会計事務所に勤めたいけど、いまいち履歴書の書き方がわからないという方が多いです。確かに会計事務所は一般の企業とは少し色が違く、法律事務所などと同じように堅くて小難しい印象があります。今回は初めて会計事務所で働きたいという方でも安心できる志望動機の書き方について説明します。
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意外と明るい?会計事務所の中身とは
郷に入っては郷に従えということわざがありますが、入る前にどんなところか知っておきたいというのが人間の心理ですよね。志望動機を書くにしても一般的な会計事務所の雰囲気を知っておいた方が書きやすくなります。
冒頭でも述べましたが会計事務所のイメージとして堅く、常に眉間にしわを寄せながら仕事をしていると思われる方が多いです。しかしその実、会計事務所内は明るいところがほとんどです。
その理由は、会計事務所の仕事が事務というより営業(ルート営業)やサービス業に近い部分があるからです。営業と聞くと抵抗があるかもしれませんが安心してください、パート・アルバイトはほとんどが所内で仕事をします。しかし会計事務所はあくまでサービス業です。顧客と接するような人たちが暗い雰囲気だと良い関係を築くことができませんよね。特にこのご時世、情報がすぐに回ってしまう様な現代において事務所の雰囲気、人の雰囲気を大事にする所長は多いです。ちなみに、明るいのとうるさいのは全く違うので面接の際は気を付けてください。
志望動機で困らないために
次に具体的な志望動機の書き方について説明します。まずは会計事務所が求める人物像について知りましょう。
前述の通り、まずは明るい人、そしてそれと同じくらい重要視されるのがまじめで細かい作業が苦にならない人です。次に会計事務所で面接する人は大体がそこの所長、もしくは配属部門の上司になる方です。そのため、その人に響くような志望動機が必要になります。一緒に働きたいと思ってもらえるように、しっかりと記載しましょう。
理由、動機について
なぜそこの会計事務所で働きたいと思ったのか、理由を記載しましょう。正社員での応募では無いので、そこまで厳しく突っ込まれることはありませんが、パート勤務であってもできるだけ長く働いてくれそうな人を会計事務所側は採用したいと考えています。
強み、キャリア
あなたのこれまでのキャリアを振り返り、自身の強みや経験がどのように求人先で活かせるのかアピールしましょう。
会計事務所経験者であれば、具体的にどのような業務をしてきて、どのように活かせるのか。会計事務所未経験者であれば、例えば、一般企業の経理や事務の経験があるのであれば、それらの業務経験を記載し、業務に貢献できることをアピールしましょう。
事務業務の経験が全くない場合は、例えば現在簿記の勉強をしている点などをアピールしましょう。
協調性、意欲
採用時に一番重要視されるのが、その事務所に合うかどうかという点です。協調性があり、周りの人と足並みを揃えてくれそうかどうか、また、わからないことはしっかり勉強して学んでくれる人なのかどうかをチェックされますので、こちらも押さえておきたいポイントです。
それで具体的にどのように書けばいいの?
上記項目を意識して、志望動機の具体例を見てみましょう。
営業事務スタッフとして6年間営業現場のサポートを担当しました。営業部の縁の下の力持ちとして、電話応対、データ入力、資料作成などの業務を行ってきました。時間内に成果を出すために、メンバーとの情報共有・仕事の処理スピード・正確性を上げる工夫をしてきました。これらの経験を生かし、貴事務所のお役に立てるのではないか思い、応募させていただきました。
【本人希望】
子どもの送り迎えがあるため、勤務時間は10:00~16:00の間を希望します。
扶養内での勤務を希望します。
現在子育て中で働く時間に大きな制約がある場合や、扶養内で働きたいといった希望がある場合は、「本人希望欄」があるので、そちらに記載しましょう。
昨今の会計事務所は、子育てに理解のあるところもかなり増えてきているため、時短勤務はもちろん、在宅での就業も可能になってきています。ゆずれないポイントがある場合は、事前に記載しておくことで、双方納得の上で就業することができます。また、面接の際も嘘はつかず、正直に現在の状況を伝えることで、自分の働き方や価値観とマッチする事務所と出会えます。
・強み、キャリア
・協調性、意欲