公認会計士の方は勉強熱心の方が多く、お勧めの本や小説など知りたがる方も多いです。
ここでは、金融やファイナンス、ビジネスモデルを知るのに役立つ本や、公認会計士が主役になっている小説等を紹介します。
特に小説等に関しては、弁護士が主役なものは多いのに、会計士が主役の物ってあまりみかけませんよね。
会計士にしても税理士にしても、だいたい悪質な節税を指南する悪徳税理士だったり、企業の業績をごまかすことに長けた粉飾する公認会計士だったり、悪役が多いような気がします。
まあ、弁護士と違って仕事が地味(わかり難い)ですし、悪者に仕立て上げた方が物語上活きるのかもしれませんので仕方がないのかもしれませんが。
公認会計士が出てくるおすすめの小説
公認会計士の方なら全く問題ないとは思いますが、専門用語には注がたくさん入っているので、当時知識のない私でも理解して読むことができました。会計士なら読んでおきたい本ですね。
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公認会計士がビジネスや資本政策・ファイナンスを理解するために読んでおきたいおすすめの本
監査法人に勤務している時には気にならないと思いますが、事業会社やベンチャー企業へ転職すると、会計監査のスキルのみならず、ビジネス感覚というものが求められることも多々あります。
会計士というとビジネス感覚も優れているのだろう、と思われがちですが、実はまったくの素人という方も少なくありません。事業会社へ転職し、使えないと言われる会計士は多いのが現状です。それは頭が悪いからというわけではなく、事業を行うという、その現実を知らないという点や、ビジネスモデルにこれまで深くかかわってこなかった経験から来るものでしょう。
なので、その辺で役に立ちそうなものをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
会計士向けというわけではありませんが、アマゾンという企業を研究することで、これからの経営について知ることができるでしょう。
AWSは会計士の方でも知っていると思いますが、アマゾンの売上の多くはこのAWSサービスによるものだったりします。私自身もAWSを活用してwebサービス事業を行っていますが、本当にアマゾンさえあればだいたいのことは成り立つなと感じています。
「ビジネスモデル」「AI」「キャッシュフロー」など、ありとあらゆる革命がこの企業にはつまっていますので、こちらの本を読むことでビジネス感覚を養うことは十分可能でしょう。これは、かなり面白かったので、一番おすすめです。ぜひ読んでみてください。
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タイトルが斬新なので覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
パンダに値段をつけるとしたら?という斬新な導入と身近な存在を題材にあげてくれているので、とっつきやすいです。
サービスの値段を決める仕組みから企業評価までの基本事項を学ぶことができますので、
これからファイナンスやっていこうという人には良いでしょう。
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起業時に直面する多くの課題について解説してくれているので、ビジネスモデルとは少し違うかもしれませんが、ビジネスを立ち上げていくことの大変さがわかると思います。
「失敗しない」という部分に重きを置いて解説してくれているので、ベンチャー企業に興味のある会計士はもちろん、コンサルに興味のある会計士は、読んでおくと有用な情報提供ができる人として活躍できるようになるきっかけになるかもしれません。
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こちらの本を読んだことをきっかけにベンチャー企業のCFO等に興味を持たれる方も多いでしょう。
ベンチャーに大切なファイナンスについて書かれているのですが、この本の良いところはそこだけではないところでしょう。
資本政策やコーポレートガバナンスに加えて、
重要なのはビジネスモデルと人の部分であるというところも知ることができます。
読むとやる気がでるので、おすすめの本です。
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マッキンゼーなど11社を渡り歩いた方が書いた本で、インターネット普及後のビジネスの変化や今後について考察することができる本です。ITやweb初心者向けの本なので、俺は詳しいぜ、という方は読まなくても大丈夫かもしれませんが、結構ためになりました。
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独立直後にこちらの本を読んだのですが、「俺でも行ける気がする」と勇気が貰える一冊となります。
具体的な知識が身につくかという点においては、やや欠ける印象ですが、「売れる会社を作る方法は誰にでも実現可能である」と筆者が言っているように、確かにビジネスモデル(キャッシュエンジン)さえあれば、なんとかやっていけるように感じていますし、実際なんとかなっているので、起業した身としては共感できる部分は多いです。
この記事を書いている私は運営主ではありませんが、このサイトも、ある種キャッシュエンジンと呼んでもよさそうです。
微々たるものですが広告収入が定期的に入るので、死なずに本業のビジネスに専念することができているようです。
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こちらは、一般的な監査手続きに関することを体系的に学ぶことができる本です。面白くないです。
でも、経験の浅い会計士やこれから監査法人で働くけど、って人には良さそうです。
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ファイナンスについて自信がない方には良いのですが、公認会計士としての経験が長い方は不要かなと思いますが、お世話になった本ではあるので一応記載しておきます。
会計とファイナンスの違いや、バランスシートの読み方まで丁寧に記載してありますので、これから会計業界を目指す方にも良いでしょう。
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投資のプロが書いているので、わかりやすいと思います。ただ、これも1年前くらいに読んだので記憶があいまいなため、
読み直したらまた情報追記します。でも、良かった記憶は間違いないです。
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公認会計士の方におすすめの本や書籍は今後も追加していきます
今回、私自身が起業やベンチャーに興味があったので、どちらかといえば、そっちよりの本が多くなってしまいました。
どれも参考になるとは思いますので、読んでみてほしいのですが、今後も新しい本を読んだらどんどん追加していきますので、
ぜひたまにのぞきに来てください!
なお、公認会計士の転職に関する情報に興味のある方は以下の記事をご参考ください。
私は大学の頃に読みました。
「エンロン事件」と言われるかつてない規模の粉飾決算。その全貌が小説形式で描かれており、公認会計士なら絶対に読んでおかなければならない1冊でしょう。SPCを利用した巨額の粉飾決算が発覚し、当時超優良企業だと思われていたエンロン社は倒産。そして、エンロン事件を皮切りに多くの企業の不正会計が明るみに出て、コーポレートガバナンスが重要視されることがきっかけになった事件です。恐らく、公認会計士になる前に読んで事のある方がほとんどかもしれませんね。
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