会計事務所の選び方 転職に際して会計事務所選びで困っています

会計事務所は全国に3万事務所以上存在しており、全ての会計事務所の情報について把握している人はほとんど存在していないでしょう。
ただ、8割、9割は個人で営んでいるようなところばかりですので、
「転職」して「キャリア」を積んでいくことを考えた場合、選択肢はそれほど多くありません。

ただ、ご存知の通り、会計業界はブラックボックスといっても過言ではないというくらい情報の取りにくい業界です。
一部の大手の会計事務所は求職者向けに情報発信を行っていますが、大半の事務所は会計業界の就職専門会社に丸投げしているので、なかなか情報が入ってきにくいのです。
実際に会計事務所の仕事内容も理解しないまま税理士を目指している人もたくさんいらっしゃいます。

そんな会計事務所業界ですが、ケースごとにわけて会計事務所に転職する際の選び方のポイントを見ていきたいと思います。

会計事務所といってもたくさんの種類がある

資産税に強い会計事務所、国際税務に強い会計事務所、飲食業に特化している事務所、SPCに特化している会計事務所、
このように何かしら特徴のある会計事務所はなんとなくでもイメージが沸きやすいかと思いますが、
いわゆる中小企業向けの法人税務を行っているような普通の会計事務所の場合、各事務所で違いがあるのかどうかわかり難いかと思います。
ここでは、そのような一般的な普通の会計事務所を転職先として選ぶ際のポイントを紹介したいと思います。
また、税理士試験勉強中の方は税理士試験勉強に理解のある会計事務所に勤務した方が良いので、そのあたりも説明します。

なお、資産税や国際税務など、特徴のある会計事務所について知りたいという方は、それぞれに関して解説した記事がありますので、そちらをご覧ください。
・国際税務に強い会計事務所に転職したい方向け

国際税務がやりたい税理士の転職【国際税務と税理士の転職・キャリアについて】

2018.04.13

国際税務に強みのある税理士の転職 おすすめの転職サイトも紹介

2018.09.10
・資産税が経験できる会計事務所に転職したい方向け

資産税(相続・事業承継)に興味のある税理士の転職について

2018.05.26
その他、会計事務所の仕事内容について知りたい方は以下の会計事務所の仕事内容より該当する記事をご確認ください。
会計事務所の仕事内容の記事一覧

一般的な会計事務所へ転職する際の会計事務所の選び方

税理士試験勉強中の方は税理士試験に理解のある会計事務所を転職先として選ぶ

税理士試験勉強中の方は、税理士試験に理解のある事務所で働きたいとお考えでしょう。
実際に、試験前には試験休暇をくれる事務所もありますし、資格取得のための専門学校のお金も補助してくれるところもあります。
税理士試験は10年以上も勉強を続けている人がいることからわかるように、働きながらのケースだと勉強に集中できず合格がどんどん遅れてしまう方も一定数いるのです。
そのため、税理士試験勉強との両立という視点で見ると、税理士試験受験生が働いている会計事務所を選ぶと良いでしょう。
こうした事務所では、税理士試験勉強中の方を応援しているような記載が求人票にありますので、
そうした記載があるかどうかしっかり確認してください。
一緒に働く仲間が同じ税理士試験受験生だとモチベーションにも繋がります。

なお、一部の大手の税理士法人等では試験休みを1カ月近くとれるところも存在しており、
資格取得を重要視するのであればこうしたところに転職すると良いでしょう。

自身でそうした求人を探す時間がないという方や面倒な方は転職エージェントの活用も視野に入れるといいでしょう。
基本的に会計事務所は採用活動を転職エージェント等に丸投げする傾向にあるため、会計事務所の転職に強いエージェントに登録することでこうした求人を紹介してもらうことができます。
転職エージェントに興味のある方は以下の記事も参考にしてください。

会計事務所の転職に強い転職エージェントを紹介!

2018.09.28

年収や給与面から会計事務所を選ぶ

会計事務所は残念なことに比較的給与が低いところが多いです。
特に税理士科目合格者の方や勉強中の方、経験の浅い方はこの傾向にあります。

勤続年数が増えるにつれ年収が上がっていくのは一般的な昔ながらの企業と同じなのですが、
所長自身が事務所の規模を大きくしていくことを考えていない場合は注意が必要です。
事務所の売上が増えなければ所員の給与が増えることはないので、
このような事務所に入所してしまうと、いつまでたっても年収はあがりません。
また、スキルアップも望めないでしょう。

そのため、所長がどういう考えで事務所を運営しているのか、という視点が重要となります。

上記とは対照的に、知名度はそれほどないけど、給与相場が比較的高い会計事務所もありますし、
規模は小さく給与はそこそこだけど、家族的な雰囲気でとても働きやすいという事務所もあります。

規模のみならず、どのような価値観で会計事務所を運営しているかという視点も重要なので、
応募予定境の所長先生の特徴もおさえておくとよいでしょう。

会計事務所の先生はSNS(フェイスブック等)をやっている傾向にあるので、こうしたものを活用して情報収集をしても良いですし、先ほど記載したように、会計事務所に詳しいエージェント等を頼ってもいいでしょう。
ドラフトなどでスカウトを待つのも有りです。

スキルアップの視点での会計事務所の選び方

資格をとっただけでは仕事はできません。
実際に税理士有資格者じゃなくてもいいから、実務経験者が欲しい、という会計事務所も多いので、経験を積むことはとても重要です。
なんだかんだこの業界も実務経験やスキルが一番重要なのです。
そのため、ある程度スキルアップが叶う会計事務所へと転職しないと意味がありません。

未だに親方日の丸的な考えの会計事務所も多く、「教育」なんてこれっぽっちも考えていない会計事務所は多いです。

また、単に補佐的なポジションで人を採用したいだけの事務所も多く、そういうところに転職してしまうとただの書類整理や入力業務しかできず、給料も上がらないしスキルも上がらないしという事態になることもあります。

なので、しっかり教育体制がしかれている会計事務所や育てていく風土のある会計事務所に転職することをおすすめします。

こうした成長できる会計事務所の特徴としては定期的に勉強会を開催していたりします。
人数の少ない会計事務所では、先輩、もしくは所長先生自ら業務を教えてくれるところもあります。

これから先、顧問先としっかりコミュニケーションを取り提案していける人材ならないと生き残っていけないので、
ちゃんとスキルアップできる会計事務所に転職するようにしてください。

勉強中の方は、勉強時間も確保できて実務経験もつめて、スキルアップもできる会計事務所もちゃんとありますので、そうした先を選ぶようにしてください。

会計業界で転職するにあたっての会計事務所の選び方のまとめ

会計事務所業界で転職をする場合、人材ドラフト(求人広告)を使うか、会計事務所の転職に詳しいエージェントに頼るかのどちらかが選択肢として多い気がします。

会計事務所業界に長くいる方は、各事務所の特徴を押さえていたり、面接時の雰囲気でなんとなくこの事務所は良いのかどうか、判断することもできると思いますので、ドラフト等の求人広告サイトの活用でも大丈夫でしょう。

しかし、経験が浅かったり、それほど会計業界の転職マーケットに詳しくないという方は、
一度は転職エージェントから情報を仕入れておいた方が良いと思います。
特に税理士試験勉強中でなかなか勉強時間が確保できないとお悩みの方は、なおさら転職エージェントを活用すると良いでしょう。

必ず税理士試験勉強中の方に理解のある事務所に転職できるとは限りませんが、
それなりに教育や育成、勉強に対するサポートをしてくれる事務所というのは存在しています。

日々の業務と勉強で忙しいとは思いますが、是非一度情報収集してみることをおすすめします。
会計事務所の転職に強い転職エージェントは以下の記事で紹介していますので、是非参考にしてみてください!

会計事務所の転職に強い転職エージェントを紹介!

2018.09.28

転職をご検討中の方へ

転職をお考えの士業の方や管理部門で勤務されている方に向けて、おすすめの転職サイトや転職エージェントに関する情報を紹介しています。 特に士業の方や士業事務所にて勤務されている方の場合、キャリアは独特な方も多いので、転職先の業界や職種ごとに転職エージェントは使い分けた方が良いでしょう。 そうした情報を紹介していますので是非ご覧ください。

資格取得を目指している方へ

公認会計士や税理士、社会保険労務士、司法書士、弁理士などの資格を目指している方、もしくはこれから目指そうとしている方向けに、資格取得に役立つ情報やおすすめの勉強サイト・サービスなどを紹介していますので、是非ご覧ください。