コンサルの転職に強い転職エージェントとして知られているムービン・ストラテジック・キャリア(通称ムービン)。
ムービンのサイトを見るとコンサル業界のことについてかなり詳しく解説されており、実績もかなり高そうなことが想像されます。
そんなコンサルへの転職に強いムービンについて、公認会計士が利用するケースはどうなのか見ていきたいと思います。
目次
ムービンの特徴
まずはムービンが得意とする領域や求人の保有量、転職サポート力等に関して総合的な意見を見ていきたいと思います。
コンサル出身者がエージェントであるケースも多いので、非常に勉強になる。
そのため、転職するしないは別として話を聞いてみるのはありだと感じた。
ただし、担当してくれる方が全員コンサル出身者かと言うとそういうわけでもなく、やはり詳しくない担当者の方もいらっしゃるようでした。
また、エージェント間の情報共有は弱そうなので、担当者次第で良くも悪くもなる印象を感じた。
特に戦略コンサルであればケース面談など特殊な面接を突破するには、対策なしでは乗り切れないでしょう。
ムービンでは各ファームごとの面接履歴を残しており、過去に転職面接を受けた方からしっかり意見をとって保存しているので、そういう意味では参考になります。
ただし、面接対策を行うという視点で行くと、どうやら担当してくれるエージェント次第のようです。
私は面接対策等は特にありませんでしたが(戦略コンサルじゃなくて会計系コンサルだったのもあります)、過去にどのような質問が出たかとかそういった情報は頂けるので良いかなと思います。
ムービンの口コミ・評判(会計士)
ムービンの特徴について上記で説明させていただきましたので、ここからは実際に利用した方の声を少し紹介していきたいと思います。
会計士27歳男性の口コミ・評判
転職時の年齢等 | 27歳監査法人勤務 |
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性別 | 男性 |
転職理由 | コンサル業界に興味 |
コンサルに興味があったので、コンサル業界への転職に強いと評判のムービンに登録してみました。
コンサル業界全般に関する知識や会計士がコンサルティングファームへと転職した際に行うことが多い仕事について知ることが出来たのは良かったと思います。
ただ、コンサル以外の業界へ転職した際にどのような選択肢があるのかまで含めて検討したくなったため、一旦保留にしました。
コンサル業界について知るには良いと思いますし、実際転職する際に利用するのもいいと思います。
30歳公認会計士男性の口コミ
転職時の年齢等 | 30歳監査法人 |
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性別 | 男性 |
転職理由 | コンサルティングに業務にチャレンジしてみたかった |
他の転職エージェントに比べてレベルの高いエージェントの方がいらっしゃると感じました。
ただ、コンサルといってもやはり会計士の場合FAS等のM&Aや再生領域への転職が多く、紹介される求人は他とあまり変わらない印象です。
私のキャリアが監査法人のみ且つ30代ということもあったのかもしれませんが。
若手の会計士の場合であれば、会計士向けの転職エージェントと併用しつつムービンのようなコンサルに強いエージェントを活用するとキャリアの理解が深まっていいかも知れません。
実際に転職を実現された方の意見ではなく、登録してみた方の印象となりますが、コンサル業界について知るには良いエージェントのようです。
実際に会計士の場合、コンサルに興味があるといいつつ、意外と転職に踏み切らない人が多い印象を受けます。
特に監査法人の勤務しかない方の場合、なんとなくコンサルという方も多いので、現実を知るには良いのかもしれません。
ムービンと併用するのにおすすめの転職エージェントは?
ムービンの場合、コンサルティングファームや金融業界への転職には強いものの、会計士の転職に特別強いわけではありません。
そのため、はじめて転職されるという方やまだキャリアの方向性が定まっていない方、幅広い視点で転職先を模索していきたい方などは会計士の転職に特化しているエージェントを活用すると良いでしょう。
会計士としてのキャリアを模索する転職においてはマイナビ会計士やレックスアドバイザーズの利用がおすすめで、会計士向けのコンサル求人、事業会社の求人、会計業界の求人とバランスよく幅広く求人を保有しており、それでいて会計士のキャリアにも詳しいため、まずは情報を整理するためにも先にこちらを利用しておくと良いかと思います。
そのうえでコンサルについてもっと知りたいといったことであれば、ムービンに登録してみるのも良いかと思います。
ムービンの評判自体は悪くないのでおすすめの転職エージェントです
コンサル業界で転職する上では非常におすすめの転職エージェントであることは間違いありません。
ただ、こと会計士に限定していうならば、会計士の場合キャリアの幅が広いという点とコンサルティングファームの次のキャリアまで含めて考えた方が良いと思っているので、できれば別の転職エージェントと併用した方が良いです。
例えば将来事業会社のCFOを目指している、ベンチャーでIPOを実現したいなどいろいろあるかと思いますが、そうした希望により転職すべきファームは変わってきます。
そのためまずは一般的な会計士のキャリアや可能性についての理解を含め、それからコンサル業界について深堀していった方が結果的に効率的・効果的な転職面談、転職活動ができるのではないかと思います。
ムービンに興味のある方は以下より公式サイトを確認することが出来ます。
また、別の転職エージェントの利用もお考えであれば、先ほど紹介したマイナビ会計士、あるいは別の転職エージェントでも良いかと思いますので、どこか会計士向けの転職エージェントから情報収集を行っておきましょう。
以下の記事にて会計士に強い転職エージェントが紹介されていますのでご参考ください。
戦略コンサルへの転職実績も豊富。ただ、良し悪しは担当してくれるエージェント次第な印象はある。
会計士で転職する方はそれほど多くはないので評価が難しいところ。ただ、ムービンではファーム出身の方がエージェントであることも多く参考になる話は聞ける。
コンサル限定で転職したい会計士なら良い。ただ、会計士のキャリアパスの広さという視点でみると、可能性を広く模索したいケースにおいては会計士のキャリアを総合的に考えられる転職エージェント活用の方が無難か。
会計士で転職する人はそれほど多くないが、シンクタンク系コンサルの話も参考になる。
監査法人への転職であれば会計士に強い転職エージェントを使った方が良いでしょう。
<会計士がコンサル限定で転職するのであれば良い>
あくまで会計士が転職することを軸に記載していますが、コンサルに特化して転職活動をするのであれば、業界に非常に詳しいので総合的な情報を手に入れることが出来るのでお勧め。
ただ、20代中盤あたりまでの経験の浅い会計士なのであれば、キャリアの選択肢の広さを知るためにも、会計士に強い転職エージェントとの併用が無難であると感じた。
特にFAS等の財務・会計を中心としたコンサルへの転職であれば尚のこと多くの会計士の転職支援を行っているところに行った方が良いです。