弁護士ドットコム株式会社が運営する転職エージェントサービス「弁護士ドットコムキャリア」の評判や口コミについて見ていきたいと思います。
「弁護士ドットコム」は弁護士検索サイト・法律に関する相談サイトとしてとても有名で、多くの方がご存じかと思います。
また、法務情報専門サイトの「BUSINESS LAWYERS」の運営も行っており、実務家向けに法改正のポイントや判例の解説などが掲載されており、非常に便利なサイトになっています。
企業の法務部門への取材なども行っており、各企業の法務部の内情やそこでのキャリアに関する情報を見ることができるため、実務的な情報をキャッチアップすることだけでなく、法務での転職をお考えの方にも役立つ情報が掲載されているのもポイントです。
個人的なことを記載すると、行政書士の勉強をしていた際や契約書関連の情報について調べていた時にBUSINESS LAWYERSを閲覧していたことがあるので、馴染みのあるサイトとなっています。
そんなサービスを運営する弁護士ドットコムですが、弁護士や法務の方向けに転職支援を行う「弁護士ドットコムキャリア」という転職エージェントサービスも行っており、今回はそちらに関しての評判や口コミ、特徴などを見ていきたいと思います。
弁護士ドットコムは、法律事務所・法務領域において独自ネットワークを広くお持ちであり、こうした領域に特化することで他の一般的な転職エージェントにはない利用メリットもあるため、ぜひチェックして頂ければと思います。
それでは弁護士ドットコムキャリアの評判や特徴を見ていきたいと思います。
目次
弁護士ドットコムキャリアの評判・口コミ
弁護士ドットコムキャリアのように弁護士や法務職に力を入れている転職エージェントはほとんどありません。
そのため、それらの領域に関する詳しい情報が得られて良かったとする声が比較的多いように思います。
※評判や口コミは当サイトの口コミ投稿フォームより寄せられたものの他、公式サイト、Google、Twitter、独自アンケート調査などを行って取得した情報を基にしています。
弁護士ドットコムキャリアを利用して良かったと感じた方の評判・口コミ
弁護士ドットコムキャリアを利用して良かったと感じている方は以下のような特徴をあげています。
参考文献:インハウスへ転身した弁護士の実像
参考文献:大規模企業法務系事務所へ転職
法務・弁護士などの領域に特化していることを活かした情報提供力と提案力という点において利用価値が高かったとする声が多い傾向にあると思います。
弁護士ドットコムキャリアの悪い口コミ・評判について
逆に使ってみてイマイチだったと感じている方もいらっしゃいます。
弁護士ではない方の法務の転職において、未経験からの転職を希望されているケースでは求人が無かったとするケースが多かったです。法務領域は基本的に法務経験者の転職支援を行っていると考えることができます。
なお、弁護士が法務へ転職するにあたって、企業内部の法務経験を有している必要性は無さそうです。
また、未登録だと具体的な求人先名がわからないといった声もありましたが、これはどの転職エージェントも同じであり、基本的に企業名を非公開にして募集するケースが大半なので、どのような求人先があるのか知りたい場合は登録をする必要があります。
弁護士ドットコムキャリアが取り扱う転職先フィールド
弁護士ドットコムキャリアは弁護士の転職や法務職の転職に強みを持った転職エージェントサービスですが、取り扱う主な転職先フィールドとしては、法律事務所、一般企業(ベンチャーから大手まで幅広く)となります。
昨今は弁護士が企業内法務として転職するケースも増えており、インハウスロイヤーとして転職したいといった希望をお持ちの方の利用にも適しています。
弁護士資格をお持ちの方だけでなく、それ以外の法務職勤務の方の利用でも有用なサービスです。
- 弁護士事務所・法律事務所(民事・刑事・企業法務等)
- 事業会社(法務・特許・知財部門等)
また、弁護士ドットコムキャリアが転職支援を行う主な職種としては以下があげられます。
- 弁護士
- 法務経験者
- パラリーガル
法律事務所だけでなく、一般企業とのネットワークもかなり広いので企業法務の転職にも強いのがポイントですが、各転職先フィールドについて詳しく見ていきましょう。
弁護士事務所・法律事務所の転職
弁護士ドットコムのサービスを通じて各弁護士事務所との繋がりも多いことから、弁護士事務所・法律事務所のネットワークは豊富です。
そのため、事務所系の求人は一般の転職エージェントと比較すればかなり多いと言えます。
また、弁護士ドットコムを始めとして法律家向けの各種サービスを運営していることから弁護士の各種事情に詳しいので安心して転職支援をお任せできるのも良いポイントと言えます。
弁護士資格者のみならず法務経験者、パラリーガルの転職にも対応しております。
弁護士の企業内法務への転職
事業会社の法務やCLOとして転職される方も増えていますが、こうした企業内法務分野の転職にも強みがあります。
法律事務所だけでなく一般企業とのネットワークも豊富で、弁護士ドットコム自体が法務に係わるビジネス展開を企業向けに展開していることもあり、企業との繋がりが多いことからベンチャーから大手まで幅広く求人を保有しています。
弁護士ドットコムが企業向けに提供するサービスというと、例えば「CloudSign」や「BusinessLawyers」等がありますが、様々な取り組み、事業を通じて独特なネットワークをお持ちなことから、単に求人を保有しているということだけでなく、法務部門の内部に関する情報までしっかり収集してくれているから、役立つ情報・アドバイスをもらうことができます。
企業とのネットワークを活かした求人開拓も豊富なので、事業会社への転職に興味のある弁護士の利用にもとてもおすすめです。
法務(弁護士以外)の転職
企業の法務部門で働いているのは弁護士資格者だけではありません。
弁護士ドットコムでは弁護士以外の法務部門で働く方の転職支援も行っています。
特徴としては上記で記載した通りとなりますが、有資格者以外の方で法務としてキャリアを積んでいる方の転職でもおすすめできますので、法務として転職を検討している方は利用を検討してみてください。
弁護士ドットコムキャリアの転職サポートに関して
弁護士ドットコムキャリアは2016年から始まったサービスなので、転職サービスという括りで見た際はまだまだ新しい部類のサービスであり、大手の人材会社と比べれば実績という点では劣るものの、法務・法律関連のサービスを提供する会社という視点でみれば大きな実績と知名度をお持ちであり、これまで培ってきたネットワークや知識は豊富であることから、弁護士や法務職として働く方が転職する際に利用するにあたっては有用なサービスであると言えるでしょう。
ここからは弁護士ドットコムキャリアの転職支援サービスの質について、評判や口コミも踏まえながら見ていきたいと思います。
弁護士・法務領域に詳しいエージェントからアドバイスがもらえる
弁護士や法務の求人を取り扱っている転職会社はそれなりにありますが、弁護士・法務職のキャリアや業務内容、それらの職種特有の転職事情に詳しいエージェントは多くありません。
この領域は転職支援をするにあたって深い業界知識と専門知識が必要となりますので、当該領域に詳しいエージェントが在籍する弁護士ドットコムキャリアの情報提供力は比較的高い方であると考えられます。
実際の口コミにおいて、転職面談時に求人先企業の情報についての実態(実際のところどうなのかといった視点)など情報提供していただき良かったと言った声はいくつかあり、懸念事項を潰しながら求人先を選んでいけたとの声も頂いていることから、サポートやアドバイスもしっかりしているものと考えられます。
専門領域に特化した詳しい方がしっかりサポートしてくれるため安心して転職活動が行えます。
面接対策や応募書類対策も
面接が苦手という方は多くいらっしゃいます。
例えば、事業会社のインハウスの弁護士を目指すにあたって、事業会社ではどういった人材を求めているのか、面接ではどういった質問をされるのかなど不安に思っている方も少なくなくありませんが、そういった面接関する不安を抱えている人向けに、面接対策も希望に応じて受けられるようになっています。
また、応募書類の添削もしっかり行ってくれるので、初めての転職で職歴書の記載に不安のある方も安心です。
弁護士ドットコムキャリアと同じように法務・弁護士の転職に強いエージェントは他にあるのか?
網羅的に求人をサーチするとともに、情報の差異あるいは不足を補うために転職エージェントは複数登録しておきたいと考える方も多くいらっしゃいます。
私も個人的には2社程度の利用をおすすめしています。
各エージェントにより懇意にしている事務所・企業が異なる傾向にあったり、そのエージェントが独占して求人を保持しているケースもあるので、できれば複数社に登録しておくと良いでしょう。
しかしながら、一方で弁護士や法務の職種を専門に取り扱うエージェントはそこまで多くないので困るところもあるかと思いますので、いくつかピックアップしてみました。
士業・管理部門の転職に強いエージェントのMS-Japan
現在はMS-Agentという名称でサービス展開していますが、MS-Jpanaの名称で多くの方に認知されているようでしたので、そのように表記させていただきます。
弁護士ドットコムキャリアとプラスアルファで利用したいエージェントとしては、評判等を見てもMS-japanがよろしいかと感じました。
理由としては、以下があげられます。
- 法律・弁護士領域だけでなくその他の士業事務所・コンサルティングファームの求人も多くキャリア選択の幅が広がるから
- 求人数がとにかく多く、結果的に良い転職をできるケースが多いから
- 士業の事業会社への転職に強く、弁護士領域でも実績が豊富だから
- 士業・管理部門特化型転職エージェントとしては東証プライム上場という事からもわかる通り実績がかなり高いから
大きな理由としては求人の多さと幅の広さがあげられます。
やはり、昨今は士業業界でもM&Aは盛んにおこなわれており、大型化・総合型の士業事務所やコンサルティングファームが増えている中で、弁護士や法務領域だけでなく、全ての領域をカバーしているという観点から選択肢を増やす意味でも登録しておきたいエージェントの一つと言えるでしょう。
求人の多さ、幅の広さという観点から、弁護士ドットコムキャリアと合わせて利用しておきたいところとなります。
MS-japanの利用も検討してみてください。
なお、同社の評判などはMS-Japanの特徴・口コミ・評判は?管理部門・士業に強い転職エージェントMS-Japan(MS Agent)についてのページをご参照ください。
ここでは参考として1例をあげましたが、他にもエージェントはありますので、法務職の方は、人事・労務・総務・法務の転職エージェント・転職サイトはどこがおすすめ?のページをご参考頂くとともに、弁護士の方は、弁護士の転職におすすめの転職エージェントは?企業内(事業会社)弁護士やコンサルティングファームへの転職を目指すなら転職エージェントを活用しよう!もご覧ください。
弁護士ドットコムキャリアの評判や特徴のまとめ
弁護士や法務経験者がキャリアアップ等を目指して転職するにあたって、的確なアドバイスと役立つ情報が得られるサービスであると考えられ、利用をおすすめできると言えそうです。
- 弁護士事務所や企業法務に強く、しっかり提案・サポートしてくれる
- 独自ネットワークを活かした多彩な求人を保有
- 事業会社の求人も多くインハウスの法務担当として転職したい弁護士の方の実績も豊富
弁護士や法務職のキャリアに詳しい転職エージェントはなかなかありませんので、転職相談をしておいて損はないと感じます。
特に事業会社へ転職したい弁護士はしっかり情報収集を行う必要があり、転職後に後悔しないためにも必ず弁護士の転職と事業会社の転職双方に詳しい方に相談しておくのが良いでしょう。
また、インハウスで業務を行う場合、大手企業とベンチャー等の中小規模とでは仕事の進め方も求められる能力も大きく異なりますので、そういった細かい視点まで含めてしっかりと情報収集しておきましょう。
あなた自身何が目的で事業会社へ転職するのかをしっかり整理し、それに適した転職先はどこなのかということを弁護士及び事業会社への転職に詳しいエージェントにしっかり確認して客観的な情報も取得してから転職されることをおすすめします。
■弁護士ドットコムキャリア運営会社情報
企業名 | 弁護士ドットコム株式会社 |
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代表 | 代表取締役社長 元榮 太一郎 |
所在地 |
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許可・届出 | 13-ユ-307061(有料職業紹介) |
事業内容 | 弁護士ドットコム、クラウドサイン、BUSINESS LAWYERS、弁護士ドットコムキャリアなどの各種サービスの開発・運営 |