税理士の職務経歴書の書き方 (サンプル付き)

税理士の職務経歴書の書き方で、お困りではありませんか?

キャリアや実績など、慣れないうちは記入も一苦労ですよね。
それに、誤解や表記漏れ・ミスで不採用になることほど、悲しく悔しいことはありません。

そこで今回は、税理士の職務経歴書の書き方の要点をまとめてみましたので、是非ご参考にどうぞ。

なお、職務経歴書を個別に転職してもらいたいという方は、転職エージェントに相談すると良いです。
彼らは多くの応募書類を見てきているので、意見は参考になります。
転職エージェントが気になるという方は以下の記事でご確認ください。

会計事務所の転職に強い転職エージェントを紹介!

2018.09.28

税理士の職務経歴書の書き方の基本を伝授!

全般的なポイント
★「税理士業務をよく理解している人だけが読むとは限らない」ことに注意して書く
★事業会社志望の科目合格者の場合は、今後の意向・想定キャリアパスについても、予め触れておく(「全科目合格後に独立するのではないか」との疑念を先方に抱かせないため)
▼職務経歴書を読む採用担当は、採用者の社内での役割を考慮しながら読んでいることにも注意する
▼「転職先において、どのような仕事を、どこまで、どの位のクオリティでできるのか」が伝わるよう、工夫する
▼職務経歴書全体の分量目安としては、キャリアの長さにもよりますが、A4用紙で3~5枚前後が理想的とされる
▼担当顧客件数と法人/個人の内訳はどの位か、業種/職種はどのような内容が多かったか
▼決算・税務等の一般業務以外に、特殊業務の経験はあるか
▼守秘義務について
社外秘の名称等は、記載しない、または一部伏せる等した方が良い。

具体的に職務経歴書には何を書けばいい?

記入例を見ながらどのようなことを書けばいいのか解説します。

職務要約(概要)

職務経歴の概要を、目安としては5行前後で記載します。
「簡単かつ明快に」「強みをアピール」してください。

この項目で採用担当の興味を引けないと、その後の部分を読んでもらえない可能性もあるので、注意してください。

職務概要書き方記入例
一般事業会社の経理として3年、中堅規模の税理士法人にて約9年間、法人税務を中心に税務申告書作成、決算業務、●●●●業務を行って参りました。最近は相続税申告及び事業承継などをメインに携わり、●●件以上の案件に関与して参りました。直近の●年間はマネジャーとして、所属部門のマネジメントも経験しております。

職務経歴

まずは、直近のものから経歴を記載します。
時系列順でない理由は、企業の中には、直近の経歴や、直近の退職理由に強い興味を持つ所も少なくないためです。

職務経歴記入例
・○○税理士法人(○○年○月~現在)
・従業員:○○人(うち税理士:○○人)
・使用会計ソフト:弥生会計、TKC、MFクラウド会計、達人シリーズ

担当顧客

最もメインであった顧客から順に記載します。
法人か個人かを分け、それぞれの件数を書きます。
さらに、それぞれの顧客について、資本金・売上高・従業員数を可能な範囲で列記します。

担当顧客記入例
コンサルティング業 (資本金:○万円 売上高:○万円 従業員数:○人)
製造業(資本金:○万円 売上高:○万円 従業員数:○人)
ソフトウエア開発業(資本金:○万円 売上高:○万円 従業員数:○人)

職務内容

一般的に、通常業務とスポット案件などの特殊業務(非定型業務)を分けて記載します。特に特殊業務に関しては、補助的役割でもいいので、関わった特殊業務は逐次メモしておき、転職時にしっかり記入できるように備えましょう。
以下に具体的な記入例を記載します。

職務内容記入例
■一般業務
・月次、年次の財務諸表作成、決算処理
・法人の各種税務申告書作成(法人税、消費税、事業税、都道府県民税、市区町村民税)
・個人の税務申告書作成(所得税・消費税・相続税)
・有価証券報告書・半期報告書(半報)作成・補助
・キャッシュ・フロー計算書および資金繰り表の作成・作表
・税務調査対応
・新人教育担当(各種業務研修、勉強会開催、OJT等)
■特殊業務
▼オーナー企業の事業承継時における非公開株式の株価算定
▼相続関連
・相続税申告(●●件)
・●●申告(●●件)
一般業務及び特殊業務欄では、案件概要(課税資産額・相続および贈与内容(現金・不動産・金融商品・株式など)を記載します。
なお、補助業務の場合は、業務内容と程度を記載します。
具体的には、相続関連業務であれば、例えば、相続税申告・贈与税申告・相続税還付申告・遺産分割協議書の作成などについて、それぞれの件数を列記します。

資格、免許、PCスキル

資格の項目では、税理士試験での合格科目の内訳と、税理士登録の有無をまず記載します。
合格科目を気にする会計事務所は比較的多いため、どの科目をいつ合格したのかまで記載しましょう。

スキルの項目では、PCスキルとしてExcel・Wordは必須でしょう。
特にExcelは、税務・会計分野で使われる程度の関数・マクロ等に関する知識がある旨は加えたほうがよいでしょう。

また、会計事務所希望の場合には、各事務所で使用する会計ソフトが変わりうるため、使い慣れたソフトを伝えてもよいでしょう。

資格・免許・スキル記入例
・○○年12月:簿記論合格
・○○年12月:財務諸表論合格
・○○年12月:法人税法合格
・○○年12月:相続税法合格
・○○年12月:消費税法合格
・○○年○○月:税理士登録
・Word、Excel、Power point

語学力

必要であれば、TOEICの点数や留学経験、業務での外国語使用経験などのアピールポイントを記載します。

・TOEIC:950点
・英語:読み・書き(ビジネスレベル)、会話(日常会話レベル)
・大学在学中イギリスへ留学:〇〇年〇月~〇〇年〇月

自己PRの書き方

自身のアピールポイントをしっかりと記載しましょう。
これまでの業務経験の中で意識して取り組んできたことやそれらを踏まえた今後の目標・決意などを記載してみても良いでしょう。この項目は自分自身のこれまでを振り返ってしっかりと自分の言葉で記載するようにしてください。

税理士の職務経歴書の書き方まとめ

税理士の職務経歴書の書き方の基本について、ご理解頂けたでしょうか?
あくまでも、応募先が知りたいであろうこと、自己アピールに役立つことを優先的に、簡潔に伝えるということを念頭に置きましょう。

要点をガッチリつかんで、他の応募者に差をつけた状態で面接に望んでください。
この記事が、貴方の転職成功の一助になれば幸いです。
なお、税理士の履歴書の書き方はこちらの記事で紹介しておりますので気になる方はご覧ください。

税理士の職務経歴書サンプルダウンロード

税理士向けの転職エージェントの紹介

職務経歴書の書き方に自信の無い方は、転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。
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