フォレンジック(不正調査)に興味のある会計士の転職

大手監査法人等で監査を業務を行っている会計士がフォレンジック職へと転職するケースは近年増えています。
意外にもフォレンジックを知らない会計士も多かったのですが、
フォレンジックは、企業の不正調査や不正を未然に防ぐ内部統制構築支援など会計士としてのスキルを活かしつつ、経験を積んでいくことでその他の会計士と差別化したキャリアを積んでいくことができるため、一定の人気があります。

不正調査というとITのイメージがありますが、会計士はどのようなフィールドで活躍するのでしょうか?

フォレンジック(不正調査)という分野は、アメリカでは比較的メジャーな分野ですが、日本では比較的新しい分野になります。
近年大手企業の不正が目立っていますが、そうした背景もあり、こうした職種分野が注目されています。

例えばイメージしやすいところでいくと、企業の社内システムに侵入し、情報を書き換え、不正が行われたりというようなことはしばしば起こりますが、
そうした場合、「ログの調査」や「不正に関する診断」等の調査が行われます。こうしたIT周りに関する事項だけ見ても、記載した2つの事項は求められる専門能力が異なるので、複数の専門家が調査にあたります。

会計に関する不正が行われるケースでも、会計に関する知識と場合によってはITやその他の知識まで含めた総合的な知識を持って判断していく必要があります。

フォレンジック業務では、専門領域を持った各プロフェッショナルの方々とチームを組み業務にあたっていくため、まずはどこかの領域に専門性を持っていることが重要となります。

公認会計士の場合、監査法人での監査経験は、専門スキルとして生かすことは十分に可能で、主に会計周りに関する部分(不正会計に関するコンサルティング)に関与することになるでしょう。
ただ、注意していただきたいのが、求められるスキルレベルは監査法人の時と比べるとかなり高いので、転職後は相応のスキルアップは必要になります。
しかし、入社の時点では監査法人経験とポテンシャルが評価されれば十分に転職は可能です。
フォレンジックでの業務経験は非常に大きいものとなり、今後のキャリアにも良い影響になります。

どのようなところでフォレンジック職を募集しているのか?

現在のところ、Big4系のコンサルティング会社での勤務が中心となります。
フォレンジックの分野でもっとも進んでいるのは、デロイトだと言われていますが、各社この分野には力を入れているので、それぞれ話を聞いてみても良いでしょう。

現時点では、まだ比較的新しい分野に位置づけられているため、新たなキャリア・ポジションを得るには良い転職先であると考えられます。
多少スキルに足りないなと思われる部分があったとしても、ポテンシャルが評価されれば採用されるケースも多いです。

ただ、転職を検討する場合、自己応募ではなく、必ず転職エージェントやヘッドハンター等から情報収集の上、転職した方が良いです。
というのも、上記で述べたように、転職後はそれなりに大変な仕事になることは間違いないので、じっくり会計士の転職に強いエージェントから情報収集してください。
エージェント経由の業務説明会等も行われているので、興味のある方はどこかしら登録しておくと良いでしょう。
マイナビ会計士のサイトで、フォレンジック分野に携わる方のインタビューや企業(PwC等)の情報が載っていたので、登録して相談してみても良いと思います。

会計士がフォレンジックへと転職するにはどうすればいい?

大手監査法人からフォレンジックを行っているコンサルティング会社へと転職されるケースは多いので、
転職自体は可能だと思われます。

監査だけではなく、財務デューデリジェンス等の様々な業務経験が活かせるので、経験できるものは何でもしておいた方が良いでしょう。
また、グローバル規模で仕事をすることが多いので、語学力は恐らく必須となることが考えられます。

監査業務経験しかなかったとしても、それなりに語学力が高い方は転職されていますので、ちょっと違った目線でグローバルに活躍したいという方は一度検討してみても良いと思います。

フォレンジックの業務や会計士としてのキャリアがどのように構築していけるのかなど、もっと詳しく知りたいという方は、是非ともこういう新しい分野に挑戦するときこそ転職エージェントをうまく活用してください。

その他監査法人から転職したいけど他にどのようなフィールドがあるのか気になる会計士の方は以下の記事もご参考ください。

監査法人から転職したい会計士が活躍できるフィールドは?~公認会計士の転職事情~

2018.04.05

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