税理士・会計事務所の転職マーケットは売り手市場 資格を持っていない人の転職も増えている

税理士の転職先の一つである会計事務所業界は依然として売り手市場が続いています。
新型コロナウイルス以降もやや求人は減少し採用のハードルは上がったものの、依然として採用意欲は比較的高い傾向にあります。
加えて、会計事務所側も労働環境の整備(リモート・在宅での就業環境やITツール導入等)
そのため、新たな領域にチャレンジをしたい方や職場環境を変えたい税理士・税理士科目合格者や会計事務所スタッフの方の転職も増加傾向にあります。
また、最近では会計人材のみならず、ITやWeb等の素養のある方の採用を強化する会計事務所も増えています。

税理士を目指す方が減っている一方で、資格者じゃなくても良いという会計事務所の求人も増えている

分野にもよりますので一概には言えませんが、これまで会計事務所では税理士資格者が欲しいというオーダーが多かったのですが、
最近では、資格を持っていない人でも良いという会計事務所が増えています。

背景としては2つポイントがあり、
1つは、そもそも税理士資格者が取れないから、とにかく若い人を採用して育てていくという方針を取るという方向性と、
もう一つは、会計事務所業務が機械化・自動化される傾向にあるため、
資格の有無よりはITツールやWeb等に強みを持っている方の採用が増えているということがあります。

1つ目の資格者が取れないという背景に関しては、
税理士を目指す若者が減っているということがあげられます。

税理士資格を保有している若手、あるいは科目合格者の若手は本当に人数が少なく、希少価値人材となっています。
そのため、会計事務所としても、そうした方からの応募を待っているよりは、現時点でスキルは足りないが、素養のある方を採用し、
教育していくことで乗り切ろうとお考えの事務所が増えています。

これに関しては、結果的に良い方向に働いていて、
会計事務所側の働く環境や教育制度も整ってきており、早めに動いていた事務所様等では結果的に募集も増え、働きやすいということで定着率も上がり、
良い方向に動いています。

2つ目のITやWeb等の素養のある方を採用するということに関しては、
顧問先が様々な自動化ツールやクラウドソフトを入れ始めていることにより、
会計事務所側もそれらに合わせてITやWeb等の最低限の知見が必要になってきています。

簿記や会計の知識を覚えてもらうより、ITスキルを身につけさせる方が難易度が高いということもあり、
逆にIT等のスキル素養の高い方を採用し、会計知識をつけてもらい、
自事務所のIT化や顧問先の対応、サービス強化等を行っているところもあります。

税理士もある程度IT技術等に対する理解は必要になりますが、
一方で単純業務が簡略化されたことにより、本来の税理士としての業務に集中できる環境が整っている事務所も増えており、
そうした事務所への転職を希望される方も増えています。

「本来の」というと語弊があるかもしれませんが、コンサルティングや仕組みづくりなどの提案業務に集中できるようになり、顧問先の満足度が上がっている会計事務所も増えています。
これから税理士に求められるのは、税理士としての知識も必要なのですが、それらをアウトプットして仕事をこなすコンサルティング能力やコミュニケーション能力だったりします。

そうしたコミュニケーションがとれる税理士の方はどこでも転職できる市況となっています。
逆に、税理士資格を保有していても、コミュニケーションが弱い方の場合、売り手市場とは言え、転職は難しくなっていくことが予想されますので、
今のうちからそうしたスキルを磨くために、職場環境を変えてみたり、新しいことにチャレンジしてみると良いでしょう。

税理士であれば事業会社の経理に転職するという道も有り

最近、一般企業の経理職は人手不足が続いており、経理人材の募集は増えています。
決算業務や連結がわかる人材というのは意外と少ないようで、そうしたポジションに税理士の方が転職されるケースも増えています。

事業会社の経理への転職は過去は比較的難しかったのですが、現在の市況ですと簡単とは言いませんが、かなり募集が増えておりますので、
新たなフィールドでの活躍をお考えであれば、転職先の一つとして検討してみても良いでしょう。

なお、
会計事務所や事業会社含め、転職をするのであれば、転職エージェントの活用をおすすめします。
まず、会計事務所の職場環境に大きく差が出始めているので、
会計事務所の情報に詳しいエージェントからどのようになっているか、情報収集しておくことをお勧めします。

また、事業会社への転職に際しても、会計業界とは大きく慣習や雰囲気が異なりますので、
このケースでも一度は相談しておくべきでしょう。

どのような転職手法をとるにしても、しっかりとした情報収集(企業や事務所の内情など)は行ってください。

一応下記にも、会計事務所へ転職するのにおすすめの転職エージェント・転職サイトを絞ってまとめておきますので、
気になる方はご参考ください。

資格を持っていない人にもおすすめの会計事務所の転職サイト
最速転職HUPRO
※AIと膨大なデータを用いて、あなたに合う転職先をスピーディーに紹介してくれる転職サービスです。
簿記3級レベルの方から有資格者まで幅広い層に対応しているため、経験の浅い方が利用するにもおすすめです。
キャリアやスキルに関するデータだけではなく、残業時間や休日日数等のデータも分析しているため、様々な希望に合致する求人が簡単に見つかります。ここ最近では会計事務所への転職ではもっともおすすめのサービスです。

エルキャリ
※税理士資格は持たなくとも科目や簿記2級レベルをお持ちの方の転職支援は豊富です。
エージェント自身が会計業界で働いた経験を持つためしっかりサポートしてくれるでしょう。

MS-Japan
※会計業界で転職をお考えの方であればほとんどの方が知っているのではないかと思います。
古くから会計業界で転職支援を行っているので、情報もたくさん保持しているのでおすすめです。
簿記レベルの若手から税理士資格を保有するベテラン・プロフェッショナルまで広く対応が可能です。

なお、2019年の会計事務所・税理士の転職マーケットについて解説した記事もございますので、転職マーケットが気になる方は合わせてこちらもご覧いただければと思います。

その他、税理士がどのようなフィールドで活躍することができるのか興味のある方は以下の記事もご参考ください。
税理士が転職して活躍できるフィールドは?税理士の転職先と転職事情を考える

現在の転職市況であれば、様々な経歴の方の転職が可能です。
税理士資格者はもちろんのこと、これから会計業界にチャレンジしたいという方や逆に会計業界から出たいという人まで含め、本当に転職がしやすい状況です。

何かにチャレンジするにはとても良い市況ですので、この機会にあなたの希望を叶えられると良いですね!

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株式会社インテグラルベース士業Job運営事務局編集部
会計士・税理士等の士業の転職支援に精通したメンバーが執筆・監修しています。また、記事は内容によって公認会計士資格者・税理士資格者等の国家資格者や監査法人・会計事務所での勤務経験のあるメンバー等に執筆・監修をお願いしています。 一般的な職種の転職とは異なり、各資格ごと、各士業事務所ごとで転職事情やキャリアパス、志向性が大きく異なっており、士業が事業会社の経理や人事等の管理部門への転職を希望されるケースも多いことから、士業事務所領域だけでなく幅広い視点でのキャリアについての解説を行っています。
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