社会保険労務士のキャリアパス・転職先はどんなものがある?3パターン説明!

社会保険労務士の転職お役立ち情報

社会保険労務士として働いている人の中には、今後転職してキャリアアップを検討している人も多いですよね。

そこで今回は、社会保険労務士の基本的な役割や業務を解説するとともに、キャリアパスの3つのパターンを紹介していきます。

社会保険労務士の基本的な役割・業務はこの2つ!

社会保険労務士の役割や業務内容に関しては、一般的にイメージしづらいと思われている傾向があるようです。

そんな社会保険労務士の基本的な役割や業務としては、主に以下の2種類が挙げられています。

書類作成や手続き業務の外注

企業によっては社内に人事や労務業務を専任する人がいなかったり、業務自体がそこまでボリュームがないことから担当者を決めていないという事がありますよね。

特に中小企業や創業して間もないベンチャー企業はこのパターンが多く、人事や労務業務に困っているケースが多いようです。

このような企業からの依頼を受けて、社会保険労務士は人事や労務関係で定期的に発生する業務の一部を請け負って代行しています。

主に請け負っている業務の内容としては、社会保険や労働保険などの労働法に基づいた各種書類の作成や手続きの代行、給与計算や年末調整に関する業務が挙げられています。

ちなみに社会保険労務士の外注は決して珍しいものではなく、企業の中には自社内で業務を行うよりもコストダウンにつながるという理由で社会保険労務士に業務を外注していることもあります。

このため、企業にとって社会保険労務士の存在は業務面でもコスト面でも非常に重要です。

コンサルティング

また社会保険労務士の役割の一つとして重要視されているのが、人事や労務に関するコンサルティング業務です。

企業が円滑に経営を推進していくためには、従業員が働いていく上での仕組みをしっかり作っていく必要がありますよね。

ただ企業が独自で仕組みを作成した場合、ルールや評価の基準があいまいになってしまったり社内規則や規定に不備が出てくる可能性も少なくありません。

そうすると離職率が上がってしまう、従業員の士気が下がってしまうなど様々な問題が出てくることも考えられます。

そのような問題をコンサルティングし、企業からの相談に対して適切なアドバイスをすることが社会保険労務士の役割です。

主に受ける相談内容は、就業規則や規定の作成や見直しのほか、賃金制度や考課制度などの人事制度の設計や導入が挙げられています。

ほかにも企業側が助成金を申請したいと考えた場合、それらの申請代行も社会保険労務士の業務のひとつです。

社会保険労務士の主なキャリアパス・転職先はこの3つ!

社会保険労務士はキャリアを積んでいくことで、より企業の経営に深く関与することができるようになります。

そんな社会保険労務士のキャリアパスとしては、以下の3つのパターンが挙げられています。

キャリアパスNo.1:企業の人事に就職した場合

業務の外注を受けるのではなく直接企業の人事に就職するパターンのキャリアパスとしては、人事労務担当として3年から5年ほど経験したのち、人事労務主任または課長となり、その後5年から10年ほどの経験を経て人事労務部長となる流れになっています。

人事労務担当は給与計算や社会保険手続き業務を中心として、一般的な人事及び労務の定型業務(勤怠管理や年末調整、異動管理、福利厚生関連、安全衛生など)を担当する段階です。

人事労務主任または課長の段階になれば、人事労務のプロフェッショナルかつ定型業務の取りまとめ役として、スタッフの育成及び指導を含めた部門マネジメントも担当していきます。

ほかにも社会保険労務士の確かな法令知識が求められる段階として、一部の人事制度の構築や運用などにも関わることが可能です。

そして人事労務部長となることで人事制度の企画や運用だけではなく、子会社の人事管理など人事業務全体のマネジメントを行うことになります。

キャリアパスNo.2:社会保険労務士事務所・法人に勤めた場合

社会保険労務士の中には企業に所属せずに独立して、自身の事務所や法人を構えている場合があります。

こちらでのキャリアパスは途中から2つの選択肢が存在しており、どのようにキャリアアップするのかで変わってきます。

基本的なキャリアパスは、まずジュニアスタッフとして2年から5年ほど経験したのちシニアスタッフにステップアップするという流れです。

ジュニアスタッフは1・2号業務と呼ばれる労働保険や社会保険の手続き代行業務を中心として、基本業務を覚えていく段階になります。

その後のシニアスタッフは1・2号業務に加えて、クライアントのコンサルティング業務にも携わることが可能です。

社会保険労務士として経営のサポートができるようになるため、基本的な役割や業務を一通りこなすことができる段階となります。

その後は企業の人事総務部門に就職して直接営業を行っていくパターンと、そのまま事務所や法人に所属を続けてコンサルティング業務を中心とした専門性を高める方向に進んでいくパターンがあります。

キャリアパスNo.3:社会保険労務士事務所・法人に勤めてから会計事務所やコンサルティング会社に転職する場合

こちらは、社会保険労務士事務所・法人に勤めた場合から派生するキャリアパスです。

内容としては、社会保険労務士事務所・法人で5年から10年ほどの経験年数を積んだ後、総合会計事務所または労務コンサルティング会社に就職するというパターンになります。

総合会計事務所は社会保険労務士以外にも税理士や弁護士など各分野のプロフェッショナルが存在しており、ベンチャー企業や上場企業など多種多様なクライアントから様々な依頼を受けるので実務能力を高めるチャンスが多いところが特徴です。

労務コンサルティング会社は名前の通り、労務に関するコンサルティングを中心とした業務をこなすことになるためより専門性を高めることができるというメリットがあります。

また労務コンサルティング会社で5年から10年ほどの経験を積んでおけば、パートナーまたは独立という最終的なキャリアパスに繋げることができます。

このため将来的に独立したいまたはパートナーを目指したい人は、こちらのキャリアパスがおすすめです。

社会保険労務士として働くならキャリアパスを意識して普段から行動しよう!

社会保険労務士の役割や業務はある程度決まっているものの、その働き方やキャリアパスにはいくつかの選択肢が設けられています。

このため転職を検討している人は自身の最終的なキャリアや目標をどこに置くのかを考えて行動する必要がありますし、その目標にたどり着くことができるキャリアパスを普段から意識しておくことが大切です。

社会保険労務士としてキャリアアップや転職先で悩んでいるという方は転職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。

その際に、社労士のキャリアパス・転職先は多岐に亘り、活躍できるフィールドは幅が広いので、社労士などの士業の転職に精通しつつも、幅広く求人を取り扱っている転職エージェントを利用することで、幅広い視野で転職先・キャリアを模索することが可能です。

そのため、キャリアに悩んでいるというケースでは転職エージェントの活用も視野に入れてみてください。

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2019年9月19日
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