税理士や会計士を始めとする士業の方や、経理、入力業務などの細かい事務作業が多い仕事をされている方は、目の疲れや充血などの目の異常が気になる方も多いのではないでしょうか。
市販の目薬などを活用している方もいらっしゃるかと思いますが、目薬もさしすぎるとかえってドライアイなどを悪化させ、結果的により症状を悪化させてしまうことに繋がりかねないようです。
そうした異常を引き起こす原因の一つに、パソコンやスマートフォンの画面を見すぎていることがよくあげられますが、仕事をしていくうえで必要なものですから、そこを劇的に改善することは難しいのではないでしょうか。
そこで、パソコン等の利用頻度を減らす以外の方法で、目の疲れや充血、ドライアイなどの問題点を緩和する方法について探っていきたいと思います。
目次
眼精疲労などの目の疲れや異常が原因で起こる問題
はじめに、慢性的な目の疲れやドライアイ等の異常を放っておくとどのような問題が起きるのか整理してみたいと思います。
最初のうちは、単純に目がショボショボする、目が乾く、目の奥が痛い、頭痛がする、といった一般的にみられる症状に悩まされるかと思います。こうした症状の時は、生活する上では支障をきたすことはありませんが、仕事をするうえで集中力が阻害される等の問題が起きるため、目薬等をさして改善を図る方もいるでしょう。
ただ、こうした状態が長く続き、目薬をさす頻度がどんどん増えていくととても危険です。
私もそうだったのですが、最初は一日数回、疲れたなあと感じたときに目薬を使用するだけだったのが、どんどん回数が増えていき、一日10回、15回とどんどん増えていきました。
こうなってくると危険です。
眼球の表面は、粘液のムチン層というもので覆われていますが、このムチン層が涙を眼球の表面に保ち、眼球に栄養を与えたり感染を防いだりしてくれています。
ところが目薬を何度もさしていると、このムチンを洗い流してしまい、さらには、本来身体から自然に分泌されるはずのムチンも、分泌されなくなってくるため、より一層目薬をささなければならないといった悪循環が生まれてしまうこともあるのです。
そうなると、目の充血が余計にひどくなったり、ドライアイが悪化してしまいます。
目薬はとても便利なものですが、使い方を誤るととても危険です。そのため、眼科などに行き、目薬を処方してもらい、正しく使用することをお勧めします。
また、こうした目の疲れや異常を目薬などでごまかした状態を続けていくと、肩こりや首こりを併発し、更には吐き気を伴う症状にまで発展していくこともあります。私も、吐き気があり、内科を受診していたのですが、何度か診察を受けるうちに、目の疲れからくる神経系の異常から吐き気が来ていることがわかりました。
日常生活にも支障をきたすくらいに調子が悪くなってきたため、ついに根本のところから直すべく、様々な取り組みを始めたのです。
どのように症状を緩和していけば良いか
上記で記載したように、吐き気がでていたり、生活するうえで支障がでるようなところまで来ているようでしたら、医師の診察を受けてその指示に従ってください。
ここでは、その前段階である、「目が疲れたなあ」という一般的に働いている方が感じる程度の疲れで、これ以上悪化させない、良くしていくための方法を記載します。
温かい目元アイマスクやパットで疲れ目を解消
パソコンや細かい作業をした際に出る目の疲れは、基本的に目の血行不良が原因です。そのため、目の周りの血管を広げ、血行が良くなるように対処してあげれば良いでしょう。
肩こりでも、肩や首を温めて血行をよくすることで改善されることがあるのと同じで、目の筋肉もこるのです。
そのため、蒸しタオルや温かい目元アイマスクなどを利用して、温めることで血行不良を改善することができます。
蒸しタオルは作るのが面倒だという人もいますが、ハンドタオルを水で濡らし、サランラップでくるんで20秒程レンジで温めればすぐに作れます。冷めるのも早いのですが、手軽に作れます。また、最近はドラッグストアなどでも目元を温めるマスクが売ってますので、そちらを利用しても良いでしょう。私は、昼休みと夜寝る前の2回(5~10分ずつ程度)行うことで、かなり楽になりました。
なお、目の疲れとともに、充血がひどいようでしたら、合わせて冷やすという工程も入れてください。冷やす際は、氷水等でタオルを絞って使ってください。温める・冷やすを交互に行うことで、目の疲れ・充血の双方を緩和することができます。
栄養素から目の疲れを緩和する
食べ物から栄養をしっかりとるのがベストではありますが、最近はサプリメントでも質の良いものが増えています。
例えば、下記のファンケルの「えんきん」は、ピント調整機能を助け、目の使用による肩・首筋への負担を和らげる、日本初の目の機能性表示食品です。
パソコンや細かい作業で目を酷使している方にお勧めです。
アントシアニンやルテイン、アスタキサンチン、DHAといった目に効く栄養が入っており、とても効果的でした。
臨床試験もされているので、安心して飲めるサプリとなっています。
その他、上記以外ですと、個人的にキューピーコーワゴールドプラスを飲むと目の疲れを含め、全体的に身体が軽くなるような気がしています。ただ、サプリメントや錠剤も飲みすぎは良くないので、良さそうだなと思うものがあれば、何か1つ試してみるのが良いでしょう。だいたい初回は安く購入できることが多いので、効かなければ辞めればよいです。
その他目に良い食べ物というとブルーベリーを思い浮かべる方もいるかと思いますが、アントシアニンが入っており、視力の低下や目の機能に効果があると言われています。
また、一番最初に紹介しましたが、目の血行を良くすることも重要なので、血流をよくする栄養素を含んだ食べ物を食べることも良いでしょう。
血流を促す働きのあるビタミンEやビタミンC、クマの原因には鉄分不足もあるので鉄分の補給も大切です。血行を促進する栄養素は他にも、ナイアシン・ビタミンB1・ビタミンB2などがあります。
ナイアシン→魚介類・豆類
ビタミンB1→玄米・小麦・豚肉・ハム・レバー・ひじき
ビタミンB2→肉類・魚類・卵・チーズ
ビタミンC→レンコン・小松菜・ほうれん草・ブロッコリー
ビタミンE→かぼちゃ・イカ・ぶり・鮭
鉄→レバー・赤身の肉・貝類・卵・大豆・海藻類目の疲れをとり、目のまわりの血液の流れをよくすることと、バランスのよい食生活を過ごすことが大切ですね。
あすけん:目元美人の秘密!目のクマを緩和するポイント3つより引用しました。
https://column.asken.jp/purpose/purpose-1172/
上記のサイトに書いてあったものを参考に食事に取り入れるようにしています。正直、食事が効いているのかどうかはわからないのですが、バランスよく食べることを意識したので、目の疲れとは別の話ですが、ダイエットには成功しました。
もっとも重要なのは目の体操
さまざまなサイトで目の体操は紹介されていますのでご存知の方も多いでしょうが、改めて紹介させていただきます。
目をクルクルまわす体操
パソコンなどの作業をしていると、一点を見つづけることが多くなります。
近いところにピントを合わせ続けると、目のピント調節機能が疲れています。
そのため、目玉をクルクルまわして、こりをほぐすことで、目の疲れを緩和することができます。
仕事の合間に休憩をとって、10回程度クルクル目を回してみましょう。
1時間に1回、左回転と右回転を10回ずつくらい私はやっていました。
目をギュッとつむってパッと開く体操
目をギュッと閉じて、パッと開ける。
これを10回程度繰り返してください。
目のこりがほぐれます。
ピント合わせ体操
人さし指を目に近づけ、人差し指がぼやけ始めたら止めます。
次に、そのまま腕を出来るところまで伸ばします。
近くのものと遠くのものを交互に見ることになるので、目のピントを合わせる筋肉がほぐれます。
これは、指でなくとも、遠くのものをしばらく見つめた後、近くのものをパッとみて焦点を合わせるというようなものに置き換えても問題ないようです。
変わったグッズを使ってみた
下記のピンホールアイマスクという商品を使ってみたのですが、
予想に反して効果はあったように感じています。
ピンホールから見ると自分で焦点を合わせる必要がないので緊張感がほぐれるようで、目が疲れにくいです。
また、つけた後は視力が回復したような感じになります。
ただ、このピンホールアイマスクは、ちょっと不格好なので、職場でつけるには勇気がいります。
自宅でスマホをいじる時やパソコンを使うときなどに使用するのが良いでしょう。
目のツボを刺激する
エンジニアの知り合いが多いのですが、エンジニアも目を酷使するため、目のケアに詳しい方が多いです。
いろいろ目のツボを教えてもらいましたが、下記のサイトに詳しく書かれているため、そちらを参考にマッサージしてみてください。
疲れ目に効くツボ押し|田辺三菱製薬ヘルスケア
以上、目の疲れに効きそうなものを紹介させていただきました。
良い仕事をするにはまず健康を手に入れることから始めましょう。