3号業務がやりたい社会保険労務士の転職先は?

社会保険労務士の転職お役立ち情報

社会保険労務士の業務の中で書類作成や手続きを行う1号業務や2号業務ではなく、人に関するコンサルタントを主な業務とする3号業務をやりたいという人もいるでしょう。

そのような人におすすめの転職先を紹介します。

社会保険労務士の3号業務はどんな業務?

社会保険労務士の業務は、大きく分けて3種類あります。1号業務と2号業務と3号業務です。

このうち、1号業務と2号業務に含まれるのは、健康保険や厚生年金保険、雇用保険、労災保険の加入・給付手続き、各種助成金の申請・支給の手続きなどです。

社会保険労務士としての基本的な業務内容となります。

その多くは、書類作成や事務代理や手続き代理などの業務ですが、それに対して3号業務とは人事や労務関係の相談に乗って適切なアドバイスをするコンサルタント業務が主となります。

具体的に3号業務で、どのような相談に乗るのか見てみましょう。

まず、従業員の募集・採用・退職など雇用に関する相談に応じます。

そのほか、賃金の問題、労働時間の配分の問題、労働安全に関する問題、就業規則などの作成について、相談に乗り、適切な助言を行います。

つまり、企業の人に関するジャンルの多くの事柄について問い合わせに応じ、良質な指導をするように求められているのです。

そんな中で、派遣などの非正規雇用に関する相談が増えています。

3号業務がやりたい社会保険労務士の転職先は主に4つ!

1号業務や2号業務ではなく、さまざまな相談に応じる3号業務がやりたい人の転職先は4つあります。

その4種類を一つ一つ紹介するので、自分に一番合ったところを選んでください。

大手社会保険労務士事務所

大手社会保険労務士事務所は、3号業務をやりたい社会保険労務士にとって一押しの転職先です。

大手社会保険労務士事務所では、1号業務や2号業務に関して作業の体系化や効率化を進めていて、その業務自体はスムーズに行えるようになっています。

したがって、3号業務を中心に活動できる場合も多いです。

また、大手事務所の特徴として年収が順調に上がっていくという面があるので、転職先としても理想的です。

大手社会保険事務所を転職先に選ぶことにはメリットが多いのですが、そのうちの一つが取引相手が大企業であるケースが少なくないことです。

そのために、大企業の人事や労務について相談に乗って指導を行うというまたとない経験を積むことができ、自分自身のスキルアップにつながります。

それから、大手社会保険労務士事務所から大企業の人事・労務担当やコンサルティング企業へのキャリアアップもあり得るので、さらなる飛躍も考えられます。

それだけに人気の転職先でもあり、自分自身の向上のためにもとても役立つでしょう。

3号業務を中心に行っている中小社会保険労務士事務所

中小の社会保険労務士事務所の中に、3号業務を主なサービス内容としているところがあります。

このような中小事務所に転職すれば、3号業務を行いたい人にとっては格好の職場となるでしょう。

ただ、3号業務を中心にして、年収が1号業務や2号業務担当の社会保険労務士と違わないのかと心配する人もいるかもしれませんが、その心配は必要ありません。平均年収は同じくらいです。

したがって、3号業務をメインサービスとする中小社会保険労務士に転職するのもいい選択肢です。

スキルという点でも、多くの企業相手にコンサルタント業務をすることによって磨かれます。

特に中小社会保険労務士事務所の場合、中小企業相手に業務を担当することが多くなり、場数を踏むことによって次なるステップアップの道も開かれます。

場合によっては、独立できる可能性も広がるでしょう。

中小の事務所と言うと、大手に比べて物足らないのではと思う人もいるでしょうが、独立できれば、大きく活躍できる場合もあります。

そういう意味では、中小社会保険労務士事務所を転職先に選ぶことにもメリットはあります。

会計事務所・税理士法人と併設型の社会保険労務士事務所

社会保険労務士事務所と言うと、単独で運営されている事務所も多いですが、中には会計事務所・税理士法人と併設型の事務所もあります。

このような併設型の社会保険労務士事務所に転職すると、3号業務に携わることも可能です。

特に、会計事務所や税理士法人が相手にしている顧客を中心にコンサルタント業務ができるので、自分で顧客開拓を行う必要がないケースも結構あります。

一からコンサルタントを担当する顧客を探すのは大変ですが、併設型ならその手間が省けるので仕事がなくなることがありません。

会計事務所または税理士法人と併設型の社会保険労務士事務所はそれほど多くあるわけではありません。

したがって、いい転職先を探すのは簡単ではありませんが、一部には3号業務に特化した事務所もあります。

そのような事務所を転職先に選べば、自分の希望通りの業務を行うことができ、やりがいという点でも満足感という点でも大きなものが得られます。

求人数は少ないながらも、このような事務所が見つかれば思い切って応募してみる価値はあるでしょう。

会計事務所への転職に興味のある社労士の方はこちらの記事も合わせて参照ください。

社会保険労務士の会計事務所(税理士法人)への転職

2018年4月17日

コンサルティングファーム・コンサルティング企業

コンサルティングファームや企業で3号業務を行うことも可能です。

このようなファームや企業では、社会保険労務士としての力量や経験を存分に活かすことができ、コンサルタント業務を積極的に展開することができます。

特にコンサルタントファームや企業では、各企業の経営や資金などについての相談も多く、他とは一風違った観点からの指導を行うこともあります。

そのため、経営者的な立場からものを見ることができるようになり、社会保険労務士という枠を超えて経営コンサルタントとしての能力も鍛えられるでしょう。

経営コンサルタントとして能力が鍛えられると、将来管理部長や経営者になる道も開かれます。

社会保険労務士の相談業務は人事や労務が主ですが、経営に関する相談に乗ることで自分自身の知識や能力も広がるし、大きく羽ばたくチャンスも出てくるでしょう。

もちろん、社会保険労務士自体も大事な仕事です。

しかし、さらに別な方向に転職したいと考えた場合、コンサルタントファームや企業での経験が大きく活かされるはずです。

そういう点では、コンサルタントファームや企業へ転職することが大きな意味を持ってきます。

3号業務がやりたいなら4つの転職先を考えよう!

1号業務や2号業務ではなく、3号業務を行いたい社会保険労務士におすすめの転職先を4種類紹介しました。

紹介した転職先はどれも魅力のあるところばかりで選択に迷うでしょうが、自分の技量や経験、これから先への目標などをよく考えたうえでいい場所を決めればいいでしょう。

また、転職エージェントに登録することで、自身が目指す業務やキャリアが実現できる転職先を紹介してもらうことができますので、実際に求人を探す際は転職エージェントサービスを利用されることをおすすめします。
3号業務の場合、コンサルティング要素の強い業務内容になるため、転職エージェントサービスに採用を委託する求人企業も多いため必ず利用するようにしましょう。

社会保険労務士におすすめの転職サイト・転職エージェント【社会保険労務士の転職・求人動向についても解説】

2019年9月19日
そうすれば、後悔することなく3号業務に携わることができるでしょう。

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