スタディング行政書士講座の評判はどう?実際に使って合格した経験から解説!【安いだけじゃない】

行政書士

スタディング行政書士講座の評判や口コミを実際にスタディングを利用して行政書士試験に合格した経験をもとに解説していきたいと思います。

各種ネット上などで記載されている評判と実際に感じた差なども見ていきたいと思います。

スタディングが気になっている人は多いようで、行政書士試験においてスタディングを使ってみてどうだったか?といったことを聞かれる機会が増えましたので、気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

執筆者の情報詳細
解説者である私のスペックやスタディングを使ったときの詳細な情報を記載しておくと、私は2023年1月25日に合格発表があった令和4年度の行政書士試験を受験し、一発合格することができました。
スタディング以外の教材は利用せず、スタディングだけで勉強をしました。法律系の勉強は初めてでした。
年齢は30代後半で、働きながらの受験でしたので大変でしたが、効率的に勉強することで無事に合格点が取れました。
2月後半から勉強を始め、およそ9カ月間の間に約900時間勉強しています(スタディングでは勉強時間を自動的に計測してくれます)。
1日あたりの勉強時間が平均3時間以上(最低でも週21時間以上の勉強)になるように勉強していました。仕事しながらなのでGWなどの長期休みでかなり勉強時間を稼ぎました。また、移動時間などの細切れの時間も有効活用し勉強時間を捻出しました。
本試験では208点で合格し、択一式166点、記述式42点でした。
思った以上にケアレスミスを多くしてしまいました。本試験ではミスが出ると思っておいた方が良いので、ギリギリ合格を目指すというよりは余裕を持つためにもしっかりと勉強時間を確保して臨んだ方が良いでしょう。
行政書士試験合格結果通知
行政書士試験合格結果通知

合格通知も添付しておきます。

上記のようなスペックと勉強時間でこのような得点でしたので、同じような状況の方はより参考になるかなと思います。

ここでは、スタディングの評判や特徴だけでなく、そもそもどういった視点で勉強すると合格に近づくのかなども合わせて解説しています。

行政書士試験が終わった今だからこそどういった視点で勉強した方が良いかがよくわかっているので、その辺りも含めて是非知ってもらいたいと考えています。

それではここからは具体的にスタディングについて見ていきます。

目次

スタディング行政書士講座の評判・口コミで多く見られるもの

まず、一般的に多く見受けられるスタディング行政書士講座の評判や口コミを集めてみましたのでご紹介します。

評判の参考URL
各種評判や口コミはTwitterや公式サイトに掲載されている利用者の声を参考にしています。

まずはスタディング行政書士の良い評判を見てみましょう。

スタディング行政書士の良い評判
  • 価格が非常に安い割に内容が充実
  • スマートフォンで受講(講義・問題演習等)が可能で便利
  • 隙間時間に少しずつ勉強が進められた
  • 講師の方がしっかり説明してくれて理解に役立った
  • レジュメ(テキスト)の内容が思っていた以上にしっかりしていた
  • 短期合格を目指すのに役立つ
  • スタディングだけで行政書士試験に合格できたから余計なことを考えずに済んだ

良い評判をまとめると概ね上記のようなものが多い傾向です。

しかし、スタディングには悪い評判・口コミも多くありました。

スタディング行政書士の悪い評判・口コミ
  • わからないことがあっても質問できない(これは2023年度以降は別料金で可能になりました)
  • 講義時間が短く内容が薄い
  • 紙の冊子が無いから勉強し難い
  • スマホやPCで勉強することに慣れない
  • サーバーがダウンして使えない時があった
  • 講師の方の滑舌がやや悪かった
  • AI復習システムが使いづらい

良い評判、悪い評判含め、上記のような口コミが多くあります。

それぞれの口コミや評判を実際に使った経験からどうなのかを分析するとともに、個人的に感じたスタディングの良かった点や悪かった点を解説していきたいと思います。

スタディングの良い評判を実際に使った立場から分析

まずは良い口コミを分析していきたいと思います。

スタディング行政書士講座は安いだけでなく内容が充実している

これは本当です。

まず、料金が安いという点に関しては、3万円台~5万円台で行政書士講座が提供されているところからして本当のことであると言えます。

他社の行政書士講座と比較してもトップクラスに安い金額であると言えるかと思います。

もちろんただ安いだけでなく、内容が充実した上で安いというのが素晴らしいポイントだと個人的には思いました。

スタディングの行政書士講座は「ミニマム」「スタンダード」「コンプリート」の3種類に分けられ、それぞれの料金とコース内容は以下のようになっています。
※料金やコンテンツ類は執筆時・編集時の情報となり、変更があった際にリアルタイムでこちらの情報も修正しているとは限らないため、必ず公式サイトも合わせてご確認ください。

行政書士合格コース ミニマム

料金 34,980円
コース内容 基本講座(動画講義)、Webテキスト

 

行政書士合格コース スタンダード

料金 44,000円
コース内容 基本講座(動画講義)、Webテキスト、スマート問題集、過去問解法講座、セレクト過去問、13年分テーマ別過去問集、記述式解法講座、記述式対策問題集

 

行政書士合格コース コンプリート

料金 59,400円
コース内容 基本講座(動画講義)、Webテキスト、スマート問題集、過去問解法講座、セレクト過去問、13年分テーマ別過去問集、記述式解法講座、記述式対策問題集、合格のための論点200、合格答練、合格模試

※各コースの細かいコンテンツについての詳細は後ほど紹介します。

ミニマムは最も安いが内容は充実していない

まず、「ミニマム」ですが、これは確かに料金が最も安く、一見良さそうに見えるのですが、単純な講義動画とWebテキストしかついていないプランのため、費用対効果で見たらそれほど良いプランでは無いと個人的には考えます。

悪い評判で「安いけど内容が薄い」と記載されている方はもしかしたらこのミニマムコースを受講したのかもしれません。

安さだけを追い求めるのではなく、合格を追い求めるのであれば、次に紹介するスタンダードかコンプリートの利用が良いと言えます。

ちなみに私は「コンプリート」を利用して合格しました。

スタンダードは料金が安い割に内容が濃い

スタンダードは4万円台で受講可能であり、その内容として過去問解法講座や記述式対策講座など広く行政書士試験に対応するためのコンテンツが盛り込まれていることから最も人気のコースとなっているようです。

安い上に充実したコンテンツがあるので、このコースで合格することも十分可能と言えるでしょう。

講義やWebテキスト以外で最も使用したコンテンツが「テーマ別過去問13年分」となりますが、解説がしっかりしており、復習もしやすい作りになっているので、これだけでも十分合格に近づけるものと思います。

後は、「過去問解法講座」などで問題の解き方のコツを掴むことでスムーズに勉強を進めていくことができます。

おすすめできるコースと言えるでしょう。

金額が安い割に内容が充実していた、といった良い口コミを寄せている方はこのスタンダードコースや次に紹介するコンプリートコースを利用しているものと考えます。

コンプリートコースは料金が安いのにコンテンツが充実しており、本試験を想定した模試や答練なども受講できる

私は「行政書士試験合格講座のコンプリート」を使ったのですが、料金が安い上に内容が非常に充実しており、満足でした。

多くの方がこの料金の安さに惹かれてスタディングに興味を持ったかと思いますが、安かろう悪かろうにならなくて本当に良かったと思っています。

スタディング以外何も使わなかったと冒頭に記載しましたが、正確に記載すると、スタディング以外の教材に手を出している余裕が無かったと書いた方が良いかもしれません。

スタディングをやりきるので精一杯でした。

それだけ充実していたと言えます。

特に、スタンダードコースにはない、「合格のための論点200」というコンテンツは秀逸で、全体を総復習するのにも役立ちましたし、試験直前期も重要で絶対忘れてはいけない事項を洗うのに役立ちました。最後の方はこればかり見ていました。

また、合格答練や模試も充実しており、本番を想定したオリジナル問題を解くことで知識の定着具合を計ることができました。

それぞれの細かい内容は後で記載しますが、内容のボリュームはかなりあったかと思います。

おそらく、値段の割に内容が充実していてよかったという感想を持った方は先ほどのスタンダードプランあるいはコンプリートプランを利用しているものと考えられ、逆に内容が薄いとしている方はミニマムを利用しているものと考えます。

スマートフォンで受講ができ良かったとする口コミについては私もそう感じた

私がスタディングを利用した理由の1つに、隙間時間を利用して勉強できそうだと感じたところにあります。

そして、隙間時間を有効活用するにはスマホでの勉強がしやすいかどうかというところに関わってきますが、サービスの設計上スマホでの勉強はかなりやりやすいと思いました。

講義動画もスマホで閲覧しやすくなっていますし、テキストもスマホでしっかり読めるように設計されています。

全ての各コンテンツがスマートフォンで勉強できるようになっております。

また、隙間時間を使って勉強しやすいように、例えば講義動画であれば、1コマの時間が短く設定されていたり、1コマの中でもそれぞれ細かく分割されており、5分とか10分とかの時間でも講義を聞けるようになっています。

私は外出先で講義を聞くことはしませんでしたが、移動中の電車でも講義を聞きたいという方はそれもできるでしょう。

個人的には電車の中や隙間時間は過去問を解くことが多かったです。

1問解くのに3分~10分程度(解説を読むのも含めて)かかるので、ちょっとした隙間時間にやるのに良かったです。

後は、講義の音声ファイルをダウンロードできるので、聞いて覚えることもできます。音声で聞いていると、問題を解いている途中に、あの時ああ言っていたなと記憶が蘇る場面も結構あり、本試験でも大いに役立ちました。こうしたスマホを活用した勉強法が可能なスタディングはかなり良かったです。

また、スタディングはPCとスマホでしっかり同期されているので、好きな時に好きなデバイスで勉強することができます。
例えば朝はPCで勉強し、昼の移動中はスマホで勉強、夜はPCを使って勉強するといった使い方をしたとしても、ちゃんとどこまで何を勉強したかが記録されているので、いつどのデバイスでスタディングを開いても大丈夫です。

隙間時間に少しずつ勉強が進められたという声についてはその通りだと思った

先ほどのスマホで勉強できたと重なるところもありますが、社会人で働きながら行政書士試験合格を目指すのであれば、隙間時間の有効活用は必須だと言えます。

移動時間や手待ち時間などの隙間時間でスマホで過去問を解き、時間を有効活用しましょう。

後は、後ほど詳しく記載しますが散歩などの気分転換中はスマホに音声ファイルをダウンロードさせて聞きながら歩いたりすることで、運動と勉強の両立を図ることもできました。

これは結構大きかったです。

ある程度勉強が進んだらテキストを読むより、聞く方が記憶の定着に繋がることも多かったです。試験中に講師の声が頭に浮かぶので助かりました。

個人的には隙間時間の有効活用はしっかりできたように感じましたので、他の方もそれを実感し、こうした口コミがそれなりに多くあるのだと思います。

講師の方がしっかり説明してくれて理解に役立った

講師の先生は、竹原建先生で、ベテランの講師の方です。

行政書士講座の他、宅建などの講師もされていますが、講師歴が長いこともあり、説明が上手です。

ただ記憶するのではなく、「なぜそうなのか」といった理由もしっかりお話してくれるので、記憶に残りやすかったです。正直思っていた以上に良かったです。

法律は単純な暗記も当然必要なのですが、なぜそうなるのかといった理由や背景部分まで含めてしっかり理解することで記憶の定着に繋がりますので、ただ暗記するのではなく、講師の方の講義を聞くことでスムーズに覚えることに繋がるかと思います。

なお、悪い口コミで、講師の方の滑舌が悪くて聞き取りづらかった、という声もいくつかありました。

実際のところ、多少悪い部分もあるかもしれないと個人的にも思いました。

ただ、それほど影響はないかなと思いましたし、1.75倍速まで上げて講義を聞いていましたが、それでも聞き取れていたので、問題無いと個人的には思います。

心配な方は無料お試し講義を閲覧することができるので、そこで声質やしゃべり方を見てみると良いでしょう。

講師の方の説明や声が合わないと頭に入り難いと思いますので、事前にチェックしておくとよろしいかと思います。

レジュメ(テキスト)の内容が思っていた以上にしっかりしていた

Webテキストは内容がかなり充実していました。

他のテキストを購入していないので比較してどうかといったことは難しいのですが、基礎法学・憲法・行政法・民法・商法会社法・一般知識まで含めて内容が充実しており、全てしっかり勉強すれば確実に高得点できるぐらいの分量はあると思います。

行政書士試験で最も配点が高いのは行政法となりますが、択一式で19問中17問正解することができ、得点源にすることができました。

確実に覚えなければならない条文・論点は当然厚みをもって記載されていますが、見落としがちな論点もちゃんと載っているので、細かく勉強することができます。

また、図解したイラスト付きで解説されているので、理解の役に立ちます。

後は、受験生が捨てがちな会社法もしっかりと出るところを絞って収録されており、得点源にすることができると感じました。

実際の本試験では5問中3問正解することができ、スタディングで会社法やっておいて良かったと思いました。

後は、一般知識も個人情報保護法・情報通信・政治経済社会・選挙制度に関する事などが収録されており、この辺りからも数問毎年出ているので、やっておいて損は無いと思います。
※2024年度以降の試験は少し範囲が変わり、政治経済社会ではなく、単に一般知識となった他、行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令等に変っています。ただ、大枠に変わりなく、大きな違いは行政書士法が範囲に加わったところにあります。勉強すれば得点ができるという意味では何を勉強すべきかが明確になったと言えます。

こうした充実具合から、思っていたより良かったと感じる人が多く、このような評判があるのかなと思います。

テキストの出来栄えも無料講座を受講することで見ることができますので、見て見ることをおすすめします。

短期で行政書士試験に合格できる可能性を秘めている

スタディングを使って短期(半年以内等)で行政書士試験に合格される方もいらっしゃいます。

実際に行政書士試験を受けて見て、短期合格を目指すにあたってスタディングは非常に良いサービスだと感じました。

行政書士試験の合格においては基本論点をしっかり押さえることが合格へ近づくためのポイントなのですが、スタディングの行政書士講座はその面で優れていると感じましたので、短期集中で取り組むことで3ヵ月から半年くらいの勉強でも合格できそうだと個人的にも感じます。

3ヵ月などの短期でやりきろうと思うとその分1日あたりの勉強時間もかなり確保する必要はあるかと思いますが、それができるのであれば、例えば夏ごろから行政書士試験突破を目指すといった状況の方の利用にも適するかと思います。

感覚的な話にはなりますが、たぶん、500時間~600時間短期で勉強することが出来れば合格当落ラインにはのるかなと思います。なので、ダメ元で短期で合格目指すという人にも勝機はあるかと感じます。

ただ、年に1回しかない試験なので、できれば余裕をもって高い確率で合格するためにも、時間がしっかり取れる方は最初に記載したように800~900時間を目指して勉強するのがいいです。

300日以上勉強期間が取れる方は1日3時間×300日を目標にするとわかりやすいかなと思います。

スタディングだけで行政書士試験に合格できたという声

スタディングのカリキュラムだけで行政書士試験に合格できたという方も結構いました。私もその中の1人です。

スタディングを利用して良かったと思ったことの一つに、どのテキストや問題集を買えばいいのか悩む必要がなかったことが挙げられます。

最初は独学を考えていたので、どのテキストを買えばいいのかわからず、いろいろネット上で調べたりしていたのですが、どのテキストや問題集が良いのかといった情報収集に使う時間がもったいないなと思いました。

スタディングを利用すればテキストから問題集まで必要なコンテンツはそろっているので余計なことに頭を悩ませる必要が無く、時間を有効に使えたように思います。

なお、スタディングには判例集やポケット六法といったコンテンツはなく、全てテキストや講義の中に収録されている形となります。
最初は判例集買わなくていいのかな?と思ったのですが、テキストの中にかなり細かく解説されているので、個人的には不要でした。

補足として、人によってはスタディングに加えて「市販模試」を購入し、本番試験対策を強化されている方もいらっしゃいました。
確かにスタディングではオンライン上での勉強が主になるので、もし追加で購入するとしたら市販模試になるかなと思います。

スタディングに興味を持った方の多くが、何かしらの理由でそれほど多くの勉強時間が確保できないという方が多いでしょうから、余計なことを心配して時間をロスするのは勿体ないので、時間効率を高める勉強をする意味においてもスタディングは良かったと思います。

スタディング行政書士講座の悪い評判を実際に使った立場から分析

上記では良かったと感じた評判を解説しましたが、ここからは良くない口コミを実際に使った立場から解説していきたいと思います。

わからないことがあっても質問できない

これは実際にそうでした(現在は別途料金で可能になっています)。

元々こうした質問などはできないと記載されていたので、わかった上で購入しているので個人的には問題ありませんでしたが、せっかく予備校使うならいろいろ質問したい!と思っている人にとってはデメリットと言えるでしょう。

受講料がかなり安いので、質問対応などまで期待するのは流石に難しいかなと思いますので、いろいろと質問したいと思っている方は大手の予備校などを利用すると良いでしょう。

なお、2023年度版以降は有料で質問できるようになっており、2000円のチケットを購入することで質問が可能となっています。

ただ、質問を何度もすると金額がかなり高くなってしまうものと想定されますので、あなたが何を重視するのかによってどの会社の講座を取るか検討すべきです。

質問を重視するのであれば、別のところを使うことも検討しましょう。

ちなみに、私個人としては、質問したいと思った場面が無かったので、全く影響はなかったです。

講義時間が短く内容が薄いという口コミについて

これについては一概にそうとは言えませんが、講義時間が短いというのは本当です。

理由としては、講義動画では頻出論点や重要論点などに絞って解説を行っており、効率的に勉強ができるように設計されているからです。

なので、実際の講義では、テキストには載っているのに講義では取り扱っていないという項目もいくつかありました。

個人的にはこれはメリットだと感じており、基本論点・重要論点を何度も動画で聞くことができるので、基礎を身に着けるのに非常に役立ちました。応用論点などはテキストを読んで補完すれば十分だったかと思いました。

また、行政書士試験は問題の多くが基本論点・頻出論点からの出題なので、合格点を取るという事に目を向けるのであれば、こうしたしっかりと基本をマスターするということが重要になってきます。
合格できない受験生の大半はあれこれといろんなテキストや問題集に手を出すのですが、いろいろやっても結局中途半端な理解・記憶で終わってしまって、落としてはいけない問題を落として不合格になっている方が多いので、むしろこうした基本を大事にするスタディングは結果的に良かったと思っています。

基本的な論点・何度も出ているところをしっかりを理解して覚えれば合格点取れる試験であると感じましたので、何度も書いておそれいりますが、変にいろんな難しい本に手を出すのではなく、しっかりと地に足のついた知識・理解を目指してください。

過去問をやれば気がつくかと思いますが、行政書士試験は知識の豊富さを試しているわけではなく、覚えた知識を使って思考して解かせることを重視した試験であると感じられましたので、マニアックな知識を詰め込んで戦うのは得策ではないと思います。

後は、私の場合は働きながらの受験勉強だったので、どうせ細かい論点まで覚えきれないと思っていたので、個人的には基本重視路線が自分には合っていそうで良いと思って利用しました。

なので、講義時間が短いからこそ何度も見る・聞くことができ、結果的にしっかりとした土台を私は作ることができ、合格できたと言えます。

ただ、講義動画が基本中心であるが故に人によっては内容が薄いと感じることがあっても不思議ではないかもしれません。

人によっては、講義でもっと細かい論点まで深くやって欲しいという要望をお持ちの方もいるかもしれません。
そうした方は大手の予備校などを利用されると良いのかなと思います。

後は、内容が薄いという点を補足するならば、スタディングでもテキストでは細かくしっかり記載されているのですが、講義で基本をしっかり押さえれば、細かい論点をテキストで読んでも理解できるので、テキストを読み込むというのも有りだとは思います。

実際に私は講義を6回程度聞き、テキストも6回程度全部読んでいますが、かなり細かいところまでやり込もうと思えばできるかなと思いました。

その他補足として、講義だけでなく、過去問解法講義や記述式解法講義など他にも動画コンテンツはあり、それらまで含めて全部やることで網羅的に知識が身につく作りにもなっているので、そこまで含めるとそれほど内容が薄いとは言えないかなとも思います。

いずれにせよ、私の状況としては働きながらの勉強であったこと、最大で900時間程度しか試験日までに勉強時間が確保できそうになかったこと等を考慮すると、スタディングぐらいの分量が丁度良かったと言えます。

逆に、自由になる時間が多く、ものすごくたくさん勉強できると言う方は別途細かいところまで解説してくれるサービスの利用を検討してみても良いでしょう。

紙の冊子が無いから勉強し難いという声について

これは人によっては大きく戸惑う部分かもしれません。

スタディングはオンラインで学習することが前提のサービスなので、紙派の人にとってはデメリットになる可能性があります。

私は30代後半ですが、これまで生きてきた中で、勉強するといえば紙とペンを使って勉強するのが当たり前でしたから、最初は少し不安もありました。

ただ、仕事内容がWeb関係だったので、モニターで文字を読むと言ったことに慣れており、PCやスマホで勉強することが結果的に全く区にならず勉強を進めることができましたので、特に不自由を感じることなく試験勉強を終えることができました。

むしろ使ってみてかなり便利で良かったとすら思っています。

もしかしたら今の20代などはスマホを使うことが当たり前の時代に生きてきていますので、全く問題無いのかもしれません。

問題は、年配の方がスマホやPCでの勉強に慣れることができるのかという部分です。

これは正直人による部分もあるので何とも言えないところです。

普段からスマホで情報取集をすることに慣れている人であれば、おそらくですがそれほど苦労する事なく勉強ができるのではないかと思われます。

この辺りの感覚は人によると思いますので、無料お試し講座を受講し、スマホでの勉強のしやすさ等もチェックしておくと良いでしょう。

無料講義はスタディング行政書士講座公式サイトから申し込めます。

後は、一日3時間とか4時間とか勉強するわけですから、長時間スマホやPCを使うことに抵抗が無いかもチェックしておくと良いでしょう。

紙のテキストも別売りで有る

なお、テキストに関しては紙で別売りしていますので、どうしても紙が良い人は購入することができます。

ただ、値段が1万円以上余計にかかりますので、価格重視の方にとってはこの追加出費をどう感じるかというところでご判断ください。

プリントアウトすることができる

オンラインで学習することが前提ではありますが、テキストはプリンターでプリントすることはできますので、それを読むというのも有りです。

私は記述式問題集は全てプリントアウトし、紙にして勉強していました。

記述はそもそも実際に手を動かして書くという動作が必要なので、この辺りはプリントした方が便利です。

オンライン前提ではありますが、適宜使い分けは可能ですので、万が一スマホでの勉強だけだとしんどいと感じても、工夫次第で問題なく乗り切れると思います。

サーバーがダウンして使えない時があったという声

これは私も一度だけありました。

別の国家資格試験前にスタディングにアクセスする人が一気に急増したようで、サーバーがダウンして使えない時間が数時間くらいありました。

ただ、1年間で1度だけだったのと近年急激にスタディング利用者が増えているらしいので、その影響もあるのかもしれませんが、サーバーなどは増強されたはずなので、今後は問題ないのではないかと想定しています。

なお、私は音声ファイルをダウンロードしたり、一部必要に応じてプリントアウトしていたので、仮にサーバーが落ちている時間があったとしても問題無いようにはしていました。

スタディング行政書士の講座に限らず、最近は様々な勉強アプリがあるかと思いますが、オンラインで学習する以上こうしたリスクがあることは100%避けることは難しいと思うので、予防策として何か見るものをプリントアウトするなりなんなりはしておきましょう。

講師の方の滑舌がやや悪いという評判

良い評判のところでも少し記載しましたが、講師の先生の声質はやや聞き取りにくい傾向にあるといった評判はいくつか見受けられました。

個人的にはそれほど大きな問題はなく、1.75倍速から2倍速で講義動画を再生していても内容が理解できたので、問題無いかなと思っています(よく通る声ではないとは感じました)。ただ、講義の単元ごとにしゃべり方(ハキハキ具合)が少し違うところもあるような気がしなくもなかったです。

これは予想なのですが、講義そのものは単元ごとに収録していて、法改正などがあった際に撮り直しをし、改正がないところは昔のものをそのまま使っているのかなと感じた部分があるのですが、昔のままなのかなと思われるところは少し聞き取りにくいところもあったので、過去利用者はこの滑舌の部分で少し悪い印象を持った方がいるのかもしれません(あくまで予想です)。

今後新しく撮る分に関してはより聞きやすくなる筈ですので、猶の事問題無い事項なのかなと思います。

先程記載の通り、無料で講義動画を何時間分か聞けるようになっているので、行政書士講座無料講義動画を受講してみて聞き取りやすさをチェックするのが良いと思います。

AI復習システムがちょっと邪魔だったという評判

私がスタディング行政書士講座を使い始めた当初はなかった機能なのですが、途中からAI復習機能というのが登場しました。

行政書士試験は範囲が広く忘却との戦いになるのですが、AIが過去の学習状況を分析し、適切なタイミングで復習に必要な問題をピックアップして出題してくれるといったような機能になります。

この復習システムですが、私が使っていたころは結構使いづらい機能でして、例えば今日復習すべき問題といった形で一気に100問とか出題してくるので、そんなに復習してたら復習だけで1日終わっちゃうし今日だけでそんなに終わらないよ!そりゃそんだけ毎日復習すれば誰だって忘れないでしょ、といった気持になり、結局使わずに終わりました。

もっと空気を読んで「あなたここ忘れがちでしょ?」みたいな感じでピンポイントで出題してくれれば便利なのですが、ドッサリ一気に出題範囲が提示されても、それは問題集を片っ端から解くのと変わらないのでは?という気持ちになったので、この機能が邪魔だと思った人が多いのはなんとなく納得するところもあります。

ただ、私が使っていたころの終盤に出来た機能なので、もしかしたら今現在はもっと良くなっている可能性もあるので、この機能の評価については保留としておきます。

邪魔なら使わなければいい機能なので、特に気にする必要はない評判かなと思います。

評判と実際に使って感じたことの差のまとめ

ここまでは巷で言われているスタディング行政書士の評判と実際に使ってどう感じたのかという考察を記載させていただきました。

金額が安いという部分は多くの方がメリットに感じているところであり、内容が薄いという部分は捉え方次第かなと思います。

何度か記載しましたが、行政書士試験は基本論点を取り扱う問題が多いですし、あれこれいろんなテキストに手を出すが結局基本が疎かになって何年も合格できず複数年受験生になってしまっている方も多くみかけますので、細かい論点の取り扱いに拘る必要は無く、基本を中心にやっていくのが良いのではないかと思います。

また、テキストまでしっかり読めば内容が薄いということは無く、むしろ濃いと思いましたので、記載した通り、基本を身に着け、テキストで応用論点も頭に入れていけばかなり強くなるかなと思います。

スタディング行政書士講座の各コンテンツの特徴を実際にやり込んだ上でどのように感じたのかを見ていく

口コミや評判では各コンテンツ(講義やテキスト、記述対策講座等)の良し悪しについて具体的に触れている人がいませんでしたので、私が実際に使ったうえでどのように感じたのかを記載していきたいと思います。

なお、私はコンプリートコースを受講していたので、全てのコンテンツを使用しましたので、全部記載します。

スタンダードコースを検討されている場合は、「合格のための論点200」「合格答練」「模試」はありませんのでご注意ください。

基本講義(動画)について

講義については評判のところでも多少触れましたが、基本論点・頻出論点・絶対に理解しなくてはならない論点を中心に解説してくれています。

そのため、全体の講義時間も短くなっており、何度も聞く・見ることに適しています。

1コマがだいたい25分程度で設定されており、1コマの中でもさらに分野ごとに区切られているため、5分程度の時間しか取れない時でも講義を聞くこと自体は可能です。

過去問を13年分こなして思ったのが、どの年度も基本論点の問題が多いことと、一見難しそうな問題があったとしても、これらの知識を動員して思考することで解ける問題が多いことから、基礎論点をしっかりマスターすることが重要であると感じました。

上っ面の知識を増やすより、理解を高めることが重要だと感じます。

そういった意味で、講義が短いことは私の見解ではメリットだと思っています。

そして、何度も聞くことにより、講師の方が言っていることを記憶することができるようになります。音声で聞いていると記憶に残りやすいので、記憶の定着にも繋がります。

後は、本試験中にも、講師の方がこのように言っていたな、と思い出され、自信をもって回答できるものもありました。

特に記述式では、無権代理と相続の論点において、ここは頻出であることから図解付きでキッチリ動画で説明されており、「本人が拒絶しても何ら信義に反しないので」といったフレーズ等も思い出され、しっかり書くことができました。

このように単にテキストを見るだけだと記憶に残りづらいのですが、何度も音声で聞くことで意外と覚えられたので、皆さんも試して見てください。

なお、講義の後にはスマート問題集と呼ばれる基本知識をチェックする問題が用意されており、それもかなりやり込みました。

細かくいろいろ設定されていて記憶定着に役立つものが多いです。

Webテキストについて

Webテキストは内容についてはここまでで記載してある通り充実していたと思います。

他のテキストと読み比べて比較したわけではありませんので、他の予備校と比較してどうかは分かりかねますが、情報量としては合格するのに十分な量があることは間違いないでしょう。

後は読みやすいかどうかという点ですが、個人的には問題無かったと思っています。図解されて説明されているので、内容を理解するのにも問題はなかったと思います。

ただ、口コミにもありましたがオンラインだからこそ逆に読み辛いと感じる人もあり、そういう人がいても不思議ではありませんので、Webテキストがあなた自身に合うかどうかは無料のお試し講義を受講して試して見るとよろしいでしょう。

内容については重要な判例などもテキスト内に収録されており、それを勉強するだけでも十分だと感じました。

後は、行政法や民法の内容が充実しているのはどこのテキストも同じだと思いますが、スタディングでは商法・会社法と一般知識の内容も充実しており、広い領域でしっかり得点できるように内容が盛り込まれているので、その辺りも合格するのに役立ったかと思います。

過去問を解くとわかりますが、一般知識でも頻出事項や同じ問題が何度も出題されていることがわかりますので、そういったよく出ているところを押さえておくだけでも足切りの心配が減るので良いかと思います。

行政書士試験に出る全科目が当然カバーされており、これを読み込むだけでも相当な分量があると言えます。

過去問解法講座

講義やテキストで知識をインプットするだけだと問題は解けません。

過去問を解くにあたっては覚えた知識をどのように活用して問題にアプローチすればいいのか、そのコツを知ることをも重要です。

行政書士試験の大きな特徴として、単に知識を試す問題ばかりでなく、思考して答えを導き出す問題が多いという点があげられます。

全ての領域でこの傾向がありますが、憲法や民法などで特にこの傾向が強く、覚えた知識の活かし方などを知ることで着実に得点力をUPさせることができるかと思います。

また、講師の先生と一緒に問題を解く経験をすることで感覚を掴むことができるのも良かった点と言えます。

セレクト過去問集

セレクト過去問集とは、過去問の中から頻出論点・重要論点を集めた問題集となっており、これを仕上げることで基本知識がしっかりと身につきます。

講義→テキスト→過去問解法講座→セレクト過去問集という流れを3回くらいは最初にやったかと思います。

応用論点などをやる前に基本を押さえておくと後が楽なので、とにかく基本はしっかり勉強してください。

テーマ別過去問13年分問題集

過去問13年分をテーマ別に収録してある問題集です。

この過去問13年分を使っていた時間が最も長かったかと思います。

過去問13年分を何度も解くことで合格に必要な知識はほとんど身につくと言えます。

しかしながら、何度も解いていると答えを覚えてしまうので、問題を解くときは各選択肢がなぜ正解なのか(あるいはなぜ不正解なのか)の理由も一緒に思い浮かべるようにし、思い浮かばない場合はテキストに戻って復習するといった感じでやっていました。

この過去問集は解説がしっかりしているので解説を読むだけでも勉強になりますし、後は、この問題を解くにあたって必要となる知識はテキストのどこに載っているかがきちんと記載されており、ボタンをタップすることでテキストの該当ページに移動できるようになっているので、問題を解くだけでなく、復習もしやすい作りになっていて非常に便利でした。

テキストと講義動画は一体化しているので、必要であれば講義を見直すこともできます。

このように効率的に勉強できる設計がなされているのも良かった点です。

後は、スマホで過去問をひたすら解くことができるので、重たい問題集を持ち歩く必要がないのも良かった点です。

記述式解法講座・記述式問題集

行政書士試験が難しい理由の一つにこの記述式の問題が出るからということがあげられるでしょう。

この「書く」という行為は慣れないと意外とできないものです。

択一の過去問を解く過程で、各選択肢をなぜ正解の脚ではないのか?を意識しながら解くことである程度は記述の対策もできるのですが、記述式の難しさは定められた文字数で収まるように書くことと、正しく漢字で書くことにもあります。

私が受けた年度の記述式はどれも択一式の過去問で見たことがある問題ばかり(どの年もそうですが)でしたので、見た瞬間サッパリわからんぞ、という問題は無かったのですが、それでもどれもこれも文字数が足りず、入りきらなくて苦戦しました。

こうしたことは事前のトレーニングの必要があり、書きたい情報の取捨選択をする練習をしておく必要があり、どういった基準で何が無駄な情報なのかを判断するスキルを身に着けておいた方が良いと言えるでしょう。

実際に行政書士試験センターの模範解答を見ると、45文字ギリギリになっている解答が多いので、上手に組み立てられないと文字数オーバーになってしまう可能性が高い問題が多くなっています。

また、漢字も意外と書けないことがあるので注意が必要です。

例えば、欠缺、虚偽表示、妨害、錯誤、詐害行為、瑕疵など書けそうで書けない漢字は結構あります。

私も本試験中に「妨害排除請求」と書こうとして、「妨」の文字が本当にこれで良かったかどうかかなり心配になりました。

後は、「撤去」という漢字が出てこず、かなり焦りました。

そんなのも書けないの?って思うかもしれませんが、本試験は緊張していることもあり、こうしたことが起こり得るので、必ず記述の練習はしておきたいところです。

後は、この記述式の解法講座を受けることで、全体の復習をすることもできます。

問題の結論・答えはわかっても、なぜその結論になるのかの理由が頭から抜け落ちてしまっているケースは多くあるので、そういった意味で仕上がりの練度を高めるのにも役立ちます

今年の本試験でも1問理由を書かせる問題がありましたので、そのあたりをしっかり押さえるためにもこの記述式解法講座はやっておきたいです。

合格のための論点200

合格のための論点200というコンテンツは全体の復習で役立ちます。

私は試験直前期はこればっかり見ていたかと思います。

これを見てパッと条文が出てこなかったり、理由が出てこなかったりしたらすぐに該当箇所のテキストに戻り、復習するといったことをしていました。

行政書士試験勉強は忘却との戦いです。

効率的に全体を素早く復習することができるこうしたコンテンツは非常に重要です。

この合格のための論点200は、講義形式とテキストの双方があるので、使い勝手が非常に良かったです。

スタディングの行政書士講座の中で最も良かったコンテンツの一つです。

なお、これは「コンプリートコース」にしか収録されていないのでご注意ください。

合格答練

合格答練は文字通り合格に向けて答練(問題演習)をするコーナーです。

この答練を行い、改めて知識の漏れや抜けが無いかとチェックしていきます。

また、おそらく本試験を想定した問題も作ってくれていると思うので、もしわからない論点があるようであればしっかり復習しておきたいコーナーです。

合格模試

本試験を想定した問題を解くことができます。

制限時間も設定されており、時間内で解ききれるかなども確認することができます。

最新の時事ネタや気になる法改正などに照準を合わせた問題なども出してくれています。

私が受けた時の模試は、少年法の改正関連等が出ていて勉強になりました。

この模試は講義形式の解説も講師がしてくれているのもポイントです。

最後の仕上げ、知識のチェックで利用するものであり、逆にこの模試で合格点が取れないようであれば、早急に総復習をする必要があるでしょう。

この合格模試も本試験で似たような問題は出てましたので受けて良かったと思っています。

評判・口コミではあまり見かけなかったスタディングのその他で良かった点

口コミや評判ではあまり記載されていなかったのですが、個人的に良かったと思うところをまとめてみましたので、ご参考ください。

勉強時間が計測・可視化できる

スタディングは自動的に何時間勉強したのかを計測してくれるので、今日何時間勉強したのか、今週何時間勉強したのか、これまで何時間勉強したのかがパッと見でわかるようになっており、学習状況が一目でわかるようになっています。

行政書士試験日までに900時間程度の学習が必要になることを考えると、こうした勉強時間の管理は意外と重要です。

例えば金曜日が終わった時点で今週の勉強時間が5時間くらいしか無かったら結構焦りますよね?
隙間時間に勉強したつもりでいたけど意外と勉強できていなかった、というケースは結構あったので、きちんと勉強をするという意味でも良かったと思っています。

こうしたように、試験日まで長い期間がある中でどうしても弛んでしまう時期も出てきますから、そうした時に客観的に数値で勉強できていない事実を突きつけられると良い意味で焦りが生まれ、土日とか祝日に取り返そうと勉強するための原動力になります。

個人的にはこれのおかげで安定して毎日・毎週一定の勉強時間を保つことができ、しっかりと勉強することが出来ました。

もちろん「勉強時間」だけでなく、勉強の質も重要ではあるので、必ずしも時間を絶対的な指標にした方が良いとするわけではありませんが、行政書士試験において記憶を定着させるためには一定度の勉強時間が必要であり、それは900時間ぐらいだろうと個人的に思いますので、この勉強時間計測機能は有用でした。

勉強仲間機能

スタディングにはアプリ内にSNS機能がついており、スタディングを利用して勉強している他の方々と情報交換をしたりすることもできます。

スタディングを使い始めた当初は使い方で悩む場面があったり、なかなか記憶できないところがあり不安に思ったことがあったのですが、こうしたSNS機能でつぶやくことで不安を払拭したり、そもそもの使い方のコツを教わったり、他の人の使い方を知れたりするので、その点も良かったかなと思います。

Twitterとかだと関係ないものまで見始めてしまって時間を無駄にしてしまいそうだったので、勉強中はTwitterを封印してましたが、交流の場は欲しいと思ったので、こうした機能は良かったと思っています。

行政書士試験は数カ月から1年近く勉強される方が多いかと思いますので、身近に勉強仲間がいない方にとっては良い機能の一つだと考えます。

マイノート機能

スタディングではマイノートと呼ばれる機能があり、自分だけのオリジナルのテキスト(ノート)を作ることができます。

使い方は自由です。人それぞれです。

私は勉強を始めた当初はこのノート機能は一切使っていませんでした。

それでは何故この機能を良かったと思ったのかというと、勉強を進め、過去問を何度も解いていく中で、何度やっても覚えられない事項がいくつか出てくるのですが、それをまとめるのにこのノート機能が役立ちました

過去問13年分を4,5回やったかと思いますが、それだけやっているのにも関わらず何度も同じ間違いを繰り返してしまう問題というのがいくつか出てきます。

また、何故だからわからないけどどうしても覚えられない条文、間違えてしまう条文などもあり、それを自分なりにまとめて隙間時間に見るためのノートを作ることで苦手を克服することができました。

例えば、各条文が似たような作りになっており、「申し立て及び職権で~~できる」という記載になっていたり、「申し立てで~~できる」「職権で~~できる」といった形で構成されており、この場合は職権でできるのだっけ?申立てが無いとできないんだっけ?など頭がこんがらがってしまうところがあり、そうしたものをまとめるのに役立ちました。

こうした訳が分からなくなる事項は人により異なると思いますので、自分が苦手なところを潰すのにこのノートは役に立ったと言えます。

そして、スタディングはオンラインのテキスト・問題集なので、Web上でコピペしたり張り付けたりの作業が簡単なので、素早くノートを作れるのも良かったポイントです。

序盤はマイノートの必要性を感じないかもしれませんが、試験直前期は自分だけのノートを作って、そこを見ておくのも悪くないでしょう。

行政書士試験の特性を考えるとスタディングとの相性は良いと感じた

実際に行政書士試験を受け、また、実際にスタディングを利用し、行政書士試験勉強をするのにスタディングは相性が良いと感じました。

ここまでで記載してきた通りとなりますが、重要なことなので改めてシンプルにまとめて記載させていただきます。

まず、行政書士試験は基本的な知識を利用して解く問題が多いので、基本事項を何度も復習できる作りになっているスタディングを利用することで、合格するために間違えてはいけない問題をしっかり得点することができるようになるということがあげられます。

また、行政書士試験勉強は隙間時間を利用した勉強と相性が良いので、スタディングのサービスの設計とも相性が良く、効率的に勉強できるという点で良いと言えるでしょう。

単純な条文の暗記や問題文を見て思考する問題が多いので、スマホだけで勉強がしやすいのです。

それらに加えて、料金が安いという点が非常に魅力的と言えるでしょう。

行政書士試験に合格するなら全分野漫勉なく勉強した方が良い

行政書士試験科目は、基礎法学、憲法、行政法、民法、商法・会社法、一般知識(個人情報保護法関連、情報通信関連、行政書士法その他関連法令事項)があり、範囲は結構広いです。

そのため、配点が少ない商法・会社法を捨てたり、憲法を捨てたりする人がいらっしゃるのですが、それは得策では無いと考えます。

行政書士試験の合格者平均点が196点とか197点ぐらいであることを考えると、ギリギリで合格している方々が多いという事が伺えます。また、178点とか176点で不合格になる層が非常に多くいらっしゃり、あと1問できていればという方が多数いらっしゃいます。

そうした方々の中には、商法・会社法は捨てて全部1にマークする、といった決め打ちをしている方々いるのですが、商法・会社法も過去問を分析すればどこが出るのかある程度アタリをつけることができ(毎年必ず出ているようなところ等もある)、5問のうち2問はしっかり得点することが可能です。

私は3問正解して得点源にすることができました。

2問着実に正解しつつ、残り3問は分からなければ決め打ちマークで勘で1問正解するといった感じの戦略の方が得点力UPするので捨てないで欲しいところです。

会社設立や株式関連、組織再編あたりは結構良く出るので、そうした分野に絞ってやっておくことで8点確実にもぎ取ることができます。

また、会社法を捨てて行政法と民法に全振りする人もいるのですが、行政法も地方自治法などは範囲が広く、勉強した割に思ったほど得点できないことがあります。民法もたまに変な問題でて勉強した割に点数が取れないことがあるので、何かを捨てるという戦略はリスクが高いのでおすすめしたくないです。

憲法も基本的な判例などは押さえる必要がありますが、そうした基礎知識さえあればあとは当日現場で考えれば解ける問題が多くなっているので、ここも捨てるのは勿体ないです。

一見するとワケが分からない問題に見えるのですが、よく読んで考えると簡単な問題であることも多いので、スタディングに載っている程度の分量で構いませんので頭に入れておくと得点できるかと思います。
私は5問中3問正解でした。

後は、一般知識についてですが、ここはそれほど力を入れて勉強する分野ではありませんが、個人情報保護法は確実に2問程度出るのでやっておいて損はありません。出る問題も簡単なのでむしろやっておきましょう。スタディングでしっかり勉強できました。

政治経済時事ネタは勉強するだけ時間の無駄なのでそれほど力を入れる必要はありませんが、過去問と同じような問題が出たりするなど、一般知識でも頻出事項というのは少なからずあるので、そういうところだけ押さえておけば得点力UPに繋がります。私の年は、ラムサール条約やパリ協定などが出ましたが、これは過去問でも出ています(そもそも対策しなくても常識で解ける問題ではありますが)。
※一般知識は出題内容が変更になりますが、大枠は変わりません。

そして、スタディングではそうした頻出事項をまとめてくれているので、それに絞って勉強するというのがよろしいかなと思います。

その他では、国語の文章読解の問題が3問出題されますが、これはボーナス問題なので確実に3問正解する必要があります。
時間さえかければ誰でも解ける問題ではありますが、たまに苦手にされている方もいらっしゃるので、この辺りの対策も簡単ではありますがスタディングでは収録されているので、参考になるものと考えます。

一般知識の勉強はキリが無いので注意する必要があります。

足切りを避けることができればOKと考え、スタディングのカリキュラムと過去問を押さえておく程度で良いでしょう。

なお、最も肝心な行政法ですが、スタディングでもここは厚みがあり、テキストも長いですし、過去問の解説もしっかりしています。

おかげで19問中17問正解することができ、良い得点源にすることができました。

なお、一般知識の変更点は以下となります。

一般知識変更点
2023年まで 2024年度以降
政治・経済・社会
※この中に行政書士法や関連法令も含まれていた。ただ、行政書士法は実質過去出題がなかった。
一般知識
情報通信・個人情報保護法 行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令
※明確に行政書士法が試験範囲と明言された。
文章理解 情報通信・個人情報保護法
文章理解

効果的な勉強をするためには運動不足に注意!スタディングなら勉強と運動の両立が可能!?

行政書士試験の勉強を始めてから運動不足になり、健康的な側面が損なわれているのでは?と感じることが増えました。

体調が良くないと勉強も捗りませんし、仕事の質も落ちてしまいます。

そこで、私は土日に2時間程度散歩する時間を確保し、運動不足の解消に取り組みました。

それにあたって大いにスタディングが役立ちました。

公園などをお散歩するにあたって歩きスマホは危険なので当然やりませんが、事前に講義の音声データをダウンロードしておき、音声データを聞きながらお散歩をすることにしました。

これが実に良かったと感じています。

耳で聞くことで記憶に残りやすくなり、記憶の忘却を阻止し、定着させることに成功しました。

後は、問題を解いている最中も先生の言ったことが頭の中で再生されるので、正答率も上がりました。

記述式でもやはり先生の言っていたことが脳内で再生されるのでしっかりとした文章で論述することができました。

この音声データをダウンロードできるのはかなり良かったので、皆さんも試して見てください。

スタディング行政書士講座の利用にあたってよくある質問

スタディングの行政書士講座について、実際のところこの部分はどうだったのか?といったことや、こう思うんだけどどう?といったことを多数聞かれるので、それらをまとめたものをQA方式で記載させていただきます。

スタディングはオンラインでの勉強が中心とのことですが、実際に利用してみて目は疲れませんでしたか?スマホで長時間勉強は目がしょぼしょぼになりそうで心配です。
1日換算で3時間~4時間程度スマホあるいはPCで勉強していましたが、確かに目が疲れたなと感じる日はあったかもしれません。ただ、仕事が忙しかったこともあり、仕事の疲れなのか、スタディングでの勉強疲れの影響なのかは判断できませんが、いずれにせよモニターを見る時間は増えるので、人によっては確かに目がショボショボになるリスクはあると言えるでしょう。そこは否定できません。ただ、全てオンラインでやらなくてはならないわけでもなく、紙でプリントアウトすることも可能ですし、なんなら紙のテキストを購入することもできますので、その辺りは安心してもいいのかなと思います。問題演習もプリントできました。普段どのくらいスマホを使っているか計算してみると良いでしょう。私は普段からスマホでTwitterやyoutubeを数時間見ていましたが、行政書士試験の勉強を始めてからは時間の確保が必要になりましたので、それらの時間が勉強時間にかわり、個人的な感想としては目の疲れはいつも通りだったように思います。
スタディング行政書士講座にはお祝い金制度はあるのでしょうか?
私の時は合格お祝い金が1万円もらえました。
今もお祝い金制度はあるようです。元々の講座の料金が安いので1万円もお祝い金もらっていいのか?と思いましたが、頂けるものは頂いておきます。
今後は金額などが変わる可能性もあるので、必ず公式サイト等でも確認してください。
スタディング利用者の行政書士試験合格率はどのぐらいですか?
合格率は公表されていないのでわかりませんでした。
ただ、合格者の声、というページがあり、そこに各年度の合格者のコメントが載っています。もちろん全員がコメントを寄せてくれるわけでは無いと思いますが、年々その人数が増えており、現在はかなりの人数になっているので、相応の合格者は排出しているものと考えます。あと、私も合格者ですしね。
スタディングを使ってとても良かったことはわかりましたが、そもそもの利用にあたってスタディングに決めた最大の理由はなんですか?
料金の安さです。
最初は独学を検討していたのですが、問題集・テキスト・判例集などを買いそろえると余裕で1万円以上の料金がかかってくるので、これならいっそのこと予備校の方が良いのでは?と調べ始めたところ、スタディングがものすごい安い金額でサービス提供していたことを知り、それをきっかけに無料講座を受講し、良さそうだと思えたのでスタディングにしました。
なので、一番の決め手は金額です。
次に隙間時間(スマホやPCでの勉強)の活用のしやすさを重視しました。この2点がスタディングの利用を決めた大きな理由です。
ちなみに、大手の予備校を最初に調べたのですが、料金がものすごく高かったので、そこまでの覚悟がないというケースではスタディングはかなり良いと思いますよ。
行政書士試験勉強そのものは辛かったですか?覚えることも多く大変だと聞きますので、率直な感想を教えてください。
辛くはなかったですが、大変ではありました。
初めて法律の勉強をしたので当初は覚えることばかりで大変でした。また、行政法も当初はとてもつまらなくて勉強が苦痛でした。
ただ、勉強を進めるにつれて判例を見る機会が増えてきたのですが、判例を読むのが面白く、興味を持てるようになりました。また、つまらないなりに勉強を続け、知識が付いてくると面白いと思えるような場面も増え、例えばテレビのニュース等を見ていて開示請求をしただの監査請求をしただのといったことがよくわかるようになり、日常生活でニュースを見るのが楽しくなりました。
後は、憲法の判例なども頭に入ってくるとそうした事例そのものを知ることが楽しいですし、ニュースでの裁判結果などもこれまでとは違った視点で見ることができ、徐々に楽しくなっていったという感じです。
そのため、辛くはなかったです。ただ、試験直前期は合格できるか不安でいっぱいでしたから、そういう意味では辛かったです。
隙間時間って1日どのくらいありましたか?
日によって違いますが、隙間時間だけでだいたい1週間5時間程度は勉強していたように感じます。全体で最低でも900時間勉強したかったので、7日で21時間最低勉強するようにしている中で週5時間隙間時間があったことは非常に大きかったです。
スタディング以外の予備校で良さそうだなと思った行政書士講座はありましたか?
大手の有名どころのやつは全部良さそうだと思いました。
私は料金をどうしても安く抑えたかったのでスタディングにしましたが、お金を十分に持っているという方は大手で有名な予備校を利用するのも悪くないと思います。相談会なども行ってくれているので、親身さで行けば当然そちらの方があると思います。
スタディングは完全独学で勉強すると効率が悪いところをうまくサポートしてくれる感じのサービスです。
費用対効果はかなり高いと思いますよ。
なお、安いという基準で選んでおいてこんなこと言うのもなんですが、安物買いの銭失いにならないようご注意ください。よくわからないいろんな業者がありますので、ある程度信頼置けるところのサービスを使った方が良いと思います。
オンラインでの学習やコンテンツ内容は魅力的なのですが、問題演習をガッツリやる時は紙の問題集でやりたい派です。問題集だけ別で市販のものを購入してやるなど、そういった使い方できそうですか?何かアドバイスをください。
市販されている紙の問題集を別途で購入して、問題演習時はそれを中心にやるといった使い方も可能だと思います。
基本講義やテキスト、記述対策講義、過去問対策講義、合格のための論点200など問題演習以外にも役立つコンテンツがスタディングにはありますので、それらをスタディングでは使い、問題を解くという工程だけは問題集を別途で購入するという使い方もできると思いますし、スタディングを使いながら「脚別過去問集」という分厚い問題集もやっている方はいましたので、有りだと思います。
行政書士試験はそもそも難しかったですか?簡単でしたか?比較的楽という噂もよく耳にし、独学にするかスタディングのような安い通信を使うか迷っています。
行政書士試験は他の難関国家資格(公認会計士や税理士、司法書士等)と比べればかなり楽な試験と言えるでしょう。簿記1級の勉強をしたことがあるのですが、そっちは挫折したので、それよりも多分楽だと思います(ジャンルが違うので一概に比べられませんが)。また、合格点を取るということにフォーカスするのであれば、難しい論点の問題はわからなくても問題無いので、理解できていない部分があっても問題無いです。ここまでで記載した通り頻出論点・基礎論点を理解することと、本試験の傾向(その場で考えて答えを出す)を知っておくことが重要であり、それは過去問をやればわかるものと思われます。従って、勉強することに慣れている方であれば独学でも問題無く合格できるかと思います。ただ、楽と言っても上記に記載したそれらの難関国家資格と比べれば楽というだけであって、一般的なその辺の資格よりは当然合格するのは難しい(800時間程度の勉強は必要)ので、相応の勉強をする必要はあります。社会人になるとどうしても時間的な制約が多くなり、勉強に専念するということができないので、効率的に勉強し、効率的に復習して記憶を定着させるということをする仕組みを作り上げないと合格できません。そういったことから、社会人の方が働きながら行政書士試験合格を目指すのであれば、スタディングのような通信講座を利用した方が良いかなと個人的には思います。もちろん独学で合格されている方もたくさんいるので、独学でも不可能ではありません。
スタディングの利用でよくある質問参考URL
実際に自分の体験をもとによくある質問の作成、回答を行っておりますが、それ以外にも公式サイトを含めて以下を参考にしています。

また、別途別サイトになりますが、スタディング行政書士講座はおすすめ?スタディングだけで実際に行政書士試験に合格した私が解説!のページで実際にスタディングを使って勉強した内容なども記載しており、そちらにも同じ内容と違った視点でのスタディング行政書士講座の特徴を記載しております。こちらも合わせてご参考頂ければ幸いです。

気になったらスタディング行政書士講座無料お試し講座を見てみよう!

ここまでお読みくださった方は恐らくそれなりにスタディングの利用を確度高く検討されている方が多いかと思います。

ただ、後悔しないためにもまずは無料のお試し講義を聞き、そのうえで講座を購入されると良いでしょう。

個人的にはかなりおすすめできると考えていますが、やはり評判や口コミ等を見ても満足できなかった人が一定数いるのは事実なので、あなたに合うかどうかをチェックしてみてください!

以下より行政書士講座の詳細の確認とお試し無料講座への登録ができますので是非やってみてください。
※無料講座はスタディングへの会員登録が必要となります。

■スタディング行政書士講座運営会社情報

企業名 KIYOラーニング株式会社
代表 代表取締役社長 綾部 貴淑
所在地 東京都千代田区永田町2丁目10番1号 永田町山王森ビル4階
認証・取得 ISMS(ISO/IEC 27001:2013)
事業内容 教育サービスの企画・運営など
スタディング行政書士講座HP スタディング行政書士講座公式HP
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樋口 智大株式会社インテグラルベース 代表取締役
公認会計士・税理士・経理などの士業・管理部門の人材紹介を行う株式会社レックスアドバイザーズで勤務し、転職エージェントや会計専門メディアの事業の立ち上げを経験。その後、株式会社インテグラルベース(厚生労働省特定募集情報等提供事業者51-募-000806)を創業。現在は転職・採用・人事に係わるコンサルティングや求人サイトの運営を行っています。 士業JOBでは、これまで培った人脈と10年弱に及ぶ転職や採用に関する業務経験・実績を活かして転職に役立つ情報の配信を行っている他、多数の人材紹介会社とも協業し、最新の情報をブラッシュアップしながら配信を行っています。また、行政書士として事務所を開設しており、自身も士業として活動しております。 執筆者・監修者・編集者情報へ