ベンチャー企業に転職する公認会計士が増えているのはなぜ?

公認会計士の転職お役立ち情報

昨今20代、30代の公認会計士の方がベンチャー企業のCFOや経営企画、管理部門長として転職するケースが増えています。

IPO市場が比較的活発な状況ということもあったので、ベンチャー企業にて公認会計士を求める声が大きいということも要因として考えられるかもしれません。

しかし、昔であれば、ベンチャー企業への転職は比較的避けられる傾向にあったので、公認会計士の方のマインドや環境にも変化があったのでしょう。そこで、何人かの人に話を聞いてみたことをまとめてみたいと思います。

監査に飽きた。監査法人は上が詰まっていてつまらない。これから先、監査業務は将来性が無さそう

私自身は公認会計士ではありませんし、監査法人で勤務していた経験もないので、多少誤りがあるのかもしれませんが、
話を聞く限り、監査法人からの転職を考える方は、監査に飽きたからという人がかなり多いです。

飽きたと感じるタイミングは、3~5年目あたりの公認会計士の方に多く、20代中盤から後半あたりの年代の方が監査法人から飛び出していく傾向にあります。
そのタイミングで自身のこれからのキャリアについて考え始める方も多く、単純にもっとカッコいい仕事がしたいとか、外からじゃなくて中から企業を支える仕事がしたいという割とよくある理由で転職したいと考える方が多いです。

もちろん、最初から将来CFOになるといった明確な目標をもってキャリアプランを考えている方もいるのですが、
自分には何ができるかわからないけどなんとなく監査以外のことがやってみたいから転職してみようとか、監査業務だけじゃダメそうだからコンサルできるようになっとこう、というようなざっくりした感じで、とりあえずコンサルティングファームに転職し、そこで経験を積む中でベンチャー企業のCFOに興味を持つようになり、ちょうどいいタイミングで誘われたからやってみた、
というような方もいらっしゃいます。

熱い気持ちをもってキャリアを構築している方もたくさんいるのですが、一方で、何がやりたいのかわからなかったけど、とにかくいろいろやってみようという気持ちをもっていろいろやっているうちに道が開けたという方もいて結構驚きました。
公認会計士という難関資格を苦労して取得した方々なので、みんな夢や目標を持っている方ばかりだと思っていたのですが、意外と夢とかなくて、迷いながらベンチャー企業へとたどり着いた方も多かったです。もちろん、今は熱い気持ちを持っている方がほとんどです。
しかし、なんとなく転職するにしてはリスクの高い選択をしているなと感じました。
なぜ安定を捨ててリスクの高い選択ができたのでしょうか?

失敗しても監査法人へと戻れるという安心感

新しい環境へのチャレンジを後押しする要因の一つに、監査法人へはいつでも戻れるという安心感もあるようです。
実際に監査法人側でも、2013年あたりから慢性的な人手不足が続いており、一度監査法人から転職した公認会計士の出戻り転職を歓迎する動きも多いのは事実でした。

公認会計士という資格の安定感と転職市場が活況という面もあり、リスクの高い選択肢が取りやすくなっているのも要因の一つのようです。
今後も人手不足は続いていくことが考えられます。最終的に監査法人で働くことになったとしても、外に出て得た知識や経験は監査法人でも生かせるようです。監査法人の経験しかない会計士は、教科書的な原則論に則った指導やアドバイスばかりで、現実的な部分を加味したアドバイスができない人が多く、一度外から見てみた方がいい、というようなこともあるようです。

なぜベンチャー企業へ転職したのか。大手上場企業ではだめなのか。

公認会計士がベンチャー企業へ転職するきっかけやベンチャー企業に興味を持った理由についても聞いてみたのですが、これは一般論的にまとめるのが難しいので、簡単にまとめます。

きっかけは人により様々で、学生の頃から起業に興味を持っていて元々ベンチャー企業やIPOに興味があったからという方もいれば、人との出会いにより影響された方、監査法人時代の仕事を通じてと様々です。
その中でも以下の4点が印象に残った理由です。

・魅力的な社長に出会った
・「起業のファイナンス」という本を読んだ
・監査法人時代にIPO準備企業に携わった経験
・大手企業だと業務が分業されていて、つまらなかった。いろいろやりたい。

元々興味があったという方もいるのですが、監査法人時代にIPO準備企業の内部統制や上場申請書類の業務に携わるうちに、実際にベンチャー企業へと入ってみたいという方もいらっしゃいました。

また、書籍や食事会・仕事を通じて知り合った人に影響されてという方もいらっしゃいます。
実際にベンチャー経営者と会って、とても魅力的な人だと感じて、そのまま入社してしまうケースなどもありました。年齢が近いこともあり、気が合うというのもあるのかもしれません。

どうやってベンチャー企業へと転職したのか

公認会計士がベンチャー企業へ転職する際、一人で転職先を探すのは意外と難しいです。

公認会計士を必要とするベンチャー企業の求人は、一般的に表に出てこないものも多く、求人サイト等に公開されているものは数が少ないからです。
また、企業側も公認会計士の採用に慣れていなかったり、採用要件がわからなかったりするため、公認会計士の採用を転職エージェントやベンチャーキャピタル、信頼のおける第三者等を経由することがあるというのも考えられます。

そうした中、実際にベンチャー企業へと転職した公認会計士の方々は、転職エージェントを通じて転職された方が一番多かったです。次に多かったのが、知り合いや先輩の紹介、FaceBook等のSNSからのコンタクトによる転職などが多かったです。

転職エージェント経由の転職の場合、転職者の数は多いのですが、早期に辞めてしまう方も多かったです。
エージェント側も公認会計士のキャリアには詳しいのですが、ベンチャー企業は変化が激しいので、企業や業界に対する情報収取が不足していて、聞いていた話と違う、ということも以前はあったようです。最近はベンチャーを志望する方も増えているので、状況は変わっているかもしれませんが。

知り合い等の人伝による転職の場合、トラブルは少なく、長く楽しく働いている方が多かったです。ただ、こうした人脈をお持ちの方は限られているでしょうから、結局のところ転職エージェントを経由する方が多いのでしょう。
しかし、いずれにせよ、転職された方は、転職エージェントやSNS、人脈含め、情報収集はかなり行っていたようですので、多くのツールを活用して情報を集めるようにしましょう。

ベンチャー企業へ転職して苦労したこと、良かったこと

監査法人時代のやり方は意外と一般事業会社では受け入れられず、適応できない方も少なりありませんでした。
「監査法人」「コンサルティングファーム」「ベンチャー企業」とそれぞれの立場で求められる役割が異なるため、ベンチャー企業を始めとする事業会社で働くうえでのマインドセットが必要のようです。

特にベンチャー企業のCFOや経営企画というポジションの場合、自社の顧客に対する意識を高めなければならない側面ももちろんありますが、自社に勤める従業員に対する意識も持たなければなりません。社員もある意味お客様ですので、社内での立ち振る舞いには気をつけましょう。

また、監査法人時代とは違って、原則論で指導するという感覚で仕事をしていると、使えないやつだと思われます。
もちろん原則論も大事ですし、ルール違反をしようとしているのであれば止めなければなりませんが、経営者や企業が行っていることの目的や意図を理解し、その現実に即した形でどのように実現していけばいいのか道筋をしっかり提案できるようになる必要があります。監査法人時代の癖で、第三者的な立場で物事を言ってしまうこともあるようなのですが、事業会社に入ったら自分の事でもあります。冷静な第三者的な物の見方と、自分事として考えるという両方をうまく出せると良さそうです。

また、良かったこととしては、先ほども記載させていただきましたが、監査法人側の立場と事業会社側の立場、両方の感覚を持つことができるということです。IPOや資金調達を必要とする企業であれば、銀行やベンチャーキャピタル、監査法人等とやりとりする必要は必ず出てきます。企業側の立場として、そうした関係者と接することで、様々な立場から物事を見るスキルが身に付きます。

これは、最終的に事業会社で働くうえでも、監査法人で働くうえでも役に立つスキルになるでしょう。
そのため、是非若い方は一度外に出てみることをおすすめします。

なお、転職に際して転職エージェントを使おうとお考えの方がいましたら、マイナビ会計士最速転職HUPRO(ヒュープロ)の利用が良いでしょう。

HUPROに関しては、膨大なデータとAIを活用した転職診断を行っており、あなたの経歴やスキルと希望に合致する最適なベンチャー企業の求人の提案が受けられます。
公認会計士の利用者も増えており、効率的に求人をサーチしたいとお考えの方におすすめの転職サービスです。

ベンチャー企業への転職ということであれば最速転職HUPROの無料AI転職診断のような新しいサービスを活用して転職することで面白いベンチャー企業との出会いが生まれる可能性も高まるかもしれません。

情報収集や転職サポートを重視したいということでしたら、マイナビ会計士の利用がもっとも良いでしょう。

転職サポートが手厚いので、転職活動(面接対策や書類作成等)において不安な点がある方や情報収集をしっかり行いたいというケースではとても良いです。

いずれにせよ、様々なところから情報収集を行うことで良い出会いが生まれてくるものなので、積極的に動いてみましょう。

マイナビ会計士

ベンチャー企業への転職実績も豊富で、転職サポート体制も手厚いことから、安心して転職活動を行うことができるエージェントです。

ベンチャー企業への転職の場合、求人サーチもとても重要なのですが、企業の内情や経営者の情報まで含めてトータル的に判断していく必要がありますので、そうした部分まで可能な限り情報提供を行ってくれるこちらの転職エージェントの活用はとても有用です。

ベンチャー企業の求人は常にタイミングよくあなたにマッチする求人が市場に出回っているとも限らないので、
転職エージェントに登録し、情報サーチを行ってもらうということも選択肢の一つとして行っておいた方が良いでしょう。

可能な範囲で構いませんので、なるべく多くのツール(エージェント、知り合い、SNS等)を活用し情報を集めるようにしましょう。


最速転職HUPRO(ヒュープロ)

大学との共同研究による独自開発の「AI」を用いた転職診断が行えます。

ベンチャー企業は職務内容や求められるスキルが企業により大きく異なるため、転職者の希望にマッチした求人を探すのがとても大変なのですが、
こちらの転職サービスではAIと膨大なデータを用いて最適なベンチャー企業の求人を提案してくれます。
最近ではAIを始めとする最新テクノロジーを活用したベンチャー企業へ転職する会計士も多いのですが、転職するときからこうしたサービスに触れておくのは良いかと思います。

新しい試みというのは課題もあるものですので、そうしたものも含めて転職以外の軸で何か発見があるかもしれませんので、面白そうなものは積極的に活用しましょう。

AIによる転職診断だけではなく、
多くの公認会計士の転職支援実績のある専門のエージェントにLINEやメール、電話で24時間相談ができるので、転職相談を重視したい方にもおすすめです。

たった5分のAI転職診断であなたにぴったりの転職先を見つけることができるかもしれませんので、この機会に転職診断をしてみてはいかがでしょうか。

ベンチャー企業への転職に興味のある公認会計士に役立つ記事

当サイトでは、本記事以外にも、ベンチャー企業への転職に役立つ記事を書いておりますので、
興味のある方は是非以下の記事もご覧ください。

公認会計士におすすめの転職エージェント【2019年8月版】

2018年9月9日

ベンチャー企業のCFOとしてIPOを経験したい公認会計士の転職

2018年9月8日

~公認会計士の転職~監査法人から転職したい会計士が活躍できるフィールドは?

2018年4月5日

公認会計士の年収を転職先ごとにチェック

2017年10月28日