行政書士試験講座おすすめはどこ?実際に行政書士試験に合格した経験をもとに個人的なおすすめを紹介

行政書士試験おすすめ講座はどこ?

行政書士試験にチャレンジされる方がここ数年伸びているようです。

そういった行政書士試験受験に臨まれる方の中には法律の学習が初めてという方も多くいらっしゃいますが、こうしたケースでは法律の条文を読んでも書いてある内容が理解できず誤って覚えてしまったり、途中で嫌になって勉強を断念してしまうケースが多くあります。
また、普段は会社員という方も多いかと思いますが、仕事と勉強を両立させるのは結構大変で挫折してしまう方も少なくありません。限りある時間を有効的に使う必要があります。

そのため、可能であれば何かしらの学習補助ツールや資格学校などの講座を活用し、挫折の緩和と効率的な勉強を実現していく必要があるといえます。

ただ、どういった基準で講座を選んでいくべきなのか悩ましいという方もいらっしゃるかと思います。また、金銭的にそれほど余裕がないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで、ここでは実際に行政書士試験を受験し合格した経験をもとにどういった基準で講座を選んでいけばいいのか?どういった講座が良さそうか?安い講座はダメなのか?といったことを解説していきたいと思います。

個人的な体験談的内容となりますが、一つの意見として参考にしていただければ幸いです。

執筆者の情報詳細
行政書士試験合格結果通知
行政書士試験合格結果通知
私は2023年1月25日に合格発表があった令和4年度の行政書士試験に合格しました。
300点満点中208点で記述式の得点はそのうち42点です。
受験回数は1回、勉強期間は約9カ月程度。仕事をしながらの受験勉強でした。
当初は独学での勉強を検討していましたが1日に勉強できる時間が限られていたこともあり効率的な学習をしていく必要があったことからオンラインの行政書士試験講座を受講し、効率的に学習をすることでなんとか1回の受験で合格することができました。
勉強をする中で過去問を13年分やりましたが出題傾向や問題の特性などがあるなと感じました。これによりどういった学習方法が有効なのかなどが判断できるようになりましたので、そういったことも踏まえて今回はご案内していきたいと思います。
※私が活用した講座はスタディングですが、当該講座の詳細はスタディング行政書士講座の評判はどう?実際に使って合格した経験から解説!のページにて詳細に記載しているのでそちらもご参考ください。

目次

講座選びにあたっては行政書士試験の特性を知ることが重要

講座選びはもちろんのこと行政書士試験の合格に向けて、まずは行政書士試験の特性を押さえることが重要です。
そのため、まず初めに行政書士試験の特徴について解説します。
ここは読み飛ばさないで欲しいところです。

知識的には基礎的な内容を問う問題が多い

行政書士試験は法律資格の登竜門的な位置づけとして語られることが多くあります。各資格学校などでもそのように紹介されているケースが多いように感じます。実際に行政書士試験を受けて見ても私自身そのように感じました。

過去問を十数年分やるなかにおいて、難しい論点(マニアックな論点等)を理解していないと解けない問題というのはそう多く出題されておらず、どちらかというと基礎的な知識で解ける問題が多くなっています。
重要事項を中心に問題を組み立てていると言い換えることもできます。

つまり、行政書士試験に合格しようと思ったら基礎力を重視した勉強をしていくことが重要であるということです。

不合格になる人の特徴として、参考書を何冊も買い込んでどれも消化不良で終わってしまっているというものがあるように感じます。

広く浅く勉強してあやふやな知識をたくさん身に着けるよりも、基本を重視して土台をガッチリさせることが重要となってきます。

ただ、基本を押さえると言っても試験範囲自体が膨大でかなり広いので基本的なところを押さえるだけでも一苦労です。法律に関連する言葉は慣れない用語が多いのですぐ忘れてしまってなかなか覚えられないことも出てきます。また、基本とは言っても理解するのに時間がかかる論点もそれなりにありました。なので、同じ参考書や問題集を繰り返し解き、基本をマスターしていくことに時間を費やすのが良いでしょう。

そういった意味では基本事項、重要事項をしっかりまとめてくれている資格学校の講座などが有効であると言えます。

思考させる問題が多い=暗記勝負ではない

基本的な知識で解ける問題が多いことを上記で記載しましたが、だからといって基礎知識があれば楽々問題が解けるかというとそういうワケではありません。

問題文がやたら長く何を問うているのか分かり難い問題が多かったり、背景・各種事情を複雑にして状況の理解を難しくしている問題が多くあります。

特に民法や憲法の問題はこうした傾向が強くあり、思考力がモノを言う問題が多くなっています。

なんなら知識が無くても問題文と選択肢の読み込みだけで解ける問題というのも結構多くあるなと思いました(ほぼ国語の問題なのでは?というのもたまにあります)。

こうした問題を知識だけで解こうとすると果てしない勉強量が必要となりますが、行政書士試験ではそういった知識的なところはそこまで強く求められていないと思われ、しっかりと書いてある内容が理解できれば細かいことがわからなくても正解が出せるような作りになっています(もちろん上記で記載した基礎的な知識は最低限必要ですが)。

どちらかというと記載してある複雑な事情を素早く読み取り、理解し、思考して解答させる問題が多くなっています。

こうしたことから日々の勉強として基礎的事項の暗記というのは当然必要なのですが、問題を解く中で思考力を養っていくことも重要です。

見たことも聞いたこともないことが書かれている問題でもよく読むと解けるという問題も結構あります。

国語の現代文が得意な方は逆に行政書士試験では有利だなと感じますが、こうした思考力は過去問演習で養っていくことが可能です。

なお、思考力というと自頭の良さが必要なのでは?と思ってしまう人もいるかもしれませんが、自頭はあまり関係ないと思っていて、むしろ慣れの要素が大きいかなと思います。普段から文章を読みなれているかどうかで差が出る試験だと思います。

後は、問題の解き方(思考の仕方を知っているかどうか)もテクニック的なものはあるので、各種行政書士試験講座の問題解法講座などを受けることでコツを掴める可能性はあると思います。

逆を言うと闇雲に問題を解いていても時間効率が悪いと言えます。1問1問を大事に解くことが重要です。

知識の確認という意味で問題を解くことも重要ですが、思考できているかもチェックしながら問題を解いていくことが必要です。

結論・結果だけでなく各選択肢がなぜ正解か不正解かといった理由の理解が重要

この選択肢はなぜ×なのか、あるいはなぜ〇なのか、それを意識した勉強が重要となってきます。

Aという事件が起きましたがこれは有罪ですか?無罪ですか?といった形の結果・結論を問う問題ばかりではなく、「Aという事実に対してBという結果が導きだされるが、それはどういった理由・根拠からですか?」といった形で理由を問うてくる問題も結構多く出題されます。
択一だけでなく記述式でもこうしたタイプの問題が出題されます。

暗記型の勉強が得意な人はこうした問題を落としがちです。

A=B、C=Dのように当て嵌めの暗記ばかりしていると得点が伸びにくいです。

その法律が定められている背景を理解し、どういった解釈があってその結果に辿り着いているのかを押さえているかどうかで得点力がだいぶ変わってくるので、単に機械的に覚えればいいというわけではないことを理解して勉強を進めていくことが重要です。

そういった意味において、予備校の講義などではこうした理由・背景をしっかり解説してくれるので頭に残りやすく非常に効率が良いと思いました。

6割の正解で合格できるため完璧を目指す必要が無い

行政書士試験は300点満点の試験ですが、全部の問題が基本事項というわけではありません。3割程度は難しい問題が出題されます。
ただ、逆をいえば基本的な事項で6割以上が構成されていると言えます。

行政書士本試験後には各予備校が問題の難易度をランク分けしてくれるのですが、どの年度もAランク・Bランクの基礎事項に近い問題がかなり多いです。

つまり、難しい知識がないと解けない問題を落としても合格できると言いかえることができます。

6割(180点)の得点で合格できるのですから、基本事項を固めた勉強スタイルが最も合格に近づくことは容易に想像できるかと思います。

大半の方が日中は仕事をしていてなかなか勉強時間が確保できないかと思います。無理に難しいところに手を出しても時間を無駄に使ってしまうだけなので、限りある時間を有効活用するという意味でも基本を重視していきましょう。

そして、資格学校の講座を利用することでこうした絶対に押さえておかなければならない基礎事項を効率的に学習することができます。

行政書士試験勉強で重要なポイント

講座を選ぶに際しては勉強方法あるいは勉強をするにあたって重要なポイントも押さえておく必要がありますので、次の項目も読んでいただきたいです。

隙間時間を有効活用!行政書士試験勉強は細切れの時間で勉強しやすい

行政書士試験勉強では隙間時間を有効活用することが重要です。

今現在仕事をしておらず1日にたくさんの勉強時間が取れるという方はさほど気にする必要は無いかもしれませんが、大半の方が何かしら仕事をしながらの勉強になります。

そうなると、まとまった時間が取り難くなるので細切れの時間を有効活用した勉強が重要となってきますが、行政書士試験勉強は細切れの時間が有効活用しやすいのが特徴です。
例えば絶対に覚えないといけない必須の条文などがあるのですが、そういったものを事前にまとめておき時間ができたときに眺めたりするといったことの積み重ねがかなり重要になってきます。

私も電車での移動時間、ちょっとした待ち時間など細切れの時間でスマホで勉強をしていましたが、こうしたものの積み重ねで週に5時間程度は勉強できていたと思います。

この積み重ねは本当に重要です。

行政書士試験は他の難関国家資格に比べれば簡単ではありますが、それでも800時間程度の勉強は必要になってきます。そう考えると、隙間時間を活用した勉強が可能かどうかはとても重要であると考えます。

そのため、こうした隙間時間が活用できそうな教材・講座を活用することが重要となってきます。

基礎的な事項に的を絞って解説してくれているかどうか(分量が多すぎない)

勉強を始めて最初の1ヵ月か2カ月くらいはハイペースで頑張れるのですが徐々にダレてきます。

私も1日3時間の勉強を目標にしていましたが、3ヵ月経ったあたりから1日平均2時間ぐらいの勉強が精いっぱいになってきました。
特に平日は仕事の終わる時間が遅くなったりするともうダメでした。

そうなると広範囲の試験範囲を勉強するのは非常に難しくなってきます。

そのため、あまりにも情報量が多すぎる教材を使うと消化不良となってしまいますので使わない方が良いと考えます。

特に講義動画が長すぎるとそれを見るだけでもかなり時間を使ってしまうので、出来る限りコンパクトにまとまっている講座を利用した方が良いと思います。

何度も記載していますが、難しい知識を大量に詰め込む必要は無いです。基本を理解して思考する力を養うことが重要です。知識量的には過去問をしっかりこなせば合格できる試験なので、無駄に膨大な分量の暗記の勉強をするのはやめておきましょう。

ただ、何が重要で何が重要でないかを自分で判断するのは難しいかと思いますので資格学校の講座を利用するのがよろしいかと考えます。

記述対策の重要性

最終的に記述式の得点が合否を分けることになるのですが、これは知識以外にもコツやポイントを掴めているかどうかで得点が変わってきます。

字数制限があることから、何を書き何を書かないのかなどの取捨選択が重要になってくるのですが、これが難しいです。

私も本試験中に書きたい内容を全部書いたら文字数制限を超えてしまい焦る場面がありました。ただ、日々まとめる訓練をしていたので落ち着いて必要なポイントをまとめて書くことができたように思います。

何を書けばいいのか分かってもコンパクトにまとめるのは練習をしてコツを掴んでおかないと得点できない可能性がありますので、この記述対策はしっかりやっておきたいと考えます。

記述の対策を疎かにした結果不合格となっている方は意外と多くいらっしゃり、記述抜きで170点近く得点できたのに記述で10点も取れないといったケースもネット上では見られました。

最低限の対策さえしておけば択一で170点取れて記述で10点取れないという事はありませんので、こうしたところも対応可能な教材を利用しておきましょう。

行政書士試験の特性から考えるおすすめの行政書士試験講座

上記までで記載した事項を踏まえて個人的に良いと思い利用したおすすめの行政書士試験講座をご案内します。

スタディング行政書士講座

スタディング行政書士講座

個人的に行政書士試験勉強で使った講座となりますが、スタディングの行政書士講座はおすすめできると思いました。

内容が行政書士試験の特性とマッチした作りになっているのでかなり効率的に勉強できたと思います。

具体的に何が良かったのかその内容や理由を見ていきましょう。

講義時間が短い(基本がコンパクトにまとまっているから復習がしやすい)

私は講義動画を5,6回見てテキストも同じ回数ぐらい読みましたがとにかく重要事項がコンパクトにまとまっているのが良いと思いました。

勉強範囲が広いので全体の復習をするのが結構大変なのですが、スタディングの講義はコンパクトにまとまっているので全部見るのも苦ではありませんでした。

短いからといって内容が薄いというわけではなく、行政書士試験の特性のところでも記載したような「なぜそうなるのか」という理由も含めてしっかりと解説してくれているので理解しやすいですし記憶に残りやすいです。

本試験中も講師の先生がしゃべっていた内容が頭の中で再生されて自信をもって回答できる場面が何個もありました。特に記述式では講師の先生が言っていた内容をそのまま書いて高得点できたところもあったので非常に助かったと言えます。

なお、テキストには講義内容では取り扱わなかった項目もしっかり掲載されているので、講義を見る→テキストを読むといった形で勉強することでしっかりと基本知識とプラスアルファの知識をつけていくことができます。

ちなみに本試験ではAランク・Bランクの基礎問題はほとんど正解できていましたので基礎力はしっかり身についたと言えます。

料金が安いから負担にならない

スタディングは料金の安さがかなり魅力でした。4~5万円程度の料金です(微妙に変わることもあるので詳細はスタディング行政書士講座公式サイトをご確認ください)。

こうした資格試験の講座の料金は学校ごとで大きく差が出ているように感じますが、大手や有名どころの高い講座だと20万円近くします。

スタディングはそういった大手の予備校と比較する中では最安の部類に入っていたかと思います。

すべての学校の講義やサービスを受けたわけではないので費用対効果を比較することができないのですが、安さという点でいくとスタディングの行政書士講座はトップクラスの安さであり、それでいて安かろう悪かろうではないところがおすすめできるポイントです。

次の項目で記載しますが、講義動画で授業をしてくれる講師の方は行政書士試験の講義経験がしっかりと長くある竹原先生であり、当然内容はかなり良かったと言えます。

また、教材もしっかりしており、講義動画・テキストはもちろんのこと、問題集(過去問13年分やセレクト過去問集、模試など)、過去問解法講座、記述式解法講座、重要論点200などかなりしっかりとした内容となっています。

合格のために必要なものは全てそろっており、他の教材を使う必要もありませんでしたのでコスパは高かったです。

講師の実績が豊富

先程記載した通り講師の先生は竹原建先生です。

他の資格学校などでも授業を持っていたりするので実績・経験は豊富です。

重要な論点をしっかりとわかりやすく説明してくれますので記憶に定着しやすくて良かったと思います。

ただ、相性の問題もあると思うので、講師の先生がどんな人なのか?どんな喋り方なのか?などが気になる場合、まずは無料お試し講義を受講してみることをおすすめします。
私も無料講義を聞いてから申し込みをしました。

スタディング公式サイトより無料講義を申込みできるかと思いますので気になる方は試して見てください。

スマホで隙間時間を利用した勉強が可能

スマホで勉強することを念頭にサービス設計してくれているので隙間時間が有効活用できます。

講義動画などもスマホで閲覧できますが、過去問演習や重要論点の確認などもスマホでしっかりとチェックできます。

家でまとまった時間をとっての勉強も重要ですが外にいる時のちょっとしか時間をいかに有効活用できるかが合格のカギだと個人的に思いましたので、スマホでの勉強ができるというのは非常に強みであると言えます。

過去問解法講座で問題の解き方がわかる

問題の解き方、思考のさせ方を知ることも結構重要だと思いました。

スタディングでは過去問解法講座というコンテンツがあるのですが、問題をどのような思考プロセスで解いていけばいいのかといったものが解説されており、非常に役に立ちました。

知識があってもその知識をどのように活用すればいいのか、思考させればいいのか、講師の方と一緒に問題を解くことでそのコツがわかります。

評判や実際に使った細かい利点

本講座は実際に私も使っている関係でスタディング行政書士講座の評判はどう?実際に使って合格した経験から解説!のページで具体的にその内容について記載しています。もっと詳しく知りたい場合はこちらのページもご覧ください。

スタディングは実際に使ってみて良かったというのもあるのですが、やはり価格が安くて利用しやすかったというのが一番の決め手です。価格面を重視される方には特におすすめできると思っています。

講座の正式な詳細などは以下公式サイトをご覧ください。

なお、無料でお試し講義も見ることができるのでそれを見てから購入を検討してもよろしいかと思います。

その他の行政書士講座

個人的なおすすめはスタディングとなりますが、スタディング以外にも良さそうな行政書士試験講座はありますので参考としてご案内いたします。

伊藤塾の行政書士講座

行政書士講座といえば伊藤塾を思い浮かべる人も多いかもしれません。

評判としてはテキストや過去問の解説がしっかりしていてわかりやすいといった声が多い他、個別指導などのサポートもしっかりしているからおすすめできるといった方も多くいらっしゃいます。

講師陣の評判も高く、説明がわかりやすくていいと言った声も結構多いです。

私自身は利用していないため細かいことは記載できませんが、実績もかなり高いので

デメリットがあるとすれば料金が高いことがあげられるでしょう。ただ、料金の高さに見合った手厚いサービスがあるとも言えるため、個別サポートも含めて本格的にしっかりとした勉強がしたい方にはマッチするのではないかと考えます。

LECの行政書士講座

LECの行政書士講座も結構良い評判が多いと感じます。

私は本試験後の採点サービス(記述式とかの採点を無料でしてくれる)で利用したり、本試験の解説などでLECのコンテンツをたくさん使いましたが結構良さそうだなと感じました。

LEC受講生の行政書士試験の合格率が非常に高いですし、LEC受講生の本試験の記述抜きの平均点なども試験後に公開されていましたがかなり高かったので講座内容もいいんだと思います。

伊藤塾同様に料金は高めですが、有名な講師の方もいらっしゃいますし何より実績が高いと言うのは良いポイントです。気になる方は公式サイトより詳細をチェックしてみてください。

使わない方が良い行政書士講座はあるのか?

最近は誰でもネット上で「情報商材」の販売ができるようになっています。

そのため怪しい行政書士講座が多数あるのも事実です。

SNSなどでもこうしたものは多くあります。

たとえ値段が安かったとしても提供されるサービスの質が悪ければ時間の無駄になりますので、こうしたリスクが高そうなサービスは使わない方が吉です。

もちろん有名どころの資格学校がやっている講座以外は全部ダメな講座なのかというとそうとも言い切れませんが、わざわざそんなものをリスクを冒して使う理由もないので個人的にはしっかりとしたところが運営するサービスを使った方が確実性が高いと思っています。

もしそういったあまり有名ではないサービスを利用しようと思うのであればその人(運営者や講師)の素性がしっかりと明かされているか?などしっかりチェックの上利用されると良いでしょう。

例えば大手予備校の有名講師が独立して新しいサービスを創るパターンもありますのでそういったサービスであればサービス名があまり知られていなくても良いサービスである可能性は高いですので検討の価値は十分にあると思います。

なので、講師や運営者が誰なのかは必ず参考にするようにしてください。

個人的なおすすめはスタディング行政書士講座だが有名どころであればどれを選んでも問題無いと考える

このページでは私個人の状況や価値観を重視した結果スタディングをおすすめとして紹介しましたが、ある程度名の知れた有名な資格学校の講座であればどれを選んでも問題無いと思っています。

どの講座もこれまでたくさんの方の指導を行い、その結果と試験問題の分析を行って講座を作っています。

そのため、どの講座を受講しても一定以上の質の良さはあると考えて問題無いと思います。

ただ、どんなに講座がすばらしかったとしてもあなた自身が勉強をサボれば合格は難しくなりますのでどの講座を使うにしてもしっかりとインプット・アウトプットを行うようにしてください。

そして、このページでは勉強法のポイントや行政書士試験の傾向などについても記載させていただきましたがのでそのあたりも参考にしていただければ幸いです。

おすすめの行政書士講座まとめ
  • 個人的には価格の安さ、内容の充実度、講師の先生の説明のわかりやすさ、スマホでの勉強(隙間時間活用)のしやすさなどを加味してスタディングを利用し、実際にゆとりをもって合格することができたので、こちらをおすすめとして紹介しています(当該講座を使った体験談等もまとめているのでご覧ください)
  • 大手予備校が出している行政書士講座であればどれを使っても安定したサービスの提供が受けられるので何を重視するか次第によっては別のところでも全く問題無いと思っています
  • どこの誰だかわからない人が運営している行政書士試験講座は辞めた方が良いと考えます。長年の積み重ねのある講座を使った方が安全です

講座を利用しないで独学で行政書士試験合格を目指すのは無謀?

おすすめの行政書士講座を教えて欲しいと言う方の中には講座を利用しないで独学でも大丈夫かな?といったようなことを質問してくるケースもあります。

そのため、独学でも問題無いのかどうかということも個人的な見解を記載しておきたいと思います。

独学でも全く問題無いが効率は悪いと考える

人による部分もあるかもしれませんが、独学でも全く問題なく合格を目指せると思います。

まず、試験自体がそこまで難しいものでは無いと言うのが理由としてあげられます。

ちょろっと勉強したら合格できる、なんてことはありませんが、しっかりと勉強(1年間で最低800時間~1000時間程度が目安)さえすれば誰でも合格できるぐらいの難易度であるというのが独学でも合格できるというところの根拠となります。

とっつき難い論点もあるのですが基本的にはわからないところがあればテキストを読めばだいたい理解できるレベルの問題が大半だと思いますのでテキスト選びと勉強方法さえ間違えなければ独学でも十分合格できると思いました。

合格率10%程度なのでかなり難しい試験のように思われるのですが、正直なところ受験者のレベル(本気度)も他の難関国家資格と比べるとかなり低いので合格率の割には合格しやすいと思います。私の知り合いもほとんど勉強せずに受験した方が結構な数いらっしゃいます。他の資格と違ってどうしても行政書士試験に合格しないといけないといった方はそんなに多くないからです。

また、ここまでで記載した通り基礎的事項・重要事項を中心に問題が作られているので難解で難しい論点が理解できていなくても合格点は取れますので予備校講師に質問しないと理解できないといった場面もそれほど多く発生しません。

そのため勉強さえすれば誰でも合格できる試験であると個人的には思います。

ただ、当たり前ですが勉強しないと合格できません。

ここまでで記載したように働きながら受験勉強をするにあたっては時間の確保と時間の効果的な使い方が重要となってきます。

そういった意味では独学は効率が悪くなるので、合格できる可能性は講座を利用した方が高くなると私は考えます。

お金で時間を買うといったイメージです。

行政書士試験は1年に1回しか行われない試験ですので不合格になった際のダメージは結構大きいです。

私ももし1発合格できていなかったら翌年合格できたかどうかわからないです。ダラダラと何年も勉強するのはしんどいですので効率的に勉強して1回で合格してしまう方向性をおすすめしたいです。

とにかく時間の確保と効率を意識するようにしてください。

なお、あなたが1日中勉強に費やす時間があるといった形で時間に融通が利くのであれば独学でも全く問題無いかなと思います。

情報がネット上にあふれている

仮にわからない論点があったとしてもネット上で調べれば高確率で解決するものと思われます。

行政書士の先生方がわざわざYoutubeで詳しく解説してくれているものもあります。

基本的に躓くポイントは皆同じですのでだいたいネットか何かで同じような質問は出ているかと思いますので調べる能力さえあれば独学でも問題無いでしょう。

市販模試はやっておいた方が良いかもしれない

過去問演習も重要ですがずっとやっていると慣れ過ぎてしまうので初見の問題を解く練習をする意味でも市販されている模試はやっておいた方が良いでしょう。

私はLECの市販模試(1冊で3回分ついてるやつ)をやりました。

おすすめで紹介したスタディングは半独学

おすすめの講座としてスタディングを紹介しましたが、スタディングは半独学みたいな感じです。

細かいことはスタディング行政書士講座を実際に使って合格した経験から解説!で記載していますが、独学の場合教材選びなどで時間を取られるケースもあるので、そういった時間がもったいない、面倒だと思う場合での利用でもおすすめです。

私はスタディング以外は使っていません。

模試もついてます。

独学であろうと講座利用であろうと勉強しないと合格できない

独学でも予備校の講座でもどっちにしても一定度の勉強量は必要です。

予備校に通っているからといっても勉強しなかったら合格できないでしょう。

有名講師に教わっても復習しなかったら合格できないでしょう。

一番大事なことは勉強する時間を作ること、勉強する癖をつけること、正しい勉強法で頑張ることとなります。

行政書士試験の特性を理解し、効果的にしっかりと勉強して合格を目指してください。

ABOUT US
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樋口 智大株式会社インテグラルベース 代表取締役
公認会計士・税理士・経理などの士業・管理部門の人材紹介を行う株式会社レックスアドバイザーズで勤務し、転職エージェントや会計専門メディアの事業の立ち上げを経験。その後、株式会社インテグラルベース(厚生労働省特定募集情報等提供事業者51-募-000806)を創業。現在は転職・採用・人事に係わるコンサルティングや求人サイトの運営を行っています。 士業JOBでは、これまで培った人脈と10年弱に及ぶ転職や採用に関する業務経験・実績を活かして転職に役立つ情報の配信を行っている他、多数の人材紹介会社とも協業し、最新の情報をブラッシュアップしながら配信を行っています。また、行政書士として事務所を開設しており、自身も士業として活動しております。 執筆者・監修者・編集者情報へ