャリアそのものに悩んでるといった状態の場合は会計士の転職エージェントや税理士・会計事務所の転職エージェントとの併用が無難であると感じます。
一方でグローバル企業や英語力が活かせる企業で戦っていきたい等の希望が既にあるのであれば、利用も良いでしょう。
税理士に関しては税務室の求人も多少はありますが、そもそもそうした求人が世の中全般として少ないので、判断は難しいところです。
会計士にしろ税理士にしろ、これまでの知識・スキルを活かして上のポジションへの転職をするケースでは良いと思いますが、資格を活かした転職をしたいのであれば、そこに特化した転職エージェントの利用が適しているかもしれません。
<管理部門の転職>
ひとくちに管理部門といっても、経理にしろ法務にしろ業界や企業規模ごとで求められるスキルは変わってくるものですが、こちらのエージェントでは業界ごとに詳しいエージェントが存在しているので、転職する上ではとても頼りになるでしょう。
管理部門の方が一歩上の転職をするには良いかと思います。
ただ、一定以上の経験値は必要でしょう。