AIの台頭で社会保険労務士の仕事はなくなってしまうのか?社会保険労務士の将来性

これから異業種への転職を考える際にAIの台頭は切っても切り離せません。

せっかく異業種へ転職をしても、将来的に仕事がなくなるのであれば転職をした意味がなくなります。

今回は社会保険労務士という職業について業務の将来性を考えていきます。

社会保険労務士の仕事はAIの発展で緩やかに減っていく!?

AIの急速な発展によって私たちの生活はとても便利になりましたが、一方で社会人にとっては会社にAIが導入されることによって自分たちの仕事が無くなってしまうといった弊害が生じてきています。

今回取り上げる社会保険労務士という職業の業務はAIの発展によってどうなっていくのでしょうか。

社会保険労務士というのはいわば社会保険のスペシャリストとしてさまざまな業務をおこなう職業です。

社会保険労務士の主な業務の1つに社会保険に関する書類の作成や申請、保険金給付などの事務手続きがありますが、これらの事務的な手続きは全てマニュアル化できる業務です。

マニュアル化できる仕事や計算が必要な仕事というのはAIが最も得意としている業務なので、事務手続きに関する業務は今後緩やかに減少していくことは避けられません。

AIの発展で逆に増える社会保険労務士の仕事も!?理由はこちら!

しかしながら、社会労務士の仕事がAIによって完全になくなってしまうのかといえばそうとも言い切れません。

社会保険労務士は社会保険全般の専門家であるという事は先ほど書いた通りですが、社会労務士の仕事は各種書類の事務手続きだけではありません。

もう1つ重要な業務として労務に関する相談を受け、解決するという仕事があります。簡単な相談の解決というのはマニュアル化することが可能で、その程度の事ならばAIでも代行することができるでしょう。

しかし労務に関する相談は会社によって様々ですし、同じような仕事をしている企業でも状況によって解決方法が大きく変わります。

このような複雑な業務はまだまだAIでは代行することができません。

特に中小企業の間では後継者が見つからないことによって自分が居なくなった後の会社をどうしていけば良いのかわからず悩んでいる社長さんが多いです。

そういった会社の存続についての悩みを解決するのはやはり社会保険労務士でなければ不可能でしょう。

また人材確保そのものがどんどん難しくなっていくことから、これから新しく人材を確保するにはどうすれば良いかや、現在抱えている従業員が退職しないようにするにはどのようにすればよいかなどを考える必要があります。

人事に関するコンサルティングなど、高度な相談が今後増えていくとされています。

AIが発展しても社会保険労務士が生き残るために必要なことはこちら!

社会保険労務士など士業に携わる人たちの役割について考えながら業務をこなしていくことが、AIが発展していくこれからの社会を生き残っていくために必要不可欠です。

専門士業の最も重要な役割は専門的な知識を駆使してお客さんの悩み事を解決していくことです。

悩みを解決する職業といえば弁護士が代表的で、弁護士と社会保険労務士は一緒にされることも多いです。

ただ弁護士というのがどちらかといえばすでに発生してしまったトラブルを解決する職業であるのに対して、社会保険労務士というのは会社内で浮かび上がっているトラブルになりような問題や悩みをそれらが大きくなる前に解決するといったスタンスになります。

書類作成や事務手続きといった単純作業はマニュアル化できる作業ですし、フォーマットさえしっかりできていれば素人でも処理できる内容であるという事もあって、これらの業務はいずれ社会保険労務士が担当することは無くなると考えておいたほうが賢明です。

AIが発展した社会でも社会労務士として生き残っていきたいのであれば、AIが処理できないような複雑な問題をいかに処理できるかがとても重要になってきます。

お客さんが抱えるさまざまな問題を解決するためにはたくさん経験を積むことが必要です。問題解決というのは事務手続きと比較すると難しい仕事ですが、これからを見越してどんどん依頼を受けるようにしましょう。

これからの時代に強いのは新たな法律に対応できる柔軟な社会保険労務士!

AIの発展だけではなく、社会情勢が大きく変化していることもあって、労働に関する法改正がどんどん行われています。

そしてそれに伴って社会保険労務士の法改正もどんどんおこなわれていっており、社会保険労務士は今後しばらくは必要なくなるという事はないでしょう。

例えば働き方改革によって労働時間の上限が大幅に短縮されましたが、それによって新たな問題が生じていますし、これまでは内々に処理されている印象が強かったパワハラやセクハラなどがどんどん告発されていくようになっています。

ハラスメントに関する相談はこれからもなくなることはないでしょう。さらにマタハラやモラハラといったこれまでは表面化していないような新たなハラスメント問題も出てきています。

またIT化が進むにつれて自宅でも仕事ができるような環境が整えられつつありますが、その一方でコミュニケーション不足によるトラブルも増えてきているなど、社会情勢が変化し法改正が行われることによってこれまで出てこなかったような新たなトラブルが増えてきているのが現状です。

新しい法律に柔軟に対応できるような社会保険労務士になることがこれからの時代に求められています。

AI時代に社会保険労務士として生き残るために特定社労士になろう!

AIによって仕事がなくなってしまう恐れがある職業がたくさんあるのは紛れもない事実ですが、社会保険労務士に関して言えばAIが発展した世の中になったとしてもそうそう簡単に仕事は無くなることはありません。

しかし、社会保険労務士がメインとして取り扱う業務内容が大きく様変わりしていくことは確実です。

これまでは比較的事務的な手続きの依頼がメインとなっていましたが、そういった単純作業は今後すべてAIに取って代わられたり、会社内で処理していく企業が増えていくでしょう。

しかし、人事や労務に関する相談を解決するというのは、社会保険労務士にしかできません。

その職業にしかできない業務があるというのはとても強いです。その強みを最大限に生かしていけるような社会保険労務士になれれば将来的に安泰といえるでしょう。

社会保険労務士として生き残っていくために必須となるであろう資格の1つに「特定社労士」という資格があります。

現在はまだまだ受験者が少ないため、今のうちに取得しておけばライバルに差をつけることができます。

社会保険労務士の仕事はAIの発展でなくなるものと増えるものがある!生き残るために今から行動しよう

社会保険労務士をはじめ士業という職業は、これまでならば資格を取得しさえすれば将来にわたって高収入が約束されていました。

しかし、AIの台頭によって環境は大きく様変わりしています。

これから生き残るためには高度な業務を着実にこなしていく必要があるでしょう。変化していく法律に柔軟に対応していけるように日々努力が必要です。