2021年の会計事務所の転職市場はどうなる?

2020年までの会計事務所の転職マーケットは超売り手市場で2020年以降もこの傾向は続いていきそうだと考えられていました。
ただ、新型コロナウイルス以降、やや採用意欲は低くなっている会計事務所も増えており、これまでのように誰でも採用する、といったスタンスではなくなりつつあり、それなりに厳選する動きも出てきています。

50代、60代の転職も多い業界ですが、一定の経験やスキルをもった方であれば依然として需要は高いものの、スキル・経験のない50代以上の方はやや転職が厳しい状況になっていくことが懸念としてはあります。

一方で、税理士試験受験者数・合格者数も大幅減(若手)が続いており、税理士試験受験者のボリュームゾーンは40代以上という状況からわかる通り、税理士を目指す若手が減少していることから、20代や30代前半若手の会計事務所業界の転職市場は一応売り手市場であると考えられます。

ただ、転職しやすくなっているものの、ミスマッチによる早期退職は2016年あたりから特に増加傾向であり、会計事務所側も採用した方が離職しないよう事務所内部の体制を整えたり、自事務所の特徴に関して情報発信を強化している傾向にあることから、2020年は採用もさることながら定着という部分において改善がなされていくことが考えられました。
そして、コロナの影響により急ピッチに事務所内の環境が整えられていったところも多く、結果的に多くの事務所が働きやすい環境が出来つつある(作る意識を持ち始めた)状況です。

ただ、こうした状況でも変化しない事務所もそれなりにあり、在宅・リモートワークへの対応にも差が出てきており、そうした部分で転職者が出るケースもあります。

会計業界での転職をお考えの方にとっては、自身が希望する環境へ転職するにあたりどのような転職マーケットになっていくのか気になるところかと思いますので、2021年の会計事務所の採用事情について考えていきたいと思います。

20代、30代前半の税理士・税理士科目合格者はどこにでも転職できるというくらいハードルは下がっている

一般事業会社ではコロナ以降求人は減りましたが、会計業界は今のところ採用意欲は強い業界であると言えます。

少々オーバーな記載の仕方になってしまいますが、感覚的に20代であればどこにでも転職できるのではないかと感じるくらい売り手有利な状況は続いていると言えます。
採用のハードルが比較的高いBig4税理士法人等でも2科目前後の合格でも採用されるケースはあり、ある程度若くて意欲のある税理士・税理士科目合格者の方であれば希望を叶えやすい転職市場となっています。

これまでは現在お持ちのスキルや経験値がとても重要視されていたのですが、冒頭に記載した通り、税理士を目指す若者が減少している点等をふまえ、各会計事務所では少々スキルが足りなくても育てていくという考えを持っているので、意欲・やる気次第ではあらゆる会計事務所への転職を実現することが可能でしょう。

そのため、キャリアアップ・キャリアを伸ばしていきたいとお考えの方にとってはとても良い転職市況がやってきており、2019年も引き続き採用状況は好調となると想定されます。

また、ワークライフバランスを始めとして職員が働きやすい環境づくりに取り組む会計事務所も増えているため、長く安定して働ける職場を探している方にも徐々に良い傾向となってきております。

ただ、良くはなってきているものの、ご存知の通り、会計業界はまだまだレガシーな業界であり、相変わらず古い考えを持った会計事務所もたくさんあります。
そうした事務所に転職してしまってはキャリアアップどころか働く環境もあまり良いものとは言えませんので、情報収集はしっかり行うようにしてください。
大手税理士法人や中堅規模以上の会計事務所への転職をお考えであれば大きな問題はありませんが、10名未満の小規模会計事務所への転職の場合は特に注意しましょう。

心配な方は転職エージェントに相談するのも一つの手ですが、最近では膨大なデータとAIを活用してあなたにマッチする会計事務所を紹介してくれるサービスも登場しておりますので、そうしたものを活用することでミスマッチが防げるようにもなってきているようです。
下記の記事でそうしたものも含め、会計事務所の転職サービスを紹介しているので興味のある方はご確認ください。

税理士の転職サイト・エージェントを紹介!

会計事務所に転職する上で求められるスキルが変わっていく可能性はある

近年AIやRPAの活用が進んでおり、所謂単純作業と呼ばれる事務作業は機械化が進んでいます。
2021年以降の会計事務所業界は、より一層自動化・機械化の流れが進んでいくことと思います。

会計業界は比較的テクノロジーに疎い傾向にあり、まだまだ課題は多いものの、記帳代行業務等の単純作業は各会計ソフトメーカーが有効なツールを提供していることから、2017年あたりから効率化が進んでいます。

一般的な中小規模の会計事務所が行っている業務は、ただの事務作業であることが多く、記帳代行や申告業務しかやっていないような会計事務所は誰でもこなせるようになることから今後は淘汰が始まっていくことでしょう。
実際に会計業界はM&Aが盛んにおこなわれており、統合し、総合化して大きくなる会計事務所が増えています。
また、少数精鋭で高度な専門サービスを展開する会計事務所も台頭してきており、コンサルティングを始めとしてより付加価値の高いサービスを展開する会計事務所が増えてきている印象です。

徐々にではありますが、会計業界でも変化が訪れてきております。

こうした中、最近では税理士資格者ではない人材を採用する会計事務所も増えており、ITリテラシー等が高い人材を重宝する会計事務所も出てきており、こうしたITで自動化できる作業は別の人間が行い、税理士はその専門知識を活かした高度な業務を行っていく傾向にあります。

そのため、単に資格を持っているというだけではこの先は厳しくなっていくことは間違いありません。

今すぐに状況が一変してしまうということはないと思いますが、先のことを見据えてより税理士としてレベルの高い業務ができるようになるにはどのような会計事務所で働けば良いのか?しっかり考えると良いでしょう。

幸い現在は会計事務所の転職市場は超売り手市場であり、高度な業務にチャレンジできる環境へと転職するにはチャンスの時期となっております。転職を検討しているという方は、転職エージェントや活躍している身近な先輩等から意見を伺い、キャリアについて考えてみると良いでしょう。

会計事務所の転職マーケットは売り手だが今後の変化に気をつけよう

今のところ、一般企業と比べると会計業界の転職市場は売り手市場と言えるため、転職自体は比較的しやすい状況が続きそうです。
しかしこれまで述べてきたように、会計業界で求められるスキルが変わっていく傾向が見えてきており、単に事務所にこもって事務作業だけしていたいとお考えの方には逆に厳しくなっていくでしょう。

税理士を目指した方にお話を伺うと、営業がやりたくなかったから税理士を目指した、という方が一定数いるのですが、今後は対人業務は避けて通れなくなる可能性があります。

事務作業がAI等にとって変わられるのは時間の問題であるため、この先はコンサルティングや経営者の悩みを解消するためのヒューマンスキルも重要な要素になってくることが予想されるからです。

営業マインド、とまでいかなくとも、お持ちの税務や数字を分析するスキルを活かして提案がしていける税理士を目指す必要はでてくるものと考えられます。
すぐに状況が一変することはないと思いますが、やはり先を見据えたキャリア形成をお考えになることをおすすめします。

ちなみに、現在、会計事務所業界のみならず、人材採用・転職業界でもAIの活用が進んでいます。
これまで自身で求人サイトで求人を探したり、エージェントに相談してあなたにマッチした求人先の紹介を受けるのが一般的だったかと思いますが、
最近は膨大なデータとAIを活用してあなたの希望や潜在的な要望を叶えてくれる転職サービスも出てきています。

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求人を探すだけでなく、転職活動にかかる手間も大きく削減でき、忙しい方や子育て等でなかなか自分に時間がとれないという方が効率的に転職活動をするにも良いでしょう。

単にAIによるマッチングを行うだけでなく、メールや電話、Line等で会計事務所の転職に詳しいエージェントに転職相談することもできるため、相談したい人にもおすすめです。

この機会に最速転職HUPROを試してみてはいかがでしょうか。

その他、具体的に転職を考えているという方は以下の記事で転職サイトやエージェントについてまとめておりますので、ご参考ください。

税理士の転職サイト・エージェントを紹介!

会計事務所や税理士の転職市場を知るのに役立つ記事

当サイトでは会計事務所や税理士の転職市場に関する情報を多数配信しておりますので、興味のある方は他の記事もご参照ください。

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