<質問内容>
監査法人に勤務しており転職活動を検討しています。
ただ、業務アサインの都合上すぐに退職することができない状況です。
このような状況で転職活動を行い、仮に内定を頂いたとして、入社まで長い期間まってくれる求人先というのは一般的にあるものですか?
目次
募集背景やポジション、転職先企業によって異なるが比較的長く待ってもらえることが多い
内定から入社までどのくらいの期間待っていただけるものなのか見ていきたいと思います。
企業側の募集背景等にもよりますが、最近は業容拡大による採用が多いということと、公認会計士の業務特性を理解しているところも増えているので、比較的入社までの期間については融通をきかせてくれるケースが多いです。
通年で積極採用している会計ファームや事業会社も増えており、こうした先では良い人がきたら積極的に採用したいと常にアンテナを張り巡らせているので、多少入社までの期間があいても許容してくれるケースが多いです。
こうしたケースでは3か月であれば問題ないケースは多いのですが、半年となると採用側との相談も必要になることもあります。
一方で、急遽人員が必要になったケースやいつまでに人が必要かが決まっているケース(欠員や新規事業に伴う募集等)では、極力早期の入社が求められますので、一般的な期間(内定後1か月~2か月以内程度)での入社が求められます。
例えばベンチャー企業のCFO求人や事業会社での責任者ポジションなどは、比較的採用したい時期が決まっていたりするケースが大半ですし、そもそも人気のポジションだったりするため、難しいことが考えられます。
そのため、拡大中の会計ファーム等での増員募集の求人であれば、入社まで期間があいても大丈夫であると考えられます。
ある程度入社可能な時期がわかっているようであれば、そこに合わせて転職活動を行っていくサポートも可能です。
また、事前に採用側に伝えておくことでスムーズな選考が可能でしょう。
最近では先々の転職をお考えの方であっても問題ないと言ってくれる求人先も多いので、ある程度転職したい時期が決まっているのであれば問題なかろうかと思います。
問題なのはいつ辞められるか目途がつけられないケース
一番問題となるのが、いつ入社できるか目途がつかない方です。
採用側にも採用計画がありますし、入社受け入れのための準備もしていかなければなりません。
いつ頃入社できそうなのかがわからないとなかなか採用されない可能性も高まりますので、ある程度の目途はつけておくと良いかと思います。
入社日調整・交渉も行ってくれるエージェントを利用する
公認会計士に強い転職エージェントを活用することで、こうした入社日までの期間などに関する交渉なども行ってくれるので不安の解消が可能となるケースもあります。会計士の方の場合離職に時間がかかるケースも多いので、特化型エージェントであれば慣れているケースが多いです。
ご自身でこうした調整・交渉をすることが苦手というケースは利用を検討してみましょう。